う、うまい。
こんな豪華な食事は
もう何年ぶりでしょうか。
まるで、海の授業参観やあ
以前、日生(ひなせ)の料理民宿に
カニをたべにいった時以来かなあ。
もう口の中に400億の
おいしいが散乱しています。
ヤクルトの乳酸菌よりも多いくらいです。
料理を運んできてくれるお姉さんに、
T本さんが思わず褒めちぎりました。
「こんな豪勢な料理なんてすごいなあ」
というと「そうなんですよ。鳥羽まで来たら、
あと30分車で頑張るだけで
こんなにおいしい料理が
いただけるんですよ~」
と相差(おうさつ)を
ほめちぎっておられました。
いやあ、全くその通りです。
結局刺身のヒラメは
食べきれずに残っているところで、
「ではこれからタイの一枚ものが
出てきます~」だって。
うひゃあ、お風呂で別のお客さんが
言ってたように、
こりゃもう食べきれなさそうです。
結局、さらに出てきた
伊勢うどんや炊き込みごはんも
ろくに食べきれないまま、
デザートに入っていきます。
これはもう、ダイエットおじさんには
地獄のような天国のような状態です。
「おじさんのワンダーランド」です。
ああ~もっと大きな胃袋がほしい~。
こうして二泊目の夜の会議は
食べ物に圧倒された会議でした。
結局この時に決まったのは、
2回目の退職者サミットを
今年中に開くために、
東北もしくは北海道の
激安お得ツアーを探し当てることですかねえ。
三人はウウウっとうなりながら
部屋に戻り休憩です。
もう一度お風呂に行き、
この日はもう三人とも
すっかりと熟睡しましたとさ。
で、翌朝。
早く寝たのでもう夜明けころには
目が覚めました。
せっかくなので、
相差の港内を歩きに行ってみましょう。
雨はもうすっかり上がっています。
ぶらぶらと港のほうへ向かうと、
この地域の話が
大きなボードに書かれてありました。
山のお寺の観音様が
クジラの背に乗って
海の安全を祈っていたという話です。
そしてここが「相差」の港です。
昨夜の超豪華料理も
ここで上がったものなんでしょうか。
港は静かですねえ。
鳥もいっぱい飛んでいるのは、
水揚げ後の放置魚なんかを
狙っているのでしょうか。
港には、一般車向けのかまどの
お店もあります。
取り立てをいただけるのかなあ。
こういう港の先端には
よく神社なんかがあります。
海のがけっぷちに道が
ついているので行ってみましょう。
フナ虫が闊歩する道を歩いていくと、
小屋がありました。
ここがアマの海文化に触れる、
海女小屋「おぜごさん」です。
朝が早かったのでしまっていましたが、
ここは現役海女さんの話を聞きながら、
海の幸をいただく、
いわばカフェのようなもんですね。
モーニングにはサザエが1個ついてます・・・
なことはないか。
でも結構人気なんだそうです。
この海女小屋の裏には
「海上安全」と書かれた
仏像が2体おかれてありました。
この後は港町の中をちょろちょろ歩き、
ぼちぼちみんなも起き始めるころですから、
宿に戻りましょう。
楽しみの朝食が待っています。
で、これがその朝食です。
まあ、こちらはよくある風景ですね。
右の銀色の鍋に、
昨夜いただいたイセエビの
残りの身が入っていて、
これがよかったですね。
さあ、こうして第1回退職者サミットの
二泊目が終わりました。
旅館の名は「なかよし」といいます。
海の幸といっぱい
仲良しになった気がしますね。
さあ、ではいよいよサミット最終日です。
この日はみんな
自分の身の回りに起こる
いろんな出来事を、
いい方へと動かしていくために
伊勢神宮にお参りです。
途中、旅館で紹介された
お土産屋さんで
首Dさんはいっぱいの海の幸を
買われたようです。
あ~帰ったらまた海の幸ですねえ、
と続きます。
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