緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

ある薬剤師さんの悩み(4)

2008年09月06日 | 医療

「先生も手術をやりながら
 疼痛緩和もやっているのですから
 よくやっていらっしゃなあと日頃から感じています。
 でも、本当に大変でしょう。
 薬剤師として何か先生のお手伝いしたいと思っています。
 少しでも患者さんが楽になるように
 薬剤の調整に参加したいと思っています」


こんな声かけをしながら

"あなたの欠点や出来ていないことを非難″している
のではなく

患者さんに少しでも心地よい時間を過ごしてもらえる様
私も協力していきたい

という姿勢を伝えていきます。



私の場合、ありがたいことに同職種なので
こりゃ、前に進まない・・と感じたら

「先生、手術で大変ですよね。
 もし、ご了解いただけたら処方しましょうか。
 その後のフォローもしばらくしますね。」

と手術室に連絡するようにしています。


一旦、緩和ケアに依頼が出れば
対応できるのですが
依頼が出るまでが、病棟ではそれ相応に大変なようです。

でも、それは、病棟ナースや主治医と
十分話し合ってもらうことも
チーム形成には大切なプロセスなので
依頼は主治医を必ず通すようにしています。
(つづきます)

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2 コメント

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違う勉強も・・ (gachyon)
2008-09-06 17:54:01
aruga先生こんにちは。
ブログ楽しく拝見させていただいています。
先生のブログは緩和関係だけでなく、違う勉強をも
させていただいている様な気がします。
欠点や出来ないことを批判するより・・・
まさしくその通りだと今更ながら気づかされました。
いつのまにか忘れかけている初心を思い出し
もう一度色々なことを見つめなおしたいと思います。

返信する
かく言う私も・・ (aruga)
2008-09-07 21:45:42
患者さんのことや診療に関することは忍耐強いほうだと思うのですが、デスクワーク的な仕事のことや私的なこととなると直球タイプです・・
ちょっと変えていこうと決心したこの頃です。
返信する

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