BCGは「結核」を予防するためのワクチンですが、ここでいう結核は、皆さんがよくご存じの肺結核ではなく、乳幼児がかかりやすい全身性結核(粟粒結核)や結核性髄膜炎のことを意味しています。
(BCGの効果は、粟粒結核や結核性髄膜炎には80%くらいあるのに対して、肺結核では50%以下です)
そのためなるべく早期に受けることが大切として、2005年4月に従来の生後4歳未満から「生後6か月未満(標準的には生後3~6か月)」に変更されました。
しかし、この標準的年齢での接種では、従来と比べて接種後に関節が腫れて痛む骨炎や骨髄炎などの副反応の報告が増えてしまったことから、今年4月から「生後1歳未満(標準的には生後5~8か月)」に再度変更されることになりました。
実際に副反応が起こる頻度は少ないので、決して生後3か月からの接種が危険なわけではありませんが、ヒブや肺炎球菌、ロタ、B型肝炎など、生後間もなくから始めることができるワクチンが増え、生ワクチンであるBCG接種を生後6か月までに必ず受けるとなると、特に当地のようにBCGが集団接種の場合には、スケジュール設計がとても難しくなるという問題があったので、今回の決定は少なからずメリットがあると思われます。
3月中に6か月を迎えてしまう(正確には昨年10/2以前に生まれた)お子さんは、残念ながら現在の規定で受けなくてはなりませんが、それ以降に生まれたお子さんは、是非他のワクチンを優先するようにお勧めします。
ちなみにB型肝炎は生後すぐから、ロタは生後6週から、ヒブと肺炎球菌は生後2か月から接種が可能です。
詳しく知りたい方は、「NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会」のHPをご覧ください。
(BCGの効果は、粟粒結核や結核性髄膜炎には80%くらいあるのに対して、肺結核では50%以下です)
そのためなるべく早期に受けることが大切として、2005年4月に従来の生後4歳未満から「生後6か月未満(標準的には生後3~6か月)」に変更されました。
しかし、この標準的年齢での接種では、従来と比べて接種後に関節が腫れて痛む骨炎や骨髄炎などの副反応の報告が増えてしまったことから、今年4月から「生後1歳未満(標準的には生後5~8か月)」に再度変更されることになりました。
実際に副反応が起こる頻度は少ないので、決して生後3か月からの接種が危険なわけではありませんが、ヒブや肺炎球菌、ロタ、B型肝炎など、生後間もなくから始めることができるワクチンが増え、生ワクチンであるBCG接種を生後6か月までに必ず受けるとなると、特に当地のようにBCGが集団接種の場合には、スケジュール設計がとても難しくなるという問題があったので、今回の決定は少なからずメリットがあると思われます。
3月中に6か月を迎えてしまう(正確には昨年10/2以前に生まれた)お子さんは、残念ながら現在の規定で受けなくてはなりませんが、それ以降に生まれたお子さんは、是非他のワクチンを優先するようにお勧めします。
ちなみにB型肝炎は生後すぐから、ロタは生後6週から、ヒブと肺炎球菌は生後2か月から接種が可能です。
詳しく知りたい方は、「NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会」のHPをご覧ください。