新型コロナ感染症、今、世界中で猛威を振るっている。重症化した場合、死亡に至ることも多く、また、回復後も、多大の後遺症を残こすことで知られている。今、ニューㇲで多く流されている情報は、若年者は重症化しないという情報だ。しかし、軽症のまま治ったにしても、その後、後遺症が後々まで続くという大きな問題があるが、その点にまで、若者に情報が伝わっていない。これは、商法発進のお粗末さの反映だと言える。また、後遺症についての綿密かつ大々的な研究がなされていないということにも原因がある。
老人は重症化しやすく、命を失うという危険があるのは確かだが、逆に言うと、若者は重症化しにくいが、回復後に、長年に渡って後遺症に悩まされ続ける。この問題にもっと焦点を当て、研究を行い、その結果を広く知らしめることが重要なのではないだろうか?
また、感染したが、明確な症状が現れないままに回復した人が、後遺症が生じていないのかという調査も行う必要がある。ヨーロッパでは、若年者に「川崎病」に似た症状を呈する患者が増えているといい、新型コロナとの関連性が報告されているようだ。
新型コロナウイルスに対する免疫、抗体を持っている人がどれくらいいるのかという把握も大切だ。無症状感染者がどれくらいいるのかというころは、今後の感染拡大防止対策を立てるために、必要かつ不可欠な情報だろう。これをしっかりと収集していくために、予算を付けて、研究を進めることが今必要なことだろうと思う。