神奈川県が今日1/9以降は保健所が行う濃厚接触者の調査を大幅に縮小し、医療機関や福祉施設などを除く一般の感染者については、同居する家族以外の濃厚接触者の調査を原則として行わないとする新たな方針を発表しました。
これは、実質的に5類相当(感染者数を把握するのみ)の扱いにするということで、確かに保健所の業務のひっ迫性は一程度低減するでしょうから、重症化対策に傾注できるようになるかのように思えるかもしれません。
しかし、現実はそうなるのでしょうか?
グループで食事をした人の感染が判明した場合でも、ほかのメンバーについて濃厚接触者としての調査は行わないほか、検査もしないということですから、感染者が直接連絡する・巷のうわさに聞くなどで自分が接触者であることを知ることがない限り、濃厚接触者であることは知らないままに通常の生活をすることになります。
運よく感染していなければいいでしょうが、もし感染していた場合にはさらに周囲に感染を広げることとなり、しかもその場合でも、新たに感染者となった人(と同居人)以外は放置ですから、感染はねずみ算式に拡大していく可能性があります。
新型コロナを早く5類にしろ!という方々の考えが正しかったのか、そうではなかったのかということが、神奈川県の今後を見ることである程度分かるのでしょうね。
気持ち的には5類にしても感染爆発は起きなかったとなることが一番よいのですが・・・
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