緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

がん診療における機能分化にうねりを感じます

2008年12月14日 | 医療

今日は、近県の大学病院で、
がんプロフェッショナル養成プランの一環としての
集中がん講座で、がん疼痛緩和のレクチャーを担当しました。

最近、このがんプロ関連の依頼が増えてきました。

また、がん診療拠点病院の医師研修が始まりつつあります。

大学病院でもなく
がん診療拠点病院でもないところにいると
がんの情勢から少しずつ離れてしまうような感覚さえ持ちます。
また、社会的にはその差が表れていませんが
多分、後一年すると
メディアなどの社会感度が高い分野から
がん診療の機能分化が明らかになっていくことでしょう。

一方、機能の期待にこたえられない病院が
ぐらつき始めるのも
来年秋の拠点病院の見直し時期ごろになりそうです。

これから、来年秋くらいまで、急速ながん診療の
うねりを感じています。

研修医の医師で今後がんをやりたい方は
病院の選択を慎重に。
患者さんは、がんにかかわる相談がある場合は
積極的にがん診療拠点病院を利用されるとよいと思います。

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3 コメント

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悩んでいます (倫子)
2009-01-08 22:29:10
はじめまして。とても勉強させて頂きました。私は看護師(内科病棟)です。最近、外科患者さんのターミナル患者が増え戸惑いながら働いています。主治医はもちろんペインDrも頑張っておられます。しかし当病院には緩和ケア委員会というものしかなく痛みはとれるものの患者さんがパニック、不安になった時の対処法が確立していない現状です。こんな時患者さんにどう言葉をかけてあげれば、、、、、日々悩んでいます。アドバイスいただきたく書いてしまいました。お忙しい中突然失礼いたします。先生のブログに出会えて感謝です。明日も頑張ります!!!
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コメントありがとうございます (aruga)
2009-01-08 23:18:29
倫子さん
率直なお気持ちをお書き下さりありがとうございます。私のご意見を書かせて頂くとすると、このコメント欄だけでは足りないかなあと思います。近いうちに、記事の方に書いてみたいと思います。
ただ、金、土と学会の委員会で連日遅い時間になってしまいそうなので(特に、金は終了予定が23時!)日曜日か月曜日になってしまいそうです。先になりますが、おゆるし下さいね。
返信する
ありがとうございます (倫子)
2009-01-10 04:37:58
先生、お忙しい中ありがとうございます。とても嬉しいです。今日は患者さんも調子良く私に冗談を言ってくれました。なんだかとても暖かい気持ちになれご家族も穏やかでした。先生に悩んでいた気持ちを打ち明ける事ができたおかげです。先生の記事の方でまた勉強させて頂きます!先生、とてもお忙しい事と思います。お身体大切になさってくださいね。先生のブログで元気をもらっている倫子でした。
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