違法薬物のことで、毎日ニュースが流れます。
ニュースの一つのMDMAは、
合成麻薬の一種と言われていますが、
一般名をメチレンジオキシメタアンフェタミンと言います。
メタアンフェタミンという名称からもわかるように、
麻薬というより、分子構造は覚醒剤に分類されます。
が、作用機序は、やや異なるようです。
脳内セロトニンを過剰状態にさせることによる精神作用を特徴としてます。
がん性疼痛に使用する医療用麻薬(オピオイド)は、
覚醒させる作用より、鎮静作用を呈し、
オピオイド受容体に作用し、除痛効果が得られるものです。
では、疼痛の無い人がこれを用いるとどうなるか・・
疼痛がない人は、ドパミン(快物質)と不快物質(嫌悪物質)が
バランスをもって、生活をしています。
ここに麻薬が入ると
脳内ドパミンが著しく増え、陶酔感を持ちます。
そして、依存に傾きます。
疼痛がある人は、なぜ安全に投与できるのか・・
慢性的な疼痛があると、もともとあるドパミン(快物質)をはるかに上回って
不快物質(嫌悪物質)が著しく増大していると言われています。
ここに医療用麻薬が入ると
除痛にともない不快物質(嫌悪物質)が減少し、
ドパミン(快物質)とのバランスも正常化します。
アンバランスだった快と不快物質がバランスを取り戻すのが、
除痛の結果なのだそうです。
疼痛がある人が医療用麻薬を投与することと
疼痛がない人が麻薬を使用することは
意味が違うのです。
ましてや、覚醒剤と麻薬は異なります。
どうか、がんの痛みを持った方が
ニュースに心が揺さぶられませんように・・・・
(尚、疼痛に限らず、身体が慢性的な症状を感じ続けていると
不快物質が増大する方向に傾いていると言われています。
呼吸困難感などの症状コントロールにも用います)
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こんにちは!
本当にそうですね。ケタミン・・思い出します。
ちーさん
私達の回りの方は、同じようによくわかっていらっしゃいますね。確かに。
遠いところで、痛いけれど、安全ではないのでは~って我慢なさっている方がいなければよいですね。
でも医療用麻薬にたいして間違った誤解だけは避けたいです。