既に20本パックの生産は終了し、量販店でも20パックは在庫もなくなっています。5本パックでも値段的には変わりませんが、20本パックと言うのはアマチュアとしては憧れの存在だっただけに、寂しいの一言です。 11,02,21 FUJIFILM FinePix AX250
昨日(21日)は天気が良かったものの鉄ちゃんばかりやってはいられないので、朝から家事に精を出しました。布団干やシーツの洗濯、それに換気扇本体の油落としとフィルターの交換等を手際よく済ませました。そして10時過ぎには家を後にして銀座へ向かいます。銀座へ向かった理由は溜まった未現像のリバーサルフイルムとモノクロフイルムを行きつけのプロラボ(クリエイト)に現像処理を依頼するためでした。
プロラボの店頭では横浜→新橋とクリエイトの営業所の閉鎖共に異動して、今は銀座勤務となった顔なじみの女性が対応してくれました。
私は彼女のストーカーではありませんが彼女の異動先を追うように横浜から新橋へとフイルム現像を依頼する営業所を変えていきました。さらに10年02月の新橋営業所閉鎖に伴い彼女は銀座へ移動となりましたが、私も地理的にクリエイト新宿へ通うことは難しく、致し方なくクリエイト銀座に通う事になり、またもや彼女の後を追う事になってしました。
考えてみれば、その彼女とは横浜時代からの顔なじみですから、既に5年くらいも年月が経っています。最近は彼女とメアドを交換するようになり、メールでいろんな情報を交換したりしています。ある時などは素人に゛フィルムをだして来てくれれば良いから゛とお願いし、現像指示は彼女へメールで依頼した事も何度かありました。
昨日も彼女と銀座周辺のグルメ情報等、たわいもない世間話をしていました。そんな時、何かの拍子に視線が彼女からカウンターにあったフイルムの販売価格表に移っていました。漠然とその価格表を見ているとプロビア100Fは5本パックの値段しかなく、長年親しんでいた20本パックの値段が無い事に気付きました。
”どうして?”と彼女に聞くとなんと”20本パックは生産停止となりました”との事。はっきり言ってビックリと言うより悲しくなってしまいました。
そう言えば12月にビックカメラ藤沢店でプロビア100Fを購入した際にもリバーサルフイルムの20本パックの姿がなく、5本パックしか在庫がなかったのを思い出しました。その時は単なる欠品だと思い込んでいました。実はあの時、20本パックはすでに生産停止となっていて在庫がなかったのでしょう。
リバーサルフィルムの20本パックと言うのは憧れの存在でした。鉄道雑誌編集部やプロカメラマンの事務所に伺うと棚などに無造作に積み上げられたリバーサルフィルムの20本パックの箱(空箱だったのかもしれませんが)に憧れを持った事を思い出します。それだけに20本パックの生産停止は生涯銀塩主義としては゛いよいよ追い込まれて来た!゛と言う気分になってしまいす。今回の20本パック生産停止は近い将来に重大な決断を強いられるエボックメイキングになる気がしてなりませんでした。
何度もこのブログでもご紹介しましたが、私は生涯銀塩主義(フイルム撮影)を貫くと宣言してきました。その理由はデジタルでは表現できない色の描写がフイルムでは出来るからです。特に青はデジタルだと色に厚さがなく、冷たい青になりますが、銀塩(フィルム)だと、青は限りなく見た通りの青になります。そのため、今まで数々の誘惑を排除して銀塩に拘ってきました。また、モノクロフイルムでの撮影は私の鉄道撮影の原点でもあるし、モノクロ撮影でしか表現出来ないも雰囲気(描写)で仕上がるためにフイルム撮影に拘ってきました。ただしこのブログのために最低限のデジタル化は必要になりデジタル一眼レフとデジタルコンパクトカメラは持つようになりましたが、あくまでも鉄道撮影は今も銀塩第一撮影主義を貫いているつもりです。
しかしデジタルを否定して全ての面で銀塩が勝っているとは思いません。前述の通り、このブログはデジタルの画像が無かったら成り立たないも事実です。画像の保存性に関しても一長一短あります。また、描写性もフィルムが苦手な薄暗い場所や明るい曇等はデジタルの描写が銀塩より勝っています。
反面、デジタル普及のおかげで生産停止となったフイルムスキャナーの保守やフイルムスキャナー。さらにはフィルムスキャナーはwindowsXPでしか立ち上げが出来ない(対応できていない)ためにパソコンも最新型は購入できないという制約を受け、不満もありますが、これも自分がフイルム撮影に拘るためなので致したないと諦めていました。
しかし最近、フイルム撮影についての環境も限界に達してきたような気がします。まず前述のプロラボの減少です。まだ私は銀座や新宿へも通える状況ですので、まだ良いのですが地方在住の方はどうしているのでしょうか?確かに宅急便で依頼し、現像後に返送してもらうシステムもありますが、これでは馴染みの人も出来ません。既にプロラボの減少も限界に達しています。これ以上減少する様でしたら、一生の決断に迫られる事になるかもしれません。
また、フイルムそのものの販売方法もどんどん縮小傾向にあります。私は20本パックが生産停止になったくらいの精神的影響しかありませんが、私の友人はペンタックス6×7でモノクロ撮影してるのですが親しんだアクロス120(220)が生産停止となり途方に暮れていました。
フイルム会社の方は”まだまだフイルムは健在です。安心して使い続けてください”と仰いますが、実際に安心して使い続けられるのか年を追う毎に疑問が次々に沸いて来ます。表現は適切ではないかも知れませんが”君は生きる権利があるんだぁ!生きる事に意義があるんだぁ!と私に激を飛ばしながらも、その手は私の首をどんどん絞めて、私を苦しくしている様に思えてなりません。
゛これ以上我々、銀塩信者を苦しめないで欲しい゛と願いながらプロラボを後にしました。
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