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毎日、ウクライナ戦争のことが報道されます。
何故、こんなことになったのだろう・・
そんな気持ちが渦巻きます。
第2次世界大戦・・
世界の人々は、今私達がロシアやプーチンに何故?と感じるような気持ちで日本を見つめていた・・かもしれません。
もう30年近く前、在米中のこと。
地域の教会で、駐留外国人向けの支援目的の集いが毎週開催されていて、休日などに参加していました。
地域のアメリカ人、留学や駐在している多国の人々の会で、平穏で温かく居心地のよい場所でした。
ある日、司会のジョーより・・
「皆さん、今日は何の日かご存じですね。」
12月7日でした。
キョトンとする日本人・・
「パールハーバー開戦の日です・・・
皆さん、祈りましょう」
日本の教育の中で聞いていた戦争は、終戦記念日が中心で、皆が不幸になる戦争は行ってはいけないと聞かされていました。
真珠湾攻撃のことは簡単には知っていても、毎年その日に出来事を思い出したり、日本が行った問題の詳細は、私はよくわかっていませんでした。
祈りの席では、パールハーバーで何が起こったかは誰も言及することはありませんでしたし、誰も日本人の私を責めたりする人もいませんでした。
ただ、その時の状況から、私が受けてきた教育は、国際社会の視点に立ったものではなかったと直感しました。
ウクライナの大統領の他国での演説の中で、パールハーバーに言及したことがありました。
他の国から宥められていましたが、正直な気持ちだろうと思います。
今の戦争のニュースを聞くたびに、当時の日本も外からはこんな風に見えていたのかもしれない・・と感じます。
他国の出来事と思わず、過去に戦争の当事者だったことに誠実でありたいと思います。
国外に出て、初めて自分の無知に気づかされた経験でした。
Monica VolpinによるPixabayからの画像