ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

西国三十三所 宇治の三室戸寺1

2018年10月27日 20時48分49秒 | ウォーキング

西国三十三カ所の訪問もほぼ半分を超えた。

四国の八十八カ所と違って、
進捗がとても速い。
実際に昔に行ったとなると
もう少し数も増えるのだが、
納経帳をもって訪問となると
そんな感じになるだろう。

さあ、ではまた今回も、
のんびりとお寺参りに行くかと思い、
どこに行こうかと考えたときに、
近辺のお寺はたいがいもう参って
納経もしてもらっているんだよね。

残っているのは
ああ、あそこだったら一日かかるなあ
というようなところが多い。

まあそんな中でも近くと言えば
「中山寺」か「三室戸寺」くらいになるだろうか。

中山寺はできれば参った後は
裏の山の方も行ってみたいから、
今回は三室戸寺に行ってみるかと決断し、



出かけていくことにした。

まあここも花の寺として有名なのだが、
宇治のあたりもウロウロしつつ
行ってみることにしたのだ。



では車に乗って出かけていくことにしましょう。

高速道路を使えば簡単に宇治に到着する。
この辺りは昔はよく仕事で来たところだ。
裁判関係の仕事がメインだった頃、
証人の大学教授を訪ねて
頻繁に来ていたのを思い出す。

今のような高速道路網があれば
楽だったかもしれないなあ。

ゆっくり走って行っても、
一時間もかからないうちに到着するのだ。
大きな駐車場があるので、
そこに車をとめて歩いていきましょう。

戦川という小さな流れに架かる
「じゃたいはし」という橋を渡ります。



ああ、もうこんな入り口の橋の
ところから民話があるのですねえ。

昔、娘が村人が蟹を殺そうと
しているのに出会い、
魚のひものをあげるからと
蟹を助けたんだそうだ。

そしてまたその後その娘の父親が、
蛇が蛙を飲もうとしているのに出会い、
蛙を話したら娘を君にあげようと
言ったら蛙は助かったという。

娘をやろうと蛇に誓った父親もどうかとは思うが、
ヘビはその約束通りに娘をもらいに来たそうだ。

「まさかあ」と思いつつ、
拒んだが蛇は娘を連れて行こうとする。
しかし、その姿を見た蟹が
大群で押し寄せ、彼女を守った
という話が合ったのだ。

そのことを三室戸寺に
雨の中お礼参りに娘が行くと、
参拝中に後ろを振り返ったところ、
その橋の上から蛇が悲しそうに
眺めていたんだそうだ。

なのでまたあまりにも
かわいそうになり、
蛇の体の上に人間の顔を付けた
「宇賀神」をこの寺に納めたんだという。



はあ、民話やねえ。
でも、それにしても約束をたがえた父親は
せめられなかったんですねえ。

なんかまだまだ話が
膨らんでいきそうな感じがしますなあ。

そんな橋を渡り、拝観料を払って



山道を登っていきますと、
山門があります。

この辺りまで来ると、
右側に庭園が見えてきます。

アジサイの群落とその向こうには
ツツジがいっぱい咲くような様子です。
残念ながら、今は花の季節ではなく、
大きな重機が入って手入れを
しているような様子でした。

参道の突き当りには、
長い階段が続いています。

そしてそこにはこんな石像が。



「ようおまいり」と書かれています。

ちょっとユニークでしたねえ。
そこの長い階段を登っていくと、
上に何やら石像が見えます。



「宇賀神」と書かれた石のモニュメントです。

ああ、あの娘が寄進した
宇賀神のモニュメントですねえ。

どれどれ~と見てみますと、

「耳をさわれば福がくる。
髭をなでると健康長寿、
しっぽをさすれば金運がつく」だって。

みんなさわっておきましょう。

もっと、頭を触れば毛が生えます。
とか心臓を触れば心筋梗塞になりません。
あるいは、腹を触れば引っ込みます。
なんてのもないかねえ。

いっぱい作ってほしいなあ。

どこが腹かわからんけどね。
蛇年にはより効果があるそうです。
その宇賀神から、
本堂はもう目の前です。

続く


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