ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

三輪山でのこと

2006年01月14日 00時40分47秒 | 最近の出来事

先日の友達との会話。
「初詣、どっか行った?」
「会社の人と三輪山に行ったよ」
「ふ~ん、良かった?」
「え~とね、山芋がひと山300円で売られてたよ」
え~、

すわんびゃくえん!安い!

山芋好きの僕には、飛びっきりの朗報だ。
これは行かなくてはなりませんな。
ということで
早速、正月明けの休日出勤の代休をとって出かけてみることにした。
もちろんそれだけで行ってみたくなったわけではない。
いくら山芋が安くても、
交通費を考えたら全然割に合わないもんね。
山芋にメがなくてもそれくらいの計算はできるわな。

前に三輪山に行ったのは
もうかれこれ10数年前で、
その頃まだ小さかった息子を連れて、
初詣に行ったっけ。
そうめんも食べたなあ。
そんな懐かしさに加えて、
三輪山背後の山の描写が神秘的だったのが印象的な、
「神火(かむなび)」という本を
2年くらい前に読んだことがあり、
是非もう一度行ってみたいとかねがね思っていたのだ。
こんな風に読んだ本がきっかけに
出かけてみるというのが
僕にはよくある。

職場から第2阪奈道路を使用すると、
あっという間に着いた。
これは昔にはなかった経路だ。
昔は西名阪道を通り、
お参りの人でにぎわう天理を抜けて行った記憶がある。

現地に着くと、
松の内とはいえ平日であるにも関わらず、
周辺道路は駐車場に入る車で渋滞していた。
大型バスも来ている。
さすがに日本最古級の神社だ。
参道入り口近くの無料駐車場に何とか車をとめて、
早速出店が建ち並ぶ参道へ。
あった、あった大きな山芋が3つずつ入って500円。

ん?500円。

話が違うぞ。ふ~む。
でもま、いいっか。500円でも安い。
スーパーなら確実に1000円はする品物だ。
山芋の入ったザルを手にとって、重さをチェック。
当然一番重い商品を購入したのは言うまでも無い。

とりあえず荷物になるので
車に置きに行こうと歩いているときに事件が起こった。
たこ焼き屋さんの前を通ろうとした時だ、
店の横にあったバケツがひっくり返って足元に水が・・。

濡れた。

お姉さんが慌てて「ごめんごめん」といって出てきて靴を拭こうとするので、
そこは紳士ぶって「ええよ、ええよ」と手で制してあげた。
そしたらちょっと待ってなーといいながら、
手早くたこ焼きを船に入れ始めたではないか

で、一方的に
「マヨネーズは?」と聞くので、
いつものギャグ「キューピーで」
と云ってあげたら結構ウケた。
奈良の人はまだスレてないようですな。
しかし、僕がたこ焼き嫌いだったらどううするんやろ
と心配するくらいの強引さにはおそれいった
でもよかった
、僕はたこ焼き大好きですから
お詫びにといただいたそのたこ焼きを、
店の横のパイプ椅子に座って食べることにした。

お姉さんは、さすがに客商売
話がとても好きそうだ。
正月にバスで来た福井の人が、
バスの出発に間に合わず置いて行かれた話や
毎年来る人と顔なじみになってる話なんかを聞かせていただいた。
僕も来年は、顔を覚えてくれてるかなあ。
しかし、その時に食べたたこ焼きが熱くて、
ロハやからと喜んで食べたおかげで口の中を火傷してしまいましたわ。
ほのぼのした時間をすごせましたが、
靴は濡れるわ、口は火傷するわで、

考えたら散々ですやん。

参道のそんな事件で手間取りましたが、
もちろんお参りもしましたよ。
神社のお参りで楽しみにしているのが、絵馬だ。
昔から絵馬を見るのは好きでした。
そこに書かれたいろんな人のいろんな願い事を読んで、
その背景を想像するのです。
これは、創造力の養成にもなるんですよ。
たとえば、
「□□さん(男性の名)が幸せになりますように。○○(女性の名)」
なあんて書かれた絵馬があったら、
もうそこにしばらく立ち止まってしまいますね。
「ふむふむ、二人は別れたばかりの恋人なんでしょうな。
結婚の約束をしていたのに
○○さんは会社社長である親が決めた相手と
無理やり結婚しなくてはならない羽目に。
その相手は大切な取引会社の専務の息子。
それがまた、バカ息子で
仕事もせずにマラソンばかりやってる・・」
ん?雲行きが怪しくなってきたぞ。

ま、そんな具合に想像力を働かせるわけですわ。
で、参道の横にかけられた絵馬を
どれどれと手にとって見て、愕然とした。
絵馬のひとつひとつに願い事の面が読めないように
シールが張られてあるのです。
こ、これは、

まさに情報保護シール!

このミスマッチな状況にしばらく唖然としながらも
遠のいて行く意識を引き寄せてなんとか持ちこたえ、
あらためて周りを見回してみると
横の柱にこんなことが書かれていた
「この絵馬ははプライバシーの保護のため、
祈願者自らがシールを貼っています」

とうとうここまで来たか!

って感じじゃありませんか。

でも神社内には、参拝者が誰でも書ける巨大絵馬が
おかれていて、こっちではとても楽しませていただきました。
ほんでもって、マジックペンもおいてあったので、
残り少ないスペースに願い事もしっかり書いておきました。

三輪山には他にも病気の神様、
学問の神様もおられ
内容はここには書けませんが
願い事をいっぱいしてきました。
ちょっと欲張りだったかと思えるほどね。

以上、三輪山参りのお話はここまで

明日から2日間、僕はまた遠方へ旅に出ます。
その報告はまたこのブログで。

近日上演!乞御期待。再見。