ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

進化するコンビニ

2006年01月09日 13時10分53秒 | 生活

前回はコンビニのレジ打ちのことを書きましたが、
今回は客が入ってきた時の挨拶について書きます。

コンビニって、
客の僕らにはわからない
店員の掟がいっぱいあるような気がするのです。
たとえば入り口のドアを開けたとき、
店員は必ず声をかけてくる。
どんなに忙しそうに作業をしてる時でも、
とってもヒマで店員同士の話が弾んでる時でも
必ず声をかけてきます。
「いらっしゃいませ~」とはっきり言う店員もいれば、
面倒くさそうに
「しゃっせー」とつぶやくように言う店員など様々ですが、
とにかく声をかけてくるのです。
あれはやっぱり店員は
必ず入ってきた客に声をかけなければならないという
掟のひとつなんでしょうな。
「いらっしゃいませ~」はきっと
「あなたが来たのはちゃんと確認してますよ」
と客にわからせる意味なんだと僕は踏んでる。
だって店員がよそ見をしているときに、
そ~と入っていって「しめしめ、今日は気づいてないぞ。」
と思っても、
ほどなく「しゃっせ~」と店員のつぶやく声が聞こえてくると
「やっぱり気づかれたか~」と思ってしまう。
すると背後からいつも見られているような気がして、
行動が制限されてしまうのです。
たとえば、
手前においてある賞味期限が近い商品を押しのけて
あからさまに奥の方の新しい商品をひっぱり出したり、
ぬれおかきのぬれ具合を
ちょいと指でおして確認してみたりするのを少し遠慮してしまう。
ましてやエッチ本の袋とじを
底からのぞきこんでみたりしようもんなら
帰ってから店員同士で
「袋とじを必死でのぞきこんでいたねえ」
などといって笑われてしまいそうじゃないですか。
笑われるだけならいいけど、
家族の者が別の機会にコンビニに行ったときに
「お父さん、この前エッチ本を必死に見てはったで」
などといわれると、
世帯主の権威がた落ちやもんね。
(念のため言っておきますが、
私はそんなことはしたことはありませんよ、へへっ)

ま、実際店員に見られていると思うと
そういうところをちょっと遠慮をしてしまいますから、
来客への声かけはそのへんが狙いなんでしょうな。

あ、そうそうエッチ本といえば、
このごろ一部の本を立ち読み防止に
透明なテープで閉じてあるよねえ。
一見わからなくて、
手にとってから開けられないことに気がついて
バツの悪い思いをしたことはありませんか、
そこのあなた!(って誰やねん)

まあそれはさておき、
なぜ、今日コンビニシリーズなのかと言いますと、
夕べ今年5回目のコンビニ訪問をした時にこんなことがあったんです。
年末年始はきっと特別勤務体制になっているんでしょう。
先日まで見慣れない若い店員がレジにいて、
「いらっしゃいませ~」も
「とざいます(ありがとうございますの略です。念のため)」も
ぎこちなかったのですが、
昨日からいつもの馴染みの店員さんが入っていたのです。
そう、この人が我が家の家族構成を知り尽くし、
犬の名前まで知ってる店員さんなんです。
2年前くらいに店員になったこの人、
こちらは名前もわからないし
年齢も不祥、性別は多分女性という人で、
配属された当初は普通にレジで
「ありがとうございます」と言ってたのが、
そのうち「いつもありがとうございます」と
「いつも」が付くようになり、
近頃は「あれっ?今日はパンはよろしいんですか」
と人の買い物にケチまでつけてくる始末。

大きなお世話じゃ!

などと言えるはずも無く
「は、はあ昨日のがまだあるんで」
と言い訳したりする自分が悲しい。
このように我が家の食卓事情も流出してしまっているのですな。
そして夕べもドアを開けるなり、
作業を中断して飛んできて、
「あけましておめでとうございます。ことしもよろしくお願いします。」
と深々と頭を下げるのです。
僕もつられて頭を深々とさげ、
挨拶をしたのは言うまでもありません。
これは声かけというより
もはや

れっきとした知り合い間の挨拶

そのうち、お中元や
お歳暮をいただいたりなんてことは
ないか、やっぱり。

それにしても店員の声かけといい、
エッチ本のテープ閉じといい、
コンビニ文化は着実に進化してますな。