この地方は蕎麦の産地（蕎麦は土地が痩せている所でも良く育つので、蕎麦の産地＝土地の痩せている地域と言うことになってしまうのですが…？）で以前より蕎麦作りでは有名でした。喜多方が日本最大のラーメンの街ですので、この地域は一大麺地帯といって過言ではないと思います。
まず、なんでこの”やまびこ”と言うお店を知ったかと言うと撮影の折、山都の表通りが混む（追っかけの時山都駅の喜多方よりの踏切で渋滞するのでこの時間が何とかならないかと思い）ので裏道がないかと探していた時に偶然見つけた次第です。その日はたしか連休だったのですが、昼は過ぎているのに駐車場に県内ナンバーの車が何台か停まっており、「この店は美味しいのかな？」と記憶に残り後日入ってみるとその味の良さに舌鼓を打ち、以後常連（自分だけ常連気取りでお店の人は私の事を憶えていませんが…笑）となった次第です。
これで１，５００円は納得のお値段。昔はこれにビールをつけて昼寝付だったのですが、このご時世にビールを頼まなくなったら、もっと割安かが高くなりました。
ここのお店では相当にお蕎麦の味に自身を持っているのでしょう。サービスに水蕎麦を出してくれます。この水蕎麦は現地のおいしい水にお蕎麦をさらして食べるのですが、蕎麦本来の味がもろに出でしまうので、相当においしいお蕎麦でないと、またお店側も相当に自信がないと出せないし、食べれない代物です。
このお店は蕎麦もさることながら、天麩羅の美味も素晴らしいと思います。その揚げ方は周りはサクサクしていて、中はモッチリ。素材も山の幸中心で（天ざるには立派な海老が入っているのですが、海の近い土地ではないので、海老の代わりに山の幸を多く入れてくれたほうが良いのですが？）、東京の老舗の天麩羅と肩を並べるくらい美味しく、いつも堪能してしまいます。この天麩羅で一度天丼を食べてみたいと密かに思いをめぐらしているのですが…？
立地条件も山都駅すぐ裏なので、通り過ぎる列車を見ながらいただくおいしい蕎麦は格別です…なんて書くと情緒豊かですが、かつては不覚にも未チェックだったが故にこの窓からＤＥ１０の牽引するＮＯ・ＤＯ・ＫＡが走り去るのを蕎麦を食いながら眺めてしまったこともあります。
