この列車は八王子発高麗川行で金子を１４：３０頃に通過する列車で晩年までこのスジは残っていました。この日は近くに車を停めて撮影地まで犬走りを歩いていると列車に轢かれて真っ二つになった犬の死体があってとっても気持ち悪かった事が鮮明に憶えています。 ８３，０９，１７ 金子―箱根ヶ崎 ５２９３レ ＴＲＩ－Ｘ スキャナー ： Ｎｉｋｏｎ ＣＯＯＬＳＣＡＮ ⅣＥＤ
八高線が注目された時代には（注目させててしまったのは自分なのですが・・・）ＤＤ５１オンリーだった同線ですが、結構晩年までＤＥ１０の貨物列車が存在しました。このＤＥ１０は大宮機関区のＤＥ１０で大宮から川越線経由で高麗川までやって来て大宮へ帰る間合いに八王子まで１往復の運用になってしました。同線で乗務経験のある川越住民様によるとＤＤ５１と重連で寄居までの運用もあったようですが、私が八高線に通い出した頃は大宮のＤＥ１０は八王子のひとやまの運用になってしました。
結構、アップダウンのある八高線ですので１エンジンのＤＥ１０の非力が顕著に現れたのではないかと推測それます。高麗川から八王子までは積車ですので雨の日など空転に悩まされたのではないでしょうか？写真も返空まタキながら４両と言う短さです。
今はまったく認識（価値観）が異なりますが当時、私に限った訳ではなくＤＤ５１は本線機関車で、ＤＥ１０は入換機と言う位置づけで、ＤＥ１０の本線列車に魅力を感じずあまりカメラを向ける事はありませんでした。そんな理由もあり八高線沿線にカメラを持っているにもかかわらず積極的に撮影した事もなく、まともに撮影したのはこの１枚だけと記憶しています。
その後、川越線の貨物が廃止となるとＤＥ１０は八高線から撤退し全貨物列車がＤＤ５１牽引となりました。午前中に東武５７型を撮影して、高速代をケチっる目的で新古河ー加須―小川町ー八王子経由で帰ろうと車を走らせていたら金子付近でＤＥ１０の牽引はずだった列車がＤＤ５１牽引になっていたの目撃し驚いた記憶があります。それと同時に身勝手なものでＤＥ１０牽引の貨物を積極的に撮っておけば良かったと反省したものでした。
