新型コロナウイルス、今、日本中を疑心暗鬼の渦の中に巻き込んでしまった。そしてまた同時に、世界中に日本政府の無能ぶりをさらけ出している。全く恥ずかしい限りだ。
なぜ、このような事態になってしまったのか?私が思うに、安倍総理の身内意識の強さやお友達を重用する政治姿勢の弊害が一気に噴出したということなのだろうと思う。結論ありきに専門家会議、異論を唱えるような人は排除し、極く限られた身内のものだけが集まって話し合いをするのだから、あらゆる観点から対策を講じるということができない。例えば、クルーズ船内の感染予防策、なぜ早期に、ウィルスが蔓延している船内の空調装置を停止するという手段を講じなかったのか?なぜ、スタッフや治療チームのメンバーの感染を念頭に置かなかったのか?こんなことは素人の私でも思いつくことだ。ちゃんとした専門家なら言わずもがなだろう!
アメリカが乗船しているアメリカ人を本国に帰還させるために、チャーター機を派遣して、帰国させた。政府は、最初、アメリカに対して、帰国させる措置を要請したが、最初の段階では、感染拡大防止のため、船内に留めることを望んでいたのだというアナウンスをニュースで流した。それはとりもなおさず、日本ならば感染拡大を抑え込むことができると期待したということだろう。しかし、船内での感染拡大が抑えられずに、毎日何十人もの感染者を出し続けている状態に、有効な措置を講じることができない日本政府に、落胆して、このまま捨て置かないとして、急遽、方針を変更、帰国させる措置を取ることになったということなのだろう。政府は、なぜ、今頃にこのニュースを流したのか?多分、自己弁護のためだったのだろうが、結果的には墓穴を掘るニュースなのだということが全くわかっていないのが悲しい限りだ。
厚生労働大臣は、厚生労働省の職員が感染したのを受けて、やっと関係した職員の検査を実施するという。しかし、医療関係者は感染予防の専門家だから、感染予防策を講じているから、検査は行わないという。これまでには医師や看護師が感染しているというニュースは知らないの?全く信じられない発言だ。全くの無知・無能には呆れてしまう。
今は、日本の総力を挙げて、感染予防に取り組むとき。「これからは失敗しないように頑張ります!」というようなごたくをのたまってばかりいる無能な人はやめてもらって、多くの人材を起用できる人をトップに据えて、対策を急ぐ必要があるのではないでしょうか?