ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

大蝦夷物語~お登り観光編~

2014年07月10日 20時21分27秒 | 最近の出来事

日常でdoironのテンションが上がるのは、
楽しい仲間といるときであったり、
初めての取材場所に出かけるときであったりする。

そして、doironの場合さらにテンションの上がるのが、
あふれんばかりの緑に囲まれたときだ。
この時とばかりに目を緑色に
輝かせてるんじゃないかというくらい。
修学旅行の学生みたく
テンションあがりまくりなのだ。

この日、監獄を出所して
最初に向かったのが美幌峠。



ロードバイクでガシガシ登っている
多くの人達を横目に、
こんな標識を見ながら



藻琴山からサマッカリヌプリに続く
山脈を越えるその峠に向かって
車もテンションもグングンと登っていく。

ちなみに北海道にはこんな標識もあります。





峠道はあの霧ヶ峰のスケールを
大きくしたような景色が続く感じ。

峠のてっぺんからは
屈斜路湖が一望となる。
ああ~、と思いっきり深呼吸すると
空気の塊が入ってくるようだ。

このあたりの植物は、
本州ではまさに高山植物。

頭の中の図鑑を切り替えねばなりませんな。

ひとしきり歩いて次は屈斜路湖でお昼となった。



食べたのは、
ここ屈斜路湖に生息するとうわさされている
クッシーの姿をしたハンペンの入った



「クッシーラーメン」



これが半端なく大盛りで、
ここんとこ食べ過ぎ気味だったdoironの
お腹には納まりきれなかっただよ。

恐るべし、クッシーラーメン。

と、ここで食堂にぞろぞろと大勢の観光客が
乱入してきた。
言葉を聞くとどうやら中国人の一行のようだ。
白いシャツにレイバンのサングラスを着けた添乗員が
いかにも中国人ポイ。
見ていると、その一行のために
出てきた料理がすごかった。
巨大な毛ガニとタラバガニ
そんなに食べれるのかと思うほどの
シャケが入った北海鍋だ。
この時期に北海道旅行なんだから
きっと金銭的に余裕のある人たちなんだろうな。
カメラも立派なデジイチをみんな持っていた。
最近は北海道旅行に来る中国人が増えているそうで
道内の旅館もそれに合わせた
サービスを展開しているそうだ。

そんな豪華料理に驚きつつ
食堂を出て、お土産屋さんの方に移動した。

ここでは北海道らしく、
木彫りの熊やシマフクロウを売っているお店もあった。



店の人が気さくな感じで好感を持てたな。
その人が木彫りのものは50cmほどの高さしかないが、
本当のシマフクロウは全高70cmにもなること。
北海道で一番硬い「槐(えんじゅ)」を使っているとのこと。
そしてそれらはすべて自分が彫ったこと
なんかを説明してくれた。

その人は棚の中でたくさん積み上げられた
作品群の中に立ってしゃべっており、
身動きとれない様子だったので気になったから

「あの~、ひとつ質問があるんですが。
そこからどうやって出るんですか」と聞いてみた。

そしたら、「それは内緒なんだけど、
せっかくだから特別に教えてあげるよ。
こうやるんだ」といって、
目の前の商品を乗せた棚を
商品を並べたままガラガラと
押して出てきたのにはびっくりしたな。

楽しく話をさせていただいたが、
木彫りは結局手の出せる値段ではなかったので
購入にはいたらず、ご迷惑だけおかけして退散した。

お腹もいっぱいになったし
地元民と楽しい会話も交わしたところで、
さあいよいよ次はお待ちかねの
釧路湿原に向かうのであった。

釧路湿原とは

言わずと知れた日本最大の湿原である。



ヨシとスゲに覆われ、
釧路川が蛇行しながら流れる湿地であるがゆえに
多くの生き物を育んでおり、
また日本最大のサンクチュアリを形成している。

ここにきて自然好きのdoironテンションメーターも
ふりきれんばかりにMAXとなりつつあった。

釧路湿原の西側をめざし、国道を南下する途中、
タンチョウヅルがよく飛来してくるという
鶴居村のスポットに立ち寄ることにした。

このあたりは日差しも強く、
同行の人達は日傘をさして
車を降り湿原に向かって歩いていると、
そこにいたおばあさんに一喝された。

「傘をさしていったらツルが驚くじゃろがっ!」

なるほど、黒い大きな物体が移動するのは
ツルにとっては脅威なんじゃね。

傘をたたんで進んでいくと
おばあさんがついてきて話し始めた。
「ここのツルはわしが40年かけて餌付けしたんじゃ。
さっきまで100羽近くいたのに、
傘をさして近寄ったからみんな飛んで行ったしまった」

まだ言ってるよ。

と思いつつ、傘の件は肝に銘じて
ツルの姿がなかったので
早々に退散。

そしてその後doiron一行は、
観光展望台から森を抜け
ついに釧路湿原へと突入していったのであった。

続く。


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