血液製剤による肝炎問題。
収束の方向に進みますように。
ニュースを見ながら、気になっていました。
皆さんは、この問題を過去のこととして
捉えていないでしょうか。
現在の血液製剤は
B,C型肝炎、HIVはウイルスチェックを受けています。
しかし・・・・
数%これをすり抜けるものがあります。
また、ウイルスは、これだけではありません。
成人T細胞白血病、エボラ、デング熱、ヘルペス、麻疹・・・
これらの混入はチェック体制がありません。
ヨーロッパのみならず、アジアでは
輸血製剤の病原体不活性化対策が
すでに導入開始されています。
気になっていたところ、メーリングリストで
送られてきた記事はまさしくそれを指摘していました。
「MRIC Vol62 輸血血液の安全を議論する必要性」
この記事によると、最近、E型肝炎、りんご病の
輸血による感染例が認められているようです。
B,C型肝炎、HIVの防御は99%は得られている・・と。
1%は未だ感染のリスクがあるわけです。
病原体不活化対策は狂牛病のプリオンは防御できないようですが
それ以外はすべて防ぐことができ
加えて、あの高価な血小板輸血は72時間しか有効期限はなかったのが
5~7日間まで使用可能となるなど
沢山のメリットがありそうです。
今、辛い思いをされている方の経験を無駄にすることなく
これからの輸血対策も考えていくべきことだと思います。
現在 HTLV-1(成人T細胞白血病ウイルス)はすべてチェックされていると聞いています。
輸血からのHTLV-1感染はないと言われていますが、血液製剤はそうではないのでしょうか?
チェックは抗体検査でされていますが、感染する可能性はゼロではないのです・・・ちょっと長くなりそうなので、14日の記事に返信を書かせていただきました。