保険対象にならない +++++++++++++++++++
在宅注射薬剤。
持ち出しになるから
そうした患者さんは
入院するしかないのでしょうか。
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どんどん制度が変わっていくので
かなり間違ったことを書いているかもしれません。
そのときは、是非、訂正お願いします。
施設基準を満たした緩和ケア病棟は
一日3780点という
定額制の診療報酬が設定されています。
どんな治療を行っても
何も行わなくても、37800円/日となります。
3割負担の方は
この金額の3割+有料室料(無料もあります)となります。
緩和ケア病棟の場合
すべての薬剤がこの定額報酬から持ち出しです。
ですから
末期総合診療料(在宅の定額医療)を算定していて
薬剤が持ち出しになるというのは
緩和ケア病棟を知っている私達にとって
そんなことは当たり前・・として捉えていました。
在宅医療も、
キチキチの利潤追求に走らず
患者さんのQOL維持のためには
持ち出すことも
時にはよしとしていただけたら
と思うのですが、いかがでしょうか。
飲めなくなってきたら
在宅末期医療総合診療料などを算定し
その中で
注射薬を適切に
投与していただけたら・・
と思います。
ちなみに、在宅療養支援診療所が
患者さんを在宅で看取ると
1万点・・つまり、10万円が
算定できます。
10万円です・・・・
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在宅緩和ケアサービスも無料、但し、薬は自己負担、 Pharmaceutical Benefits Scheme (PBS)という制度があって、PBSリストに載っている薬なら政府から補助が出ますので、実際の自己負担は1処方に対して最高30.70ドル、生活保護に当たる人は、4.90ドル、Safety netというのがあって、薬代が1059ドル(生活保護の人は274ドル)を超えると、普通の人は生活保護の人並みに、生活保護の人は無料になります。
緩和ケアの薬は殆どがPBSリストに載っているので使えます。たまに使えないものがあっても、代替のきくことが多いのでそれに変えます。
入院患者さんが退院するときは2週間分の内服、注射薬を病院からもらって退院(無料)、その後はGPに処方箋を書いてもらって薬局で購入することになります。
オーストラリアがすべての分野で在宅ケアを積極的に推し進めるもう一つの訳は、入院よりも在宅のほうが政府の出すお金は少なくてすむから
日本では財約緩和ケアのバックアップも少ないし、薬も入院してるようには使えないから、どうしても入院ということになり、入院日数も長引くということになるのでしょうか?
ちなみにオーストラリアの緩和ケア平均入院日数は14日ぐらいです。急性期病院だと4日ぐらいになりますが。
私のBlogでその辺も紹介したいと思っています。
http://pallicare-au.cocolog-nifty.com/blog/
日本の状況が細かくわかって勉強になります。これからもよろしく。