DNR - Do Not Resuscitate 蘇生拒否
死の直前に行われる延命処置として
人工呼吸器や心臓マッサージなどの
心肺蘇生を行わないで欲しいという意思表示をさします。
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日本ではどのくらいの医療者が
患者さんご自身からDNR確認を
行っているのだろうかと思うことがよくあります。
私は、患者さんと話をするとき
DNRの確認が必要な場合は
ご家族からではなく、原則ご本人から聞かせていただくようにしています。
そうした話をして、やめてほしいと言われたことは一度もありませんでした。
むしろ、気がかりで、話したかったと言われることをよく経験します。
ただ、タイミングや言葉、表情などは細心の注意を払わなくてはなりません。
これから退院を考える
療養の場として緩和ケア病棟も選択肢に入れたい
家族を看取った時の話題になったとき
尊厳死などのニュースの話題
互いの人生論を展開しているとき・・
こんな時を、ひとつのきっかけとして、話を切り出していきます。
その時、大切なことは、患者ー医師の関係ではなく
互いにいずれ死が訪れる者として語り合う姿勢を忘れないことです。
どのように人生を生き抜くかを考える時、どのような最期を迎えたいかについて意思表示をしていることは大変重要なことです。残された家族にとって、最期の瞬間にはもはや確認しようがなく、迷いや後悔を持ち続けたりすることもあるものですから。
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今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
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私が主治医から「心電図、人工呼吸器、つけない方針で・・・?」っと切り出されました。
そろそろ、あと、2・3日で主人が燃え尽きそうな頃。
私は、迷わず、付けなくて結構です。と申し上げました。
ただ、泊まり込んでいた私は、正直なところ、怖かったです。
息してる?してない?ちょっとでも怖いと、ナースコールを押していました。
叔父や、祖父母の臨終には、何度か立ち会いましたが、責任ある立場で、完全に看取りの第一責任者として看取るのは、初めて。我が家には、子供がいなかったこともありましたが、本当に、ひとりぼっちで、怖かったです。
まぁ、主人の兄や、私の兄嫁さんなど、何人かは、来てくれていましたが・・・。
素人は、怖いです。知識もないし。
でも知識がないから、怖くないって事もありますので、一概に言えませんが。
どう変化するか分からなくて、死を始めて目の当たりにするから、自分が孤独に感じられて・・いろいろな怖いがあるように思います。どんなサポートがあると怖さが和らぐと感じられますか?在宅で看取る体制の促進が課題として挙げられている今日この頃ですが、この「怖い」という気持ちを支援できることがとっても大切だなあとコメントを拝見して感じました。
人それぞれで、予測できない状況も多いのでしょうが。
叔父や祖父母の時と、それぞれ、個人差が大きすぎ、具体的な例を示していただけないと、どうなったら、死んじゃうの?って、予想がつかなくって怖かったのですが・・・。
割と冷静な家族って、思われていた節がある私ですが、イザとなるとやっぱり、相当、慌てていましたから。ハイ。
「もう、いつどうなってもおかしくないので、奥さんが一緒に寝ていて、朝起きたら、冷たくなっていたと言うこともあります。」って結構怖かった。
呼吸が何秒くらい止まったら呼んで!!とか、具体的に・・・。先生や看護師さんを呼ぶときってどんなとき?とか、結構詳しく丁寧に教えて欲しいと思っています。
朝起きたら冷たくなってるかも?って、怖いです。ハイ。
ブログ仲間さん。ご主人が危篤状態に陥り、奥さんだいぶパニックになられたようで、「ぴょんさん、どうなるの?家の主人。」って、あったこともなく、病状も解らない素人の私に聞いても、解らないって言うことすら、奥さん解っていなかった。
「先生を呼んで、どんな風になったら、先生を呼んだらいいのか聞きなさい。」って、命令口調で答え、ついでに「しっかりしなさい!!看取るのは、あなた。」と気合いを入れてあげるしかありませんでした。
何だか、それほど、慌てる物です。素人って。