ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

雨の休日

2008年11月08日 22時23分54秒 | 生活
午前の仕事を終えて
山に走りに行ければと
思っていたのじゃが



仕方なく、病院へ行き
スーちゃんのお相手をした。
彼女も最近はようやく自力で
ベッドから車椅子に
移動できるようになった。
スーちゃんも頑張っているので
わしも頑張ろうと、その後
ジムに行った。
小一時間走ってから、
ウエイトをたっぷりしたよ~。
う~ん、きしむ筋肉が
心地いいぞ~。
たまにはこういう刺激もいいもんじゃね。
そして
心地よい疲れに包まれて
とっぷりと風呂に浸かったよん。

今日は肌寒かったから
ほっこり暖かくなった体が気持ちよかったなあ。

帰りに図書館に寄った。

探したのは「大人のための自転車通勤読本」。
残念ながら無いようじゃったなあ。
とりあえず、つなぎに何か読むものはと考えて、
ふと思い当たったのが、
毛色はまったく異なるが

「源氏物語」。

(嗜好がいささか分裂気味じゃな。

この物語は、
今年で生誕1000年を迎え、
千年紀として各地でさまざまな催しが
行われているようだ。
パリで舞台の公演が行われたり、
ゆかりの地である宇治市では
市を上げてのイベントが繰り広げられたりと、
最近はとても「源氏物語」の名をよく耳にする。
昨日もNHKで宇治市のゆかりの地を
訪ね歩く番組をしていたなあ。

しかし、名前は知っているものの、
この物語のことで知らない部分はとても多い。
いや、ほとんど知らないといっても過言ではないだろう。
そもそも主人公とされている
光源氏が何者かさえ
ちゃんと語れる人は少ないのではないだろうか。

そこで、少しかじってみようと思い、
図書館であたってみたら、
これが非常に壮大なドラマのようだ。

光源氏生誕から12歳までをえがいた

「桐壺」

から始まり、源氏52歳の一年を書いた

「幻」

を経て、

「夢浮橋(ゆめのうきはし)」

までの
54帖にわたる大長編なので、
全部を読むのは大変じゃ。

そこで、
わしと同じ52歳のときの一年を描いたという
第40帖の「幻」を読んでみた。

紫の上を前年になくし、
呆然とすごした一年の中で、
光源氏が
今まで以上に美しく光り輝く様になったこと、
出家に向けて、
新しい出発のときを迎えようとする日々が描かれている。

途中の40帖から読んだので、
何のことやらさっぱりわからん部分もあるが、
漠然と、
なくすことで得ることもあると
言わんとしているのじゃないか、
そんな気がした。

新説かな?

物語はこの後、41帖

「雲隠(くもがくれ)」

に続いていくはずなのだが
この41帖
中身の文章がなく帖名だけが残されている。
なぜ、中身がないかというと、
この帖が主人公の死を描いたもので、
これを読んで
悲しみのあまり命を絶つ人が多かったことから、
時の為政者が封印した
という説があるらしい。
そしてこの41帖が
今もひそかにどこかに眠っている
という話しもあるから面白い。

物語はこのあと、
源氏の子孫たちの話に移っていく。
45帖から54帖までは
特に「宇治10帖」と呼ばれ
昨日のNHKのドラマは
この10帖のゆかりの地が
次々と出て来て見ごたえがあったな。

物語が尻切れトンボ気味なので、
このあとまだ6帖あって
源氏物語は全部で60帖だ
というまことしやかな説や、
人の世の移り変わりは
延々と続き、
完結はないとしている説など
さまざまあるが、
どれも決定的な見解ではないらしい。

1000年の時を経て
今なお王朝の男女のロマンの香りを
プンプン放つこの物語。
もう少しかじってみたいと思っている。

ーここからは少し宣伝。

源氏物語は1000年だが
それよりもはるか昔の人々の
営みの痕跡が伺えるのが
わしの近所にある遺跡公園。

明日、ここで我が町会主催の
フリマを開催します。
時間は10時頃から
3時頃まで。
掘り出しもんがあるかもよ~。

そうそう、ダンジリもでます。

わしは駐車場で
車の誘導係なんじゃがね。

こぞってご来場くださ~い