GUINNESS BOOK

英国系パブ&ビール飲み歩き日記+α

金沢の酒と人情料理 … いたる本店 (金沢)

2007-07-14 | 日本で飲む/食べる
金沢で人気の居酒屋、“酒と人情料理 いたる 本店”。

以前紹介した“くろ屋”、富山の“だい人”は、このお店で修行された方が開いたお店だそうです。

お店の雰囲気、桶を使ったお刺身盛り、それに突き出しがどの店もタコ山葵、と、確かに共通点が多くありました。
(突き出しは日によって変わるので、偶然の一致のようです)

魚は珍しいものが色々あって、飛び魚のタタキは味、盛り付けとも楽しい一品でした。


かます刺

大かますの刺身。
かますは鮮度が落ちやすいそうで、刺身では滅多に食べられないそうです。
身が締まっていて、本当に美味しい。
見た目も立派。


サザエ刺

サザエは溶いた肝につけて。
これも鮮度がいい時しか出来ないそうです。
お酒が進む味。


岩牡蠣

大振りの岩牡蠣。
初夏の味です。


刺盛

お刺身盛り合わせ1人前。
盛り付けの芸風が、くろ屋やだい人に通じるものがあります。
金沢では他にも、氷を敷き詰めた桶に盛り合わせるスタイルを見かけましたが、ひょっとしてココが発祥なんでしょうか?

魚の種類を、きちんと説明してくれるのも嬉しい。


太きゅうりの揚げ出し

加賀野菜、太きゅうりの揚げ出し。
太きゅうりは瓜に近いので、揚げるとズッキーニのようなホックリ感があります。


能登豚

能登豚の岩塩焼き。
能登のブランド豚だそうです。しっかりした味わい。


裏メニュー

裏メニュー。
「最後に何か、金沢っぽいものを…」
と頼んだら、その場で考えて作ってくれました。
へしこ(鯖の糠漬)の握り、金時草と太きゅうりの巻物、ひらめの刺身と炙りの巻物。
特にへしこ寿司の適度な辛さと風味、コリっとした中骨の食感が最高でした。


裏メニュー2

裏メニューその2。
飛び魚のタタキに乗っていた骨を炙って、お吸い物を作ってくれました。
飛び魚は高級な出汁になると聞いたことがありますが、身のアッサリ感からは想像できないシッカリした味で、タタキに負けず劣らず感激しました。









カウンターと料理人さんの距離が近く、とても気さくな雰囲気。
こういうお店は、カウンターで色々と話しながら、お酒と料理を愉しむのが一番だと思います。
日本酒も充実していて美味しい。
特に天狗舞の蔵出しはスッキリ美味しく、これからの暑い季節にもいけると思います。

かなり気に入ったので、2度お邪魔しました。
これからも金沢で飲むなら、真っ先に候補に挙げたいお店です。



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