doiron家では現在は
朝日新聞を購読しているのだが、
近頃新聞を読んでいて
気になることがひとつある。
それは「訂正記事」が
頻繁に掲載されていることだ。
ほとんど毎日のように掲載されている。
もともと新聞はあまり訂正記事を載せなかった。
それは新聞社としてのプライドのようなものであっただろう。
間違っていても伏せていたということもあるだろう。
昔、仕事で新聞記者と付き合いがあった時、
某新聞社の記者が言ってた言葉を
今も覚えている。
当時doironが提供した記事に
ちょっとした問題があった。
問題というよりは表現の違い
のようなものなのだが、
その記事の訂正締め切りに
間に合わなかったことがあり、
迷惑をかけたことがある。
その時記者がこう言った。
「doironさん、新聞てね毎日これだけの
情報が掲載されていて、
訂正記事がほとんどないでしょ。
それはね、記者、デスク、校正が
渾身の努力で記事を作っているからなんですよ」
と自信とプライドをちらつかさながら
電話でクドクドと言われた。
とまあそれは、記事を提供する時も
一筆入魂で渾身の記事をだしてくださいよ
と言いたかったのだろう。
たしかに、当時新聞で訂正記事を見ることは
ほとんどなかったので、
「ははあ~」とうけたまわるほかはなかった。
今年の正月の書初めでも
これを書いて書斎に貼ってある。
ところが最近の訂正記事の氾濫である。
一体どうしたのだろう。
朝日の場合、例の従軍慰安婦にまつわる
記事の騒動で記事のあり方を見直したんだろうということは、
なんとなく想像がつく。
チャチな間違い程度じゃ
訂正記事なんて書けないぜ
というような
大新聞社としての変なプライドは捨て、
読者の立場に立って
正確な報道に心がけよう
という社の機運のようなものがあるのかもしれない。
しかし、だとしてもこれだけ頻繁な
「訂正記事」はやはりいただけない。
読む方も
「この記事は本当か?また訂正されるんじゃないか」
と疑心暗鬼になってしまうし、
書く方も
「もし間違ってても訂正記事を掲載すればいいや」
と慢心してしまわないだろうか。
こんなお気楽ブログだったら
「へへ、あれは間違ってました。ポリポリ」
で笑って済ませられるけど、
新聞はそうはいかない。
もちろんdoironの仕事の記事も
そうはいかないけど・・・
あの時doironに「一筆入魂」を説いた記者は、
翌年「校正担当」に異動になったと聞いた。
そのときはきっと、
「一読入魂」などといってたのだろうが
異動直後に話したときには
ちょっと言葉のハシに悔しさがにじみ出ていた。
今はどうされているのか
もう接触する機会もないので
消息は知らないが、
最近その人のラインのプロフィール写真が
「赤提灯前ほろ酔い写真」
になっているのがちょっと気になる今日この頃だ。
最新の画像[もっと見る]
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
できるもんなら
わしの人生も訂正してくれと
言いたく・・・ならんか。
本日は差し入れありがとサンです。
我が家も新聞は、朝日です。
「良識の朝日」と言う事で、ずっと
購読してますが・・
もうちょっと、シッカリして貰いたいですね。