緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

小児科を守る会のお母さん達

2008年01月24日 | 医療

某メーリングリストで知ったこの活動・・
感激しました。

「県立柏原病院の小児科を守る会」

もしかしたら、小児科が無くなるかもしれない・・
そのサインをみて、地域のお母さん達が作った会

<3つのスローガン>
・時間外診療をひかえましょう。
・そのためにも、かかりつけ医をもちましょう。
・日頃からお医者さんに「ありがとう」を伝えましょう。

医師が疲弊しないように
お母さん達が歩み寄ってくれました。

そして、県立柏原病院のHPの一番上に
守る会の方に感謝していますという言葉。

地域と病院が一つになりました。


3つ目のスローガン。
関係者でもない私なのに
小児科医でもない私なのに
胸がジーンとして、涙がでてきました・・・


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5 コメント

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「魚心あれば水心」ですね! (キャサリン)
2008-01-25 00:38:46
医師も人なり。 学校の給食費を支払えるのに支払わない。 国民健康保健の支払いが出来ず、保険証を取り上げられてしまう。 「日本人がおかしい」 核家族…?隣は何をする人ぞ? 子育て経験者の知恵は宝です。 赤ちゃんの「あやしかた」を知らずに出産とか… 赤ちゃんの雑誌が 30数年前にあったら、エコーも無かったから 娘は 7カ月迄 母子手帳に「胎位不明」の文字。 私が夜間救急外来のお世話になった時、看護師さん達の話しが聞こえてしまいました。「親子 4人、風邪で37度の熱だって」 優しさ、思い遣りの連鎖を祈り、願います!!!
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Unknown (るな)
2008-01-25 21:02:19
患者さんから医者がいたわられるなんて・・・
涙が出そうです。

これこそ予防医学。
たらいまわしや診療拒否など医療現場をたたく記事ばかり目にしますが、患者自身が自分たちの地域の医療を守っていくことがこれからは必要かもしれませんね。

こういう患者への啓蒙活動を厚生省はもっとすべきだと思うなあ。
よい情報、ありがとうございます。
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コメントありがとうございます (aruga)
2008-01-25 22:38:25
キャサリンさん
疲弊しきっている医療現場。やさしさを知っているからこそ強いお母さん達、その活動に感謝です。キャサリンさんも産科・小児科の歴史をしょっていらっしゃるのですね。

るな先生
先生は、現在進行形の母の立場でもあり、医師の立場でもいらっしゃいますものね。患者ー医師関係が対峙することを耳にすることが少なくない昨今、本当に暖かな気持ちにしてもらったニュースでした。役人が仕掛けたら・・すぐ懐疑的になっちゃう私なんぞは、きっと裏があるはず・・な~んて疑ってしまいそうです・・とはいえ、是非、大臣視察に行って!!
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医療再生を願うネット市民の会を発足します (なあ)
2008-01-31 17:23:51
はじめまして。鍼灸マッサージ師のなあと申します。
「県立柏原病院の小児科を守る会」の活動に触発されて、私もささやかな運動をはじめました。
3つのスローガンのバナーを作って、みんなでHPやブログに貼りましょうというものです。
よろしければ私のブログをごらんください。
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こちらこそ、はじめまして! (aruga)
2008-01-31 23:10:53
TBありがとうございました。
すごい行動力ですね。敬服です!ブログ訪問させていただきました。医療の問題点を実に、簡潔に、明快に整理されていることに感動しました。
これからも、輪をさらに大きく広げる力になってください。
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