本編序章
今、愛ならば何をするだろう…
視界ゼロの濃霧から突然あらわれた「みちしるべ」
何度も目の前に現れては消えた「みちしるべ」
それが再び目の前に現れた。
あきらめず、あきらめず、
ただそれだけを心に想い、
魂に刻み込んだ「みちしるべ」
「行きなさい!」と、
これまで出会った大勢の人たちの声が聞こえる。
「進みなさい!」と、
寝たきりのお年寄りや認知症の人たちが叫んでいる。
魂の叫びが聞こえる。
みんなが私に叫んでいる。
「踏み出しなさい!一歩踏み出しなさい!」
「進みなさい!立ち止まらず、前に進みなさい!」
悩むことなんかない! 迷うことなんかない! 怯えることなんかない!
今、愛ならば何をするだろう?
そんなの決まっている!
考えなくても決まっている!
この世に生まれる前から決まっている!
「みちしるべ」をやる!
ずっとずっと心に誓っていた。
ああ、神様、それでも恐れにおののいています。
ああ、神様、力をください。
恐れに負けない強さをください。
一歩踏み出す勇気をください。
愛と共に歩むことを助けてください。
神様、この叫びが聞こえてますか?
いつも共にいてくれてありがとう。
一緒に歩いてくれてありがとう。
2004年 by 鈴木実
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