ハブ ア ナイス doi!

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全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

熊野古道聖地の入口へ5最終話

2014年05月22日 22時06分15秒 | ウォーキング

昼食は、差し入れの
たけのこの煮物とおにぎり。

感謝しつついただきました。

そしてお湯沸しセットを
いつもと同じく持参して、
はるさめのカップも作りました。



アウトドアでのこういう食事は
たまらなくおいしいですよね~。

これから先の古道は、あまりお店もないので
こういう準備は欠かせなくなってくるでしょう。

ただ、季節も暑くなってきますので
湯はあまりいらないかもしれません。

保温水筒であったかい飲み物があれば
それでいいかもしれませんね。

街道歩きに荷物の選択は
大事な作業のひとつです。
しっかり検討してみましょう。

思ったよりも進みのよかった今回の歩行。
そろそろ終盤に近づいてきました。

時間的に余裕もあったので
あずまやで昼食含めて40分と
しっかり休憩をし、
軌道敷を歩いて街道に戻り、
次の王子「菩提房王子」を目指しました。

前方に、次に古道が越える峠の山を
見ながら進んでいきます。



そして建物の片隅に不意に現れたのが、
その王子跡です。





松代王子から1キロ程度しか離れていないのに、
もう次の王子です。

ひと足ごとに五体投地する
聖地巡礼ではないですが、
このあたりはかなり密に王子が集中していて、
頻繁に遥拝しながら進みます。

このあたりはかつて「ボダイ」と
言われていたがゆえの王子名だそうですが、
今は「ボダイ」の地名は
字名でも残っていないそうです。

古道はその先を道案内に沿って
右折して進んでいきます。



こんな道案内も掲示されています。



古道沿いの人々の
熱い思いを感じさせます。

お、右手の広場にはこんな看板が・・・



「ここで遊んではいけませんよ」

と書かれています。

「よ」に慈悲深さを感じさせる看板ですねえ。

今回の古道もそろそろ終点が近づいてきました。
このあたりまで昼食休憩を含めて3時間です。
行き帰りの時間を考えると
これくらいのペースが
ちょうどいいかもしれません。

こんな雰囲気のある道を進みますと、
左に日限地蔵のおられる



如来寺があります。



日限は「ひぎり」と読みます。

日にちを限ってお願い事をすると
願いがかなうという、民間信仰で、
日本の各地にみられるそうです。

ただこれまでのみちにはありませんでした。

初めて登場した地蔵です。

「O月O日の試験に合格しますように」
とかお願いをするんでしょうか。

この如来寺の裏手に
「祓戸王子跡」があるとのことですが、



そこには次回に行くことにして、
その先にある「熊野一の鳥居跡」を
訪ねることにしましょう。

その鳥居跡がこれ。



ここにあった鳥居をくぐると、
旅人はいよいよ聖地熊野に
足を踏み入れることになります。

ちなみにこのあたりの地名は「鳥居」です。

大阪天満の八軒家浜から延々と歩き続け、
ここまでで約100キロの道のりでした。
走れば10時間前後の距離ですが、
ゆっくり歩くことで、
いろんなものを目にし、
いろんなことを考えた道のりでした。

ここから先もまだ半分以上残っています。

さて聖地に分け入って
どんなことが待ち受けているのか、
はたしてゴールはできるのか。

とりあえずコツコツと聖地熊野を目指していくことにしましょう。

おまけ

一の鳥居跡から海南駅まで歩きましたが、
この道も熊野古道同様に味わい深い道でした。

街角にあった道標には
四面にそれぞれ
「熊野道」



「日限地蔵尊」



「紀三井寺」



「八十八か所めぐり」



の文字がそれぞれ刻まれていました。

「熊野街道」の文字が書かれた
道沿いの家々には素焼き(?)のプレートも
掲げられておりました。



それを見てると
我が家の前にも道標を建てたくなりました。

刻む文字は

「和気道 左妙泉寺 右すぐ曽根神社」

てのはどうかな。

市内で8基目の道標ということになりますね。

などと考えながら
ようやく海南駅に到着したのは
歩き始めて3時間半後。



距離にして11キロ程度の歩行でした。



少人数とはいえ
やはり複数で歩くのは楽しいものですね~。

次回のために海南駅まわりの
駐車場をチェックし、
JRと貴志川電鉄を乗り継いで
伊太祁曽に停めた車まで戻って帰宅。

さて次回はいつになりますか。

とりあえず、このシリーズ終わり。


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