緩和医療は、がん患者における症候学でもあります。 +++++++++++++++++++
嘔気・嘔吐の治療はありますか?
というコンサルテーションの依頼が来ることがあります。
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嘔気・嘔吐をみたら、何を考えるか・・
これが症候学たるゆえんです。
嘔気・嘔吐を見たら、幾つ鑑別診断を挙げることができるか。
その時、頻度が高いものから順に並べることができるか。
アメリカの研修現場で
「馬蹄の足音を聞いた時、シマウマを思い浮かべるな」
という格言があります。
足音を聞けば、まずありえる可能性が高い“馬”を考えなさい。
ということです。
嘔気・嘔吐を見たら、何故、嘔気がおこっているのか
他に考えられるものは?
思考を働かせながら
鑑別診断を挙げるトレーニングを積んでほしい・・
先日のコンサルトの一例
嘔吐の原因として可能性が高いものから
腸閉塞、高尿素窒素血症、腹水、高カルシウム血症、スクワッシュ症候群・・
対応策としては
サンドスタチン、メジャー(何て分類は最近しないですね・・)
NSAIDsとケタミン、ゾレンドロネート、ステロイド
それぞれ、挙げられればとるべき対応策が見えてくるでしょう?
嘔気だから、プリンペラン、ナウゼリンで改善しませんという前に
まず、病態整理だよ~
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今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
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神経症状が特になくても脳CTも撮って頂きたいです。
結構やみに葬られている方もいるのでは?
と思っています。