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英国系パブ&ビール飲み歩き日記+α

ジョンさんのイギリス料理講座 Part2: Anglia編 … Inishmore (恵比寿)

2005-05-30 | 日本のイギリス料理
恵比寿INISHMOREで開催された、イギリスローカル料理講座“John's British Food Road Trip”Part2。
Part1: Westcountry編はこちら。

今日はロンドンの北東に位置する低地、Anglia編。
“Abbot Ale”や“Old Specled Hen”でお馴染み、Greene Kingの地元です。

Potted Cromer Crab
Potted Cromer Crab
この地方で捕れる蟹、Cromer Crabのパテ。
Cromer Crabは小振りで商品価値が低いため、ほとんど地元で消費されるそうです。
そのせいで日本での入手は難しく、国産の蟹を使用。
バターとレモンの利いた、フレッシュな風味が美味しい。

Huntington Fidget Pie
Huntington Fidget Pie
ベーコン、タマネギ、リンゴのスープパイ。
サイダー(リンゴの発泡酒)も入っています。
スープパイはパイ皮で密閉したものが多いように思いますが、これは最初から穴が開けられ、落し蓋程度の弱い蓋でした。
皮が厚めで、パイというよりはクッキーの食感です。

フィリングのベーコンの塩気とリンゴの軽い甘酸っぱさが、意外に良く合います。
肉とフルーツの組み合わせが、いかにもイギリスっぽい。

Sussex stew and dumplings
Sussex stew and dumplings
ビーフ、オニオン、ニンジン、ジャガイモをポートワインとスタウトで煮込んだシチュー。
比較的メジャーなレシピだそうです。
こちらも少し酸味があって、見た目よりはあっさり目。
日本のパブで食べる『ギネスシチュー』や『アイリッシュシチュー(この時はラムですが)』でも、これに近いタイプを時々見かけます。
でもdumplings(ハーブ入り小麦粉団子)が入っているものは初めて。

隠し味は“Mushroom Ketchup”。
今ケチャップと言えばトマトですが、昔(2次大戦以前)は様々な野菜、特にキノコのケチャップが良く作られていたそうです。
塩をしたキノコを4日置いて、出てきた液にスパイスを加えて煮詰めた黒いソースで、トマトのような半固形ではなく、液状でした。

Cambridge Burnt Cream
Cambridge Burnt Cream
カスタードクリームの焼きプリン風デザート。
シンプルですが、結構濃厚な味。

どれもバターがたっぷりで、ボリュームのあるメニューでした。


前回はちょっと段取りが大変そうな感じでしたが、今回は段取りも、解説のビデオも大幅に改善されていました。
イベントとしても完成度が上がってきたので、次回も楽しみです。

次回は6/26、Heart of England編。
ソーセージ&マッシュが美味そうでした。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
(゜Д゜)ウマソー (うっきー)
2005-05-30 00:23:48
うわーうまそうだなあ( ゜ρ゜)

Huntington Fidget Pieがすげえ食べてみたいです。

どんな味でした?
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Unknown (イワサ)
2005-05-30 23:25:40
パイは程よい塩気と甘酸っぱさがいい感じでした。

材料の組み合わせセンスがいかにもイギリスで楽しいですね。

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イイ! (Jacky)
2005-06-01 23:44:12
おいしそうですね。

料理の組み合わせは、イギリスぽい気がします。

ギネスに合いそう。
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Unknown (イワサ)
2005-06-02 23:22:37
今回はAngliaなので、地元のAbbot Aleが飲みたかったですね。

リンゴ系なので、サイダーもいけると思います。
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