町石道というのは、
高野山の表参道で、
109mごとに町石という石が
建てられています。
その数は根本大塔までに180本。
約20キロの参道です。
かつてdoironは1時間55分で
これを走りましたが、
通常の山歩きだと約7時間かかるコースです。
それを今じっくり歩こう
としているのですから、
ショートカットコースを
いろいろと考えておくことが必要です。
山歩きだし、人がいなかったり、
人里遠いと無理できないから
余裕のある感じでの歩きですからね。
それで一番最初のエスケープ場所
として考えたのが、
町石道で43番目かあるいは
60番目のところから
下りていける丹生都比売神社です。
そこまで車で行ってみました。
そこへ降りてきて、
帰宅するコースがあるのか
どうかの調査です。
神社の駐車場に車をとめて
歩いて行ってみましょう。
この神社は丹生に通じる
朱の色で塗られています。
まずはこういう朱の橋脚のある
小さな橋を渡っていきます。
橋の中ほどになにか
穴が開いていますねえ。
この穴は何に使うのかなあ。
なにかの祭事の時に旗を立てるとか、
あるいは寒い冬に
ここからワカサギ釣るとか。
単に橋の作り付けが悪い
なあんてことはないでしょう。
世界遺産やからなあ。
いやあわかりませんな。
スルーしましょう。
その橋の向こうにあるのが、
外鳥居です。
形式が少し変わっていて、
両部鳥居という形です。
両部とは密教の金剛界・胎蔵界
のことで神仏習合が盛んだった
神社によく見られる形で、
ここの両部鳥居は見本に
よくなったりするそうです。
そしてその向こうにあるのが、
輪橋ですね。
住吉さんでいう太鼓橋
これも朱に塗られています。
豊臣秀吉の淀君が寄進した
といわれています。
さあわたってみましょう
と近づいていきますと、
あれ?ロープが張られていますよ。
凍結防止のために冬場は
渡れないそうです。
くく~残念。
この橋の上から眺める
鏡池という池が
見たかったのですがねえ。
橋の横にあるこの鏡池。
不老長寿になった
八百比丘尼(やおびくに)という
尼僧が池にそこにうつる
自分の姿を見て、
老いていかない自分が
嫌になって鏡を投げ入れた
という伝説があるそうです。
ほ、ほんとは喜んだくせに
なんてことはありませんか。
そしてその先で禊橋を渡り、
中鳥居をくぐると本殿の前にある
楼門のところに出てきます。
その楼門の後ろに並ぶのが本殿です。
あの丹生明神や狩場明神なんかが
まつられています。
一通りこうしてお参りして、
境内をぐるりと回ってきました。
さて肝心なのは、
ここから続く交通機関です。
ふと向こうを見ると、
バスが一台止まっていますよ。
先ほど車をとめた駐車場では
ありません。
駐車場には観光バスも
止まっていたけど、
ここのは路線バスのような感じです。
近づいていくとバス停がありました。
かつらぎ町のコミュニティバスですね。
ここからつながっているのは、
JR和歌山線の笠田駅のようですね。
便数は一日6本で、
午後となると1時ちょうどと
4時半、6時5分に出ているようです。
もし、電車で来ているのなら
笠田まではこれでかえって、
電車を乗り継いで帰れそうですね。
車で来ているのなら、
道の駅に車をとめているから、
電車で笠田から高野口まで行って
歩いて道の駅まで
2キロくらいでしょうか。
町石道を登って、
体力的にやばくなったら
こうして帰るというのが、
まず一つの手段になるでしょう。
もう一つの方法が、
丹生都比売神社に降りるのではなく、
56番目の町石を過ぎた古峠から、
南海高野線の上古沢に
降りてゆく方法です。
この駅からだと、
昼間なら一時間に一本の割合で
電車が出ていますから、
それで帰るという方法が
とれるようです。
途中の山道がよくわからないけど、
この方が効率よさそうな感じですね。
続く
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