世界水泳が
メルボルンで開催されている。
見ていると
本当に早い選手は
体型も非常に美しい。
陸上競技に比べて
体全体に
とても美しい筋肉がついている。
広い肩幅
逆三角形の上半身。
それにムチのように
しなる体と足。
しかも顔まで
水の抵抗が少ないような
細長く
精悍な
形をしている。
この水泳という競技、
歴史はかなりあるはずである。
その昔、
「まえはたガンバレ!」と
アナウンサーが絶叫した大会なんかは、
多分、ワシらが生まれる前に
開催されたはずである。
それほど長い歴史がある大会なのに
最近、毎回と言っていいほど
世界記録が誕生している。
今回も
フェルプス選手が
従来記録を1秒以上上回る
大記録を作った。
日本新もいくつか出たようやし。
これは何故なんだろう。
世界新なんて
そんなに簡単に出るのかなあ。
陸上競技やったら
そんなに出ないやろ。
ちなみに
2006年に更新された世界新記録は
男子では
110mハードルのみ
女子では
5000mとハンマー投げの二種目だ。
最古の世界記録になると
男子では
21年前のハンマー投げ
女子にいたっては
800mの世界記録が
24年間残っている。
陸上の世界記録って
それくらい
出にくいもんなんや。
ところが水泳ではポンポン生まれる。
もう、まるで
10年前の世界記録やったら
今は小学生が泳いでいる
そんなレベルなのかもしれませんな。
マークスピッツ
・・・
イアンソープ
ファンヘンホーヘンバンド
と、大会ごとに
怪物というスイマーが現れ
過去の怪物の
記録をどんどん塗り替えている。
また次も塗り替えられると思うと
全然怪物と違うやん。
ていいたくなるよなあ。
ワシが
比較すべき種目を
間違えているのかも
しれんけど
それを差し引いても
スイムでは世界記録がどんどん
塗り替えられていってるのはたしかや。
そこで原因をいくつか考えてみた。
1つは
科学的トレーニングの進歩。
水泳は体力的なものも
あるけど
技術的なところによる部分が多い。
ま、わしのようなド下手なスイマーと
比較するのもなんやけど
実際、
トライアスロンのレースに出ていても
体力的にはどう見ても負けんやろ
というような選手に
スイムでそれこそ大きく水をあけられてしまう。
技術面の比重が大きい
だからこそ
科学的トレーニングが進歩
することで、技術が向上し、
記録が伸びてるんだろう。
もうひとつは
底辺の拡大だ。
世の中の健康ブームを反映して
水泳は体に優しく、
健康にすぐれたスポーツとして
挙げられることが多い。
そのため
誰でも気軽に
そして気候に左右されずに
泳げる室内プールが
増えたために
スイム人口が増えているのだろう。
わしらが子どもの頃は
学校のプールさえ満足になく
夏に市民プールで泳ぐくらい。
(わしはカナヅチでしたが・・・)
今は、学校のプールは
当たり前で
室内プールも
民間施設を入れれば
わしんとこの市でも
2箇所ある。
底辺が広がれば
頂点が上がるのも道理である。
そんなふうに
素人ながらに仮説を立ててみた。
全く的外れの仮説かもしれないが
いずれにしても
根本は水泳というスポーツが
まだ発展途上にある
という印象は拭えないのだ。
長々と書いたが
結局言いたかったのは、
もっと科学的に
分析しながら
きちんと練習したら
こんなワシでも
発展途上で、まだまだ
早く泳げるようになるはずや
ということなんですぅ。へへ
おあとがよろしいようで