緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

中国産偽塩。3gで致死量

2007年03月25日 | 医療

在宅医療の話はもう少し続くのですが
今日は、号外・・

昨日は臨床研修医の修了発表会。
座長を頼まれていたので
支援会員にならせて頂いた
日本緩和医療薬学会の記念講演は
欠席させていただきました。

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その研修修了発表会
緩和ケアからの1演題は
かつて登場してくれてたオイスター先生が
骨痛へのモルヒネからオキシコドンへのローテーションの話。

もう一つ、精神科から。
ゴミを拾って歩く、興奮するなどの患者さんが
脳MRIで淡蒼球T1強調画像を呈し
先天性の門脈シャントが見つかったという症例。

門脈シャントなら、高アンモニア血症かと思うと
相関しておらず、病態は何なのだろう・・と
思いながら聞いていたところ
脳MRIで淡蒼球T1強調画像はマンガンの沈着なのだとか・・
で、ネットで検索したら、どうも、マンガンだけでもなく
潜在的な何かがここに沈着する可能性が・・

ということで
鉱物の中毒などをネットサーフィンしていたところ
驚くべきニュース!!!

世界鑑測・キタムラリポート 中国で「ニセモノの塩」が氾濫- goo ニュース
中国で偽物の塩。3gで致死量
偽塩の正体は製塩工場の廃液からつくった不純な塩や、通常「工業塩」と呼ばれる化学工業原料の「亜硝酸塩」である。(本文より)

亜硝酸塩?!
あ・・あしょうさんえん????
死にます・・

しかも、
広州の90%はこの偽塩を販売していたと・・

亜硝酸塩なので、一食を全部この塩で調理すれば
一回の食事で致死量にいたる急性中毒の場合と
少量長期摂取により、発ガン性、慢性中毒の場合と
両方のリスクがあります。

人の一日の食塩摂取量は
高血圧予防からまあ8gくらいにと言われます。
実際には、12gくらい摂取している人もいますけど。
致死量の3gなんて
簡単に摂取できてしまいます。

実際に、ある中華料理店のビーフンを食べた
中国人が病院に急性中毒で運ばれ
死亡者もでているようです。

これを取り上げたブログ「痛い2ちゃんねるニュース」

中国産の塩は当たり前だけれど
中国で加工された食品はすべて
購入禁ですね。

以前にも、中国産ほうれん草の農薬が
問題になったことがありましたが
そのレベルではありません。

輸入差し止めにしないのでしょうか。

おそろし~~~
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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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こわい~ (emi)
2007-03-26 11:56:02
怖いですね。本当に輸入禁止にならないんでしょうかね。中華料理は好きなのにショックです・・・。調味料とかも心配になちゃいますね。
返信する
ですよね・・ (aruga)
2007-03-26 21:32:43
北京オリンピックも心配になってしまいました。
返信する

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