この頃、東海道線の下り列車を午前中に撮影すると言えば、函南・興津そして金谷と言うのが定番でした。そのうち興津川橋梁のポイントはアングルから編成が機関車を入れて8両程度と言う制約がありました。 90,12,05 興津 9443レ スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
20年前の12月にロクイチ三昧の一日があり、今も印象深く残っています。当時の資料はほとんど手元になく、あるのはネガケースに書かれた日付と列車番号とわずかな残っている記憶だけですが、当日を辿っていきたいと思います。
その日は90年12月5日でロクイチは団臨運用でサロン東京を牽いています。運転区間は品川ー菊川の往復運用だったと推測されます。このうち客扱区間は失念しましたが途中、草薙で中線に入り長時間停車(鉄ちゃん用語でバカ停と良く言います。)するために、列車でも追いかけ可能なスジだったはずです。
私はその日、沼津ー菊川の列車を2回撮りたいが故に東名高速集中工事日でありながら(今でも秋になると東名高速の集中工事が行われますが、当時から続いているのが意外です。)その渋滞リスクを承知の上で車で撮影に出掛けました。
当時は撮影地の場所確保のために現地で宿泊する事が多かったので車内のスペースに余裕のあるトヨタのタウンエースに乗っていました。そのため、早く現地に着いても後部シートでくつろぐ出来たので、かなり早目に撮影地である興津川橋梁に到着した記憶があります(確かに一番乗り)。
当時でもロクイチの人気は絶大でしたが、それでも通常の団臨ですのでパニックになる事もなく、のんびり撮影出来ました。撮影した興津川橋梁でも十数人程度だったはずです。
幸いにもその日、一発目の列車は晴天の下でお気に入りの興津川橋梁で撮影する事が出来ました。撮影後は興津インターから東名高速に乗ったのですが、そこは静岡インターを頭にした渋滞の真っ只中でした。列車は草薙駅で停車するとは言え、それは30分程度だったと記憶しています。
゛間に合わないかな?まぁ、上り列車に間えばそれでヨシ!゛と自分に言い聞かせるものの、焦る気持ちは高ぶるばかりでしたが、なんとか列車より先行する形で渋滞を抜ける事が出来ました。
必死に追っかけて撮影したポイントです。初めて訪れた撮影地してはまぁまぁてした。 90,12,05 藤枝-島田(六合) 9443レ スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
さて、渋滞は抜けたは良いものの、どこで撮るか?いろいろ悩みました。金谷まで行きたいけど、吉田インターから金谷までの距離を考えると不安が残ります。出来れば東海道線と東名高速のインターが近い焼津あたりで撮影地を見つけた方がリスクが少ないと考えていると藤枝ー島田に少し開けた所(現在の六合駅付近)があるのを思いだしました。ここなら焼津インターから国道1号線を入る事なく東海道線に沿った裏道でたどり着く事が出来ます。未訪の場所ではありましたが掛けてみる事にしました。
たどり着いた場所は平凡ながら、東海道筋の雰囲気を残した意外と良い場所でした。バッグに国道1号線沿いのスーツ量販店の看板が気にはなりますが、うまく処理しすればアングルに気にならない様に処理出来ます。
カメラをセットして程なくロクイチ牽引のサロン東京が通過して行きました。
菊川からの折り返し列車は金谷付近の山が近い所では山影になりそうでしたし、この場所が気に入ったので、上り列車も同じ場所で撮影しました。通常は片道ワンカット撮影でも満足するのに往復3カットも撮影が出来て充分満足した思いだけは、今も鮮明に覚えいます。
帰り道は当時はETCの通勤割引などあるはずもなく、国道1号線を箱根越して帰宅し、西湘バイパス~134号線の渋滞に閉口したものの、気分良く帰った事も覚えています。
冬の半逆光に輝くロクイチとサロン東京に思わず手ごたえを感じました。 90,12.05 藤枝-島田(六合) 回9104レ スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
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つばめ鮨[[EE:AEAB8]]の常連
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