俎石山から大福山へ向かう道は、
大阪府と和歌山の府県境の道です。
微妙に交わったりしながら
歩いて行きますから、
もしナビが手元にあったら
「和歌山県にはいります」
「大阪府に入ります」と
頻繁にメッセージが出るでしょうねえ。
最近は手元にナビがあったりするほどです。
実際に触ったこともないのですが、
そんなメッセージが
出たりしないのかなあ。
それに最近は携帯のナビが
進化してるようなので、
携帯ナビはどうなんですかねえ。
俎石山から出てすぐに、
道に赤いテープが張られています。
あれ?倒木とかで
進めないのかなあと思い、
掲示板があったので見てみると、
「危険!スズメバチの巣があります。
速やかに通過してください」と
書かれてあります。
ウヒャー、これは怖いですねえ。
速やかに巻き道を歩いてゆきましょう。
そういえば30分くらい前から
でかいスズメバチが近くを
ぶ~んと飛んでいくのを
二回ほど見ています。
山での恐怖のひとつですねえ。
道はそこからもどんどん
下ってゆきます。
俎石山は420mで大福山は
427mですから、
このまま下ってゆけばその分
登ることになるんやからあ
とか思いながら進んでゆきます。
このあたりは木が多くて
森の中みたいなところが多いのですが、
下りきったところは
太陽の日が差していい雰囲気です。
こんなヒヨドリバナも咲いていました。
で、そこまで下ってきたので、
この先から登りが始まります。
階段道などを登ってゆくと、
おや?
道の右側に小さな看板があります。
「第3経塚跡」と書かれています。
う~ん、これはむつかしい看板ですね。
意味の分からない人には、
さっぱり何なのか不明ですね。
実はこれが役行者
葛城二十八宿の経塚跡なんです。
友ヶ島から大和川に至る
役行者の遍路に関連しています。
いろんな文献によれば、
三番目の経塚は雲山峰か
もしくは大福山といわれています。
その大福山の経塚が山頂手前の
この地なんだそうです。
そこにある岩には
何か刻まれていますねえ。
この経塚というのは法華経を
埋めたところといわれており、
役行者の二十八の葛城経塚には
名前がついています。
この第三経塚は「譬喩品」
という名前がついています。
この二十八経塚をめぐる
山登りというのも、
挑んでいる人はいるそうです。
なんか面白そうで、心惹かれますね。
大福山の山頂はそこから
すぐのところにあります。
ここが山頂で、広場に祠があります。
弁財天の宝窟があるから
大福山といわれているそうです。
祠の周りには木札が収められていたりして、
いろんな儀式や修法にのっとって
修行しているお遍路の人たちの
熱い想いが漂っています。
そして先ほどの譬喩品と
かかれた石碑も立っていますねえ。
ここには三角点もないのですが、
景色はとてもいいです。
多奈川の方が見えていたり、
紀の川と和歌山市街地なんかも
見えていますねえ。
ではここで食事です。
今日はお弁当ですね。
お湯を沸かせて味噌汁も入れました。
山頂には3組ほど登山者がいて
食事をしていました。
では今日のメインテーマの
山頂案内板を取り付けましょう。
ほかの案内もいっぱいついている木に
目立たないように取り付けました。
こんな感じ。
ほかのはザイルふうの紐を
木にまいてそこに針金を含む
紐で固定していますね。
まあこれからの参考にしましょう。
さあ、これで第一回目の案内を付けましたよ。
これからも頑張って付けていって、
doiron修行の地みたいに
なったりしませんかね。
doironチンタラ二十八宿ってね。
すぐにまたこの山に来て
案内板の様子を確認しなきゃなあ
とか考えながら、
もと来た道を戻っていった
doironの大福山登山でした。
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