緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

新聞記事の調査結果

2010年04月11日 | 社会時事

3月20日(一部21日)に読売新聞に掲載された
早期からの緩和ケアキャンペーン


調査結果を見せて頂きました。



有効回答数 約230

該当記事以外で見聞きしたことがない・・90%以上
見聞きしたことがある・・・・・・・・・・・・・・・約9%
内、媒体は記憶にない・・・・・・・・・・・・・・約6%

緩和ケアという言葉は広がりつつあると思っていたら・・
9割以上の人が初めて知ったと回答・・・・・・






年齢が高くなるほど、男女ともに
記事を目にとめていて、関心があったようです。

また、無職、専業主婦の方は、関心度が高く、好感を持っていると回答していました。(性差が職業に反映しているのかもしれません)

身近にケアを要した人がいたからなのでしょうか。






自由記載をみると、
男性は、色がはっきりしない、あやふや、地味、淡い色すぎるといった
視覚的印象をそのまま記されているものが多く、

女性で年齢が上がると、
色合いがやわらかで内容にあっている、優しい感じと
視覚的な刺激は、情動的な印象に変換されていることに気づきました。

記事の効果に、こんなに性差があるんだ・・と
ちょっと驚きの結果でした。




写真が載っていたことが、
記事の信頼度を上げた
本気で取り組んでいることが分かった
という記載もあり、
写真の効果とは、そういうことに繋がるのか・・と改めて実感しました。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 緩和ケア研修会のお知らせ | トップ | 自分のための時間 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
9% (サジタリウス)
2010-04-15 18:27:34
先生の努力は、必ず報われる時が来ると思います。元気で働いている人には、必要のない情報なのかも知れませんね。その人か、まわりの人が癌になった時、緩和ケアーの正しい情報がすぐに届けばいいんですが。
返信する
サジタリウスさん (aruga)
2010-04-17 16:52:00
がんにかかった方が、治療(含む緩和ケア)を受けながら普通の生活をするには、逆に、緩和ケアが普通の生活に浸透していることが必要なのではないかと最近感じるようになりました。
色々動いてみて、これが実に難しいことなのです。
9%がもう少し上がるといいのですけれど。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会時事」カテゴリの最新記事