切れ目ないがん治療が可能なのかというテーマで、
TV放映がありましたでしょうか?
私は、見ていないのですが・・
英国で、切れ目がない治療が提供されているのは
かかりつけ医としての家庭医(GP)を持っているからです。
疾患によらず、常に一人のGPを持っています。
がんを疑えば、GPからの紹介状で高次医療機関に行き、
治療が終了すれば、GPの元に帰り、
地域に戻った時も、GPがみてくれます。
そのGPをサポートする緩和専門チームが急性期病院や
ホスピスからも派遣されるわけです。
日本で、切れ目ないがん治療を実現するには
がん診療をどうするかという視点ではなく
医療全般のデザインとして、
かかりつけ医制度を今後、
日本の医療に取り入れていくのかという議論が必要になります。
総合医、総合科を策定しようとした政府に
待ったが一旦かかりました。
今後、これをどうしていくかが
がん治療においても、重要なポイントになってくるでしょう。
切れ目のないがん治療には、がん治療医や緩和医療医師だけではない
生涯を通して、健康管理相談にのってくれるような医療スタッフの存在があること
それが、大変大切な役割をしていることを
どうか、知っていただきたいと思います。
TV放映がありましたでしょうか?
私は、見ていないのですが・・
英国で、切れ目がない治療が提供されているのは
かかりつけ医としての家庭医(GP)を持っているからです。
疾患によらず、常に一人のGPを持っています。
がんを疑えば、GPからの紹介状で高次医療機関に行き、
治療が終了すれば、GPの元に帰り、
地域に戻った時も、GPがみてくれます。
そのGPをサポートする緩和専門チームが急性期病院や
ホスピスからも派遣されるわけです。
日本で、切れ目ないがん治療を実現するには
がん診療をどうするかという視点ではなく
医療全般のデザインとして、
かかりつけ医制度を今後、
日本の医療に取り入れていくのかという議論が必要になります。
総合医、総合科を策定しようとした政府に
待ったが一旦かかりました。
今後、これをどうしていくかが
がん治療においても、重要なポイントになってくるでしょう。
切れ目のないがん治療には、がん治療医や緩和医療医師だけではない
生涯を通して、健康管理相談にのってくれるような医療スタッフの存在があること
それが、大変大切な役割をしていることを
どうか、知っていただきたいと思います。
日本でも、医学生を対象にした家庭医の勉強会が開催されたようです
私が幼少のころお世話になった診療所のドクターは我が家の家庭医・全員のかかりつけ医でもありました。
専門家も必要だけれど、全体的に診ていただけるドクターも必要だ、だからジェネラリストも育成しようという動きもあるようですね
プラス、何かと相談できる薬剤師さんとか
看護師さん(同じ人が長く居てくださるのが理想)も本当に必要ですね
お薬以外のことも話せる近所の薬剤師さん、
この場を借りて有難うございます
ここには、結構沢山の薬剤師さんがお立ち寄りくださっているのですが、えびさんから頂いたコメント、どんなに皆さん嬉しいだろうって、思いをはせておりました。生活を多職種で支援できる体制が本当に大切だと思います。
ミニーさん
大切なことだと思います。英国でも、GPの方はグループを作られていることが多いそうです。
日本でも、地域的には増えてきました。
ただ、大きくなると、情報の共有方法が難しくなるとも言われています。
何よりも、こうした新しい取り組みを皆で良い方向に進むよう支援しあうことが大切と思っています。
主治医に対する信頼もあるとおもいますが、往診をしていただけるDrが少ないことも大きな原因です。特に年末・年始という時期がらこれからさらに厳しくなります。
PEACEセミナーには多くの開業の先生方が参加して頂けました。御家族・患者さんが安心して退院できる環境、これから少しづつ良い方向に向かって欲しい。
他人任せのコメントでしたが自分の中の大きな問題の1つでありコメントさせてもらいました。
GP制度の良いところは持続性ですね。長年の付き合いで家族全員を代々なんてこともあって、患者からの信頼度はかなり高い。HPC医師に任せていても様子を見に来てたり(診療点は取れないから全くのボランティアで)、患者の過去の病歴も取りやすいです。
専門医に診てもらうためにはまずGPに診て貰ってそこから紹介状を書いてもらって、というわけになるので、日本にいた時のようにちょっと皮膚科へなんてことはできません。逆に言えばGPが診断を遅らせる(がんの早期発見ができなかった、誤診??)なんてこともあります。どんなことでも良し悪しがあるということでしょうか。
もともとずっと見ていた患者さんが帰ってくることは地域の先生方も喜んで診て下さいます。でも、病院の都合で唐突に依頼されるのは断るとはっきり言われる地域の先生がいらっしゃいます。地域側からみれば、納得できる心情です。
患者さん・ご家族が、患者となる前から自己健康管理の一貫としてかかりつけ医を持つことが普通のことになる意識の変化や医療システムの変化が必要なのではないかと、病院と診療所の両面をみていると感じるこの頃です。
専門医へのアクセスがよいことで日本の医療は有名です。でも、専門医のところに、診療所でもよい患者さんが行くので、3分診療とか、説明不十分とか言われてしまっています。一方で、治療過程から療養過程への移行が上手くいかず、専門急性期の病床を慢性期の患者さんで埋まり、手術待機期間が延びてしまうなど、機能が回っていかないこともあります。
ほどほどの良いとこどりがよいのですが、これには、一般市民が自分の健康管理に自ら参画するような自助能力を高める支援をしていかなければ、実現できないのではと思うこともあります。本当に難しいものです。