昨年末から野菜の高騰が止まる気配が見えて来ない。ほうれん草1把350円、小松菜1把200円、春菊350円等々、なかなか食卓に野菜を載せるのが難しくなってきた。便乗で、あらゆる野菜に高値が付いている。これじゃ、たまったもんじゃない!
もともと野菜は天候によって価格が大きく影響しやすいものなのだが、そろそろ安くなっても良さそうな気がする。価格の変動が少ないのはきのこ類、室内で作られているため、天候の影響を受けにくいためなのだろう。また、かぼちゃのように海外から輸入されてくる野菜も、比較的安値で安定しているので、今では頼もしい存在だ。私も良くカボチャを料理し、食卓に乗せていたものだが、「口の中でもぞもぞして食べにくい。」と妻が言い出し、今は封印状態に陥ってしまった。今のところ、白菜が安くて使いやすい食材なのだが、いつもいつも鍋料理というのも、飽きてくるものだ。このままでは我が家の食卓はどうなってしまうのだろうと心配になる。
物価を上げることに余念のない安倍首相は、いったいどんな顔して現状を見ているのだろうか?確かに、この野菜高騰は物価指数に影響を与えるだろうが、こんなことでデフレ脱却にはならないし、国民生活が良い方向に進むとは思えない。物価が上がり、収入が増えない、実質マイナス成長ということになるだろう。これでは、年寄も財布の紐を締めてしまい、景気はどんどん悪くなっていくのではないだろうか?