葛城山麓に役行者が開山した山に、
全部で二十八の経塚を作りました。
葛城山麓と言っても、
大和葛城や和泉葛城といった
単独の山の名前ではないですよ。
北は大和川から南は友ヶ島に至る
和泉山脈の山々一帯のことをさしている。
そんな山々などに作られた経塚は
葛城二十八宿と呼ばれており、
その周辺を修験者が訪問を
続けているのが葛城二十八宿
巡拝入峯といわれている。
これまであまり意識もせずに
訪ねてきた経塚もいくつかある。
友ヶ島、雲山峰、山中渓、和泉葛城、
いわわき山、金剛山、二上山などだ。
彼がこの葛城回峰を始めるにあたって、
西国の島々や紀州、大和、和泉、
河内を眺めながら経塚を作り、
この地を阿字ヶ峯と名付けたという
そんな地域がある。
ちなみに二十八番の大和川沿いの峯は
吽字ヶ峯と呼ばれている。
これらの二十八宿を訪ねてみたい気は
あるのだが、どうもところどころで
情報が少なく、そう簡単にはいかないし、
友ヶ島の観念窟や序品窟など、
わかっていてもたどりつけないような
ところにあったりするので、
そんなに取り組んでみよう
なんてものでもない。
山々を歩く中で時々出会う経塚や
お寺をつなげていって、
役行者の痕跡に触れてみるくらいが、
俗人にはちょうどいいのかもしれない。
とまあそんな中途半端な気持ちを
奮い立たせて、とりあえずは
始まりの地である阿字ヶ峯を
訪ねてみることにしたのだ。
それは加太にあり、そこには
行者堂があるといわれている。
多分その場所は、ドジ旅で
友ヶ島を訪ねたときに、
駅からの歩きの最中に
横を通っているはずである。
では車で訪ねてみることにしましょう。
経路は国道26号線をまっすぐ
南下してゆく。
そして淡輪のところで一般道に入ってゆく。
もう閉園したみさき公園の横を通りますよ。
ああ、なんかさみしいですねえ。
駐車場なんかも空っぽです。
駅周辺にあったお店なんかも
超打撃でしょうねえ。
深日町で右折し加太へと
向かって行きます。
谷川橋を渡るような地域に入ると、
お寺の名前とかがよく出てきますねえ。
このあたりは一度ゆっくりと
歩いてみたいところです。
それから山の中をぐるぐる超えて
すすんでいくと、トットパーク小島の
ところに出ます。
そこから海岸線を進んでいくと、
昔の大川峠を越えてくる
道のところに出ます。
ああ、ここは昔はよく自転車で
越えましたねえ。
廃道になりかけていて、
道にいろいろ転がっている木の実や
石が邪魔なところで怖かったですねえ。
いまはそのまままっすぐ
トンネルになって進んでいけます。
トンネルの出口の先に国民休暇村への
登り口が始まります。
休暇村は会員なのでポイントカードを
持っています。
もうすぐ有効期限が切れそうなので、
今日はポイントを使って
昼飯をいただきにここに
上がっていくことにしましょう。
でもまずは加太の漁村の方に行きます。
友ヶ島に向かうフェリー乗り場を過ぎて、
まずは淡島神社にお参りです。
ああ、加太って夕陽百選なんやなあ。
ここらの宿って止まったら、
豪華な海の幸なんかが出るのかなあ。
さて、境内に入りますと
人形がいくつも並んでいますねえ。
なんとなく人形って、目があったり、
髪の毛があったりで
人の想いを感じますねえ。
おお~ここは千度石です。
ここでしっかりお参りをし、
さあでは鳥居を出て、
歩いて行者堂の方に向かいましょう。
歩いても5分くらいなので、
淡島神社の駐車場に車を
とめておけばいいでしょう。
駐車場はガラガラやったしね。
住宅街の方へと向かってゆきます。
続く
最新の画像[もっと見る]
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
- 龍田古道を歩いてきた8 4年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます