今年も「むかご」が実をつけた。
何年か前、山からいただいてきた
むかごを庭に撒いたら
一株が根を出して
我が家の庭に定着したのだ。
むかごを「実」というのは
本当は不正確で、
正確には、栄養繁殖器官というらしい。
蔓(つる)のところどころにある
葉の腋に、2,3個の
珠芽をつけ、熟したら地面に落ちて
発根し新たな固体となるからだ。
その珠芽を「むかご」というのだ。
写真はごちゃごちゃしていて
どこにピントがあっているのか
わかりにくいけど
中央やや右寄りに
ぼーっと写ってる茶色の物体がむかごです。
ちょっと田舎に行けば
ざるに入れて
一山500円とかで
売られていたりする。
これをごはんに入れて
炊き込んだものを
「むかごめし」と言い
秋をあらわす季語となっているが、
本当においしい。
この小さいむかごの中には
ヤマイモの香りとコクが凝縮されているようだ。
ま、買ってきても同じ味なのだが
やはり自分の家の庭で収穫されたものとなると
また特別な感慨もあるのだよ。
今日は今年第1回目の収穫。
蔓を大きく揺らすと
おいしそうに熟したむかごが
ポロポロ地面に落ちてしまうから、
静かに収穫しないといけない。
というのも、落ちて発根して
狭い庭にヤマノイモに
繁殖しまくられても困るしな。
そうして、そうっと収穫した
今日の分は、これだけ
ひと秋でだいたい、この4~5倍くらいの
収穫がありまっせ。
明日のだんじり試験曳と
来週の祭り本番がすんだら
また第2回、第3回の収穫をする予定です。
そして、そのうち
大きく育った根っこを
掘り起こしたときには
また、報告するとしよう。