このブログでスーちゃんといえば
そう、ただ今施設で
ショートステイ中の
doironの実母。
だが今日は違う。
一世を風靡したキャンディーズの
向かって右端で歌って踊っていた
あのスーちゃんだ。
doironがちょうど学生の頃だ。
下宿にはテレビもなくて、
新聞もなかったのに、
彼女のことをよく憶えている。
それは、いつも行ってた
町の中華料理屋の
油でコテコテになってたテレビで
みていたからだ。
大学3年の頃に
友達となけなしの仕送りを
やりくりして
その中華料理屋で
ビールを頼んで
解散コンサートの様子を見た。
その頃は、ピンク・レディも絶好調で
あの名曲?「UFO」も
確かこの頃だった。
友達は、圧倒的にスーちゃんと
けいちゃんのファンだったけど、
doironはミキちゃんとミーちゃんがいいという
ちょっと変わり者でした。
「普通の女の子に戻りたい」という
キャンディーズの解散フレーズは有名だ。
ちっ!今にして思えば
doironも昨年末のあの出来事のあと
トライアスロンを卒業する時に
「普通の男の子に戻りたい」と
宣言すればよかったぜ!
と、今とても後悔している。
そんなスーちゃんが亡くなった。
永遠のアイドルも
あの卒業時の言葉どおりに
やはり普通の女の子だったんだねえ。
同じ時代を生き、
同じ世界を共有した
同じ世代の人が
亡くなるというのは
わが身に照らして考えてしまい
無性に寂しいものだ。
彼女はdoironより
約三週間後に生まれて
先に逝ってしまったわけである。
平成元年に公開された映画
「黒い雨」
その中で彼女は主役
「高丸矢須子」を演じ、
日本の映画賞を総なめにした。
その映画の中で
矢須子はこう言ってる。
「死ぬために、生きているのではありません」
そう、ひとは生きるために生まれて
きたんですね。
約20年もの間
病気と闘い
懸命に生きていたあなたは
紛れもなく
死ぬために生きたのではなく
生きるために生きた人そのものでしたねえ。
ひとつの時代が
あなたと共に終わったと
思う人も大勢いるでしょう。
人生の転機を迎え、
新たに歩を進めようとしている
doironだってそうです。
生きて、生きて、生き抜かねばね。
それでは、スーちゃん
安らかに!ご冥福をお祈りします。
合掌
P.S.
我が家のスーちゃんも頑張ってます。