DT200Aの庫 (goo-blg)

C5766号機

 暑さがぶり返した今日、私にとっては苦痛の一日でした…と言うのも今日は一年に一回の人間ドックの日なのです。何で嫌かと言うと私はバリュームが大嫌い(もっと言うと生理的に受け付けられない)なのです。とは言ってもバリュームを飲まない限り胃の透視は出来ないし人間ドックは終わりません。
 もととも嫌な事は先に終わらせたい性格のため憂鬱ながら今朝は5時に起き6時過ぎには家をでて病院には7時過ぎには到着してしまいました。(今年は病院に入ったら既に待合室には先客が居て一番乗りではなく何とも残念bomb3
 8時から始まった検診もトントン拍子に進み10時前には検診の全てが終わってしまいました。今年からリスク回避の観点からバリュームの前に胃の活動を抑える痛い注射が廃止されていたとは言え、バリュームを飲むには変わりなく、数年前よりだいぶ飲みやすくなったとはいえ苦手な液体を飲んだ上に、台の上に寝かされ、右に左に身体を廻し、その上”お腹を振って!”なんていわれて、本当に苦痛の極みでした…俺はシェイカーじゃないぜsoppo

 例年より更に早く終わったので以前から気になっていた大森の交通公園にあるC5766号機を見に行くことにしました。ここのC57は東海道線や京浜東北線から眺められるのですが、他の静態保存機と大きく異なりピストンにエアーが供給され動輪が廻るのです。その準備のため私が機関車周りを覗いているとスタッフの方がクロスヘッドに注油を始めました。早速、スタッフの方と一言、二言話してみるとこのスタッフは蒸機にはまったく興味が無く素人さんでただ与えられた仕事をこなしている話しぷりでした。スタッフの方と話しの中でいろいろ興味深い話も出てきました。
 まず、動輪の回転部の注油は動輪の回転部分と油壺に一週間に2回程度注油し一ヶ月にその量は18Lに及ぶこと、ピストン部には空気を入れて可動させるもののほとんどメンテナンスは必要なく(出来ない?)数年に一度に業者(たぶん日本交通機械かと思われます。)が分解する程度だということ、そして次回ピストンの内部に重大な不具合が発生した場合は修理不能であるとJRから通告されている事を教えてくれました。また注油以外にも動輪を丁寧に磨いていて本当に大切に保存されているのが良くわかりました。
 流石に動輪が輝いていると静態保存の蒸機でもなにか他の朽ち落ちた静態保存蒸機とは異なり、惹かれる物がりました。


 C5766は最終配置区が宮崎のため九州特有の優雅なスタイルで眼の保養になります。


 メインロッドのビックエンドに注油する姿を見ているとここは何処なんだろうとと錯覚に陥ってしまいますが、自分の後ろをE231系や207系が走りぬけ妙な気分になります。


 ロッドと動輪の磨きだしもまめに行っているとの事なので、折角だからロッドの塗装を剥がして金属の地肌を磨いたほうが見栄えしますヨ!とアドバイスしておきました。

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