ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

丹後方面カニ歩きツアー2

2020年01月13日 21時11分25秒 | ウォーキング

まずは天橋立文殊様におまいりです。



この天橋立は、ここで龍神が
暴れていたために、
天神7代と地神2代が
9代かけて天橋立を築き、
文珠菩薩を招いて
それを鎮めようとしたそうだ。

なのでこの地域の事は、
昔は「九世戸」と呼んでいたそうだ。



へ~でもこの天橋立を
龍神としてとらえたんではなくて、
龍神がいてこれができた
という話なんですか。
まあ言い伝えはいろんな形で残っています。

この九世戸を雪舟が描いた図がこれです。



国宝なんですね。
とても大きい絵で
畳一枚分くらいあるそうです。

今日歩くのはこの図の左側の
森の中にある文珠様のいる
日本三文殊のひとつ知恩寺から
天橋立をすべて歩いて渡り、
右側の山の上にある
成相寺までのコースとなります。

まずは文殊様をお参りに行きましょう。



ここは「九世戸の文珠様」とか言われています。
本尊の文珠菩薩は秘仏とされていますが、
正月三が日、1月10日、7月24日
の年5回開帳されます。
この時はまだ建物の中の方に
ひっそりとおられます。

「どうか無事に歩けて、
今夜のカニがおいしく
食べられますように」。

おがんだ後は、触ると知恵と
知識が備わるという力石を触り、

 


石造の地蔵菩薩も眺め、



こんな1700年頃の絵にも
描かれている「知恵の輪」と
いわれる灯篭を眺めたりしながら、



門をくぐって天橋立本体の方に向かいます。



この日は地元の有志の人たちによる
天橋立の掃除が行われていました。
こどもも含んだ様々な年代の
人々がわんさかおられます。
ああこうしていつも大事に
されているんですねえ。

船の運航を考えて、
グルリンと回って動く橋を渡って、
天橋立の松林の中に入ってゆきます。



前回ここに来た時には、
グルリンと動いているときに
ネコが走って入ってゆきました。
あのまま橋が途切れたらどうなるんやろと、
頭の中でいろいろ考えましたが、
なんとか橋がつながっているときに
渡り切ってしまいましたねえ。

そんな記憶がよみがえってきます。
その橋をわたれば、次に
大天橋が待ってますが、
その間の狭いエリアにも
様々な見どころがあります。

天橋立の石票の近くに、



日本三景のひとつである
と書かれた石が建っています。



そんな呼ばれ方を意識して、
それぞれの地の松が
植えられています。

これが丹後の黒松、



これが陸前の赤松、



これが安芸の黒松です。



あ、こんな旗も立っていますよ。



今年のNHKの大河物語は
この辺が関連するんですかねえ。
麒麟が来る、を楽しみにしています。

そして橋の手前にあるのが、
ここが日本の道100選に
なっているという顕彰碑です。



最近歩いたんでは、
関宿や竹富島の道が
100選のひとつですねえ。
近くでは堺のフェニックス通りや
御堂筋があります。

その横には「九世戸の松」と
いうのが生えているという
案内もあるのですが、



どれがいったいその松なのか
よくわかりません。
なにせ3.6キロほどの
天橋立には5000本から
8000本の松が生えているそうです。

浜寺公園が5500本ほどといいますから、
同じような感じですね。
どこまでを松というのかで
評価が変わってくるようです。

それでもすごい数で
あることには変わりありません。
もしかして、こんなペースで
頻繁に名前のついてる松が続いたら、
ちょっと抑えきるのも
むつかしいほどですねえ。
大して何もなさそうなところですが、
もしかしたら松の探索で
歩くのも忙しいほどで、
歩き人にはそれは恐ろしい所だ
というような印象が漂います。

そんな恐怖を抱きながら、
大天橋をこえて進んでいきましょう。
まず右側に何か案内のある
松が見えてきます。

これが、三人寄れば文殊の知恵から
来ている「知恵の松」です。



足元から3本になっています。

続く