前回まで
ベースの足のくぼみに、足が合わない、いきなりピンチ!!
どうしてこうなったのでしょうか
シリコーンゴムもキャストも硬化する時に収縮します、収縮量(収縮率でありません)は部品の大きさが大きいほど、大きくなります
ベースと胴体では部品の大きさがかなり違います、収縮量に差が出るのは仕方ありませんが、仕方がないでは困っちゃいます、うちも一応ガレージキットメーカーのお手伝いをしているので、何か対策を考えておかないと、そこで僕の考えた収縮対策
1.キャスト部品の収縮を予測して原型を作る
うーん、無理だなこれは
2.実際にシリコーンゴム型取り、複製を行って、キャスト部品の収縮の具合を調べて原型を修正して、生産型を作る
不可能ではないが、ものすごい回数のテストしないとできない
3.収縮が少ない材料を使用する
これが最も簡単な対策だけど、材料費が増加し、製造コストが高くなる
4.部品を分割して調整シロを作っておく
組立ててもらう際に調整して合せてもらう、ユーザー任せ対策、これがいちばん現実的ですね
もっといい方法がある人は、ご教授お願いいたします
キット生産時の僕の考えた収縮対策これくらいにして、目前の問題の解決に移ります
解決方法は大きく分けて3つあります
1.胴体を修正する
2.ベースを修正する
3.無視する
胴体を修正したら、体表のディティール再生が難しそう、ズレを無視するというのは真の解決とは言えないですね、ベースにもディティールがありますが、胴体ほど再生が難しくなさそうです、そこで、ベースを足に合せて修正します
ベースの裏面を削って平面にする

木片に#60布やすりを巻いて裏面を削る

左足のくぼみをのこぎりで切り出す

タミヤの模型用のこぎりを使ってます、糸鋸を使った方がよいと思いますが刃がなかったので使ってます
のこぎりの過去ブログはこちら のこぎりいろいろ
切り出したベース

仮合わせして、干渉部分を削る

足の窪みの中央部分が少し盛り上がっています、胴体の足裏には注型口があって、前回、平らに削ったのですが、このままでは合わないので、彫刻刀で盛り上がり部分を削ります

なかなか合わないので、足裏も彫刻刀で削る

何とか合いました

エポキシ接着剤ですき間を充填しながら接着します

下敷きにPPシートを敷いてます
エポキシ接着剤についてはこちら エポキシ接着剤について
硬化待ち

前回の物

ベースの足型に足が合っているのが、わかりますかね
今回の作業時間 1.5hours
今回ここまで
最近はカラーキャストで部品を色分けで分割しているキットがありますが、収縮の対策はどうやっているんでしょうかね
次回を読む
ガレージキットの組立 チュパベビー 4回(洗浄2、パーティングライン処理2、ベース修正2)
前回を読む
ガレージキットの組立 チュパベビー 2回(洗浄、パーティングライン処理1)
1回から読む
ガレージキットの組立 チュパベビー 1回(キット解説)
ベースの足のくぼみに、足が合わない、いきなりピンチ!!
どうしてこうなったのでしょうか
シリコーンゴムもキャストも硬化する時に収縮します、収縮量(収縮率でありません)は部品の大きさが大きいほど、大きくなります
ベースと胴体では部品の大きさがかなり違います、収縮量に差が出るのは仕方ありませんが、仕方がないでは困っちゃいます、うちも一応ガレージキットメーカーのお手伝いをしているので、何か対策を考えておかないと、そこで僕の考えた収縮対策
1.キャスト部品の収縮を予測して原型を作る
うーん、無理だなこれは
2.実際にシリコーンゴム型取り、複製を行って、キャスト部品の収縮の具合を調べて原型を修正して、生産型を作る
不可能ではないが、ものすごい回数のテストしないとできない
3.収縮が少ない材料を使用する
これが最も簡単な対策だけど、材料費が増加し、製造コストが高くなる
4.部品を分割して調整シロを作っておく
組立ててもらう際に調整して合せてもらう、ユーザー任せ対策、これがいちばん現実的ですね
もっといい方法がある人は、ご教授お願いいたします
キット生産時の僕の考えた収縮対策これくらいにして、目前の問題の解決に移ります
解決方法は大きく分けて3つあります
1.胴体を修正する
2.ベースを修正する
3.無視する
胴体を修正したら、体表のディティール再生が難しそう、ズレを無視するというのは真の解決とは言えないですね、ベースにもディティールがありますが、胴体ほど再生が難しくなさそうです、そこで、ベースを足に合せて修正します
ベースの裏面を削って平面にする

木片に#60布やすりを巻いて裏面を削る

左足のくぼみをのこぎりで切り出す

タミヤの模型用のこぎりを使ってます、糸鋸を使った方がよいと思いますが刃がなかったので使ってます
のこぎりの過去ブログはこちら のこぎりいろいろ
切り出したベース

仮合わせして、干渉部分を削る

足の窪みの中央部分が少し盛り上がっています、胴体の足裏には注型口があって、前回、平らに削ったのですが、このままでは合わないので、彫刻刀で盛り上がり部分を削ります

なかなか合わないので、足裏も彫刻刀で削る

何とか合いました

エポキシ接着剤ですき間を充填しながら接着します

下敷きにPPシートを敷いてます
エポキシ接着剤についてはこちら エポキシ接着剤について
硬化待ち

前回の物

ベースの足型に足が合っているのが、わかりますかね
今回の作業時間 1.5hours
今回ここまで
最近はカラーキャストで部品を色分けで分割しているキットがありますが、収縮の対策はどうやっているんでしょうかね
次回を読む
ガレージキットの組立 チュパベビー 4回(洗浄2、パーティングライン処理2、ベース修正2)
前回を読む
ガレージキットの組立 チュパベビー 2回(洗浄、パーティングライン処理1)
1回から読む
ガレージキットの組立 チュパベビー 1回(キット解説)