エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

増やした原木と新たな薪棚・・・

2021年12月01日 | 定年後の生活
増やした原木と新たな薪棚

11/27(土) NPOコモンズの活動として、とある雑木林に赴き「育林コンペ」と称する間伐
作業の一日を過ごした。間伐の最終目的は、鬱蒼とした雑木林の利活用。平たく言うと美しい林
に変えて行く事で林を蘇らせ、間伐した木の有効活用も出来る。と言うところだろうか。まぁ、
活動のコンセプトには、もっと奥深い理念もあるのだが、ここでは割愛しよう・・・。

林の樹木は、ほぼ100%広葉樹でコナラが7~8割を占める。その他サクラやホウノキ等が混
じり、樹間の若木も多く見た目は鬱蒼とした樹海のイメージだ。地形も平ではなく低い丘陵地帯
と言った感じで、間伐も楽なところばかりではない。予め決められたエリア内に担当した会員が
入林し、それぞれの感覚で間伐する木の選木をする。そして、一帯にチェンソーの音が響き渡り
「ピィー・・!」という笛の音の後、伐倒時の地響きが伝わって来る。

伐倒した木は、その場で玉切りし、最終的には車に積んで運ぶ。
自宅の薪ストーブの薪にする会員がほとんどだが、私のようにシイタケのホダ木として活用する
事やキャンプ用の焚火材とする会員もいる。この作業は、土曜に限らず自分の空いた日や時間に
訪れて「育林コンペ」を進めていく事は自由なので、マイペースで薪の調達が出来るのは嬉しい。


前置きがいつも長くなるが、今年から始めた「シイタケの原木栽培」と「キャンプ用の薪作り」
が新たな自遊人の趣味となり、日々何かと忙しい・・。

そして、今月から新たなアルバイトが加わり、挑戦する山は少しの間お休みとなるだろう。
事実この10年を振り返って見ても11月と12月に未踏1000m超峰に登ったのは、1度切
り。里山的低山には登っているが、季節的な切り替わりと山の選択は難しく、天候の急変も多い
月なのがその理由だと分析している。ここに加齢がプラスされると増々厳しい山は遠退く感じだ。

でも、充分な雪が降りスキー登行が可能になる1月になると「山は俺を呼んでいる・・」なんて、
勘違いする自分も居て、またムズムズするんだろうなぁと妄想が沸き立つ。

しばらく夫婦登山もしていないので、妻チーヤンもストレス気味。登山から林業に変わってしま
った訳では無く、この時期しか出来ない間伐作業とシイタケ栽培に集中しているだけで、何とか
分かって欲しいと望んでいる。



原木を8本から15本に増やしました・・・


比較的太目(直径20㎝前後)の原木を使用して栽培する予定


春まで遮光ネットを被せて置いておきます・・

★ 薪棚のある風景・・・
元々裏庭に作っていた棚はあったが、簡易的なもので薪用では無かった。
そこで今回は、その棚を解体し、在庫していた板や 2×4 材などを利用して新たな薪棚を作る事
にした。主柱になる角の4本は、エゾ松の若木を切って皮を剝いて作ったもの。皮を剝く作業は
意外と大変だったが、木の香りが漂い心地良い感じがして楽しかった。

完成するまで時間は掛かったが、空いた時間にのんびりマイペースで出来るのも自遊人の特権か
も知れない。27日に切った木を車一杯に積んで持って来たが、薪にしてみると意外に少なく棚
の三分の一にも見ない事が分かり、次の運搬が楽しみになった。

一杯になった薪は、早くても来年の夏までは乾燥具合を見て使用の有無を判断する。すでに別の
薪棚には春頃に積んだ薪があるので、夏に使う薪には困らない。

薪ストーブが無いのに薪棚があるのは不自然に見えるかも知れないが、外から見ると薪棚がある
風景には一種のあこがれもあって、ログハウスの中で薪ストーブを焚くイメージはいつになって
も消える事は無い。これからは薪の有効活用が出来る事を望みながら、今しばらくこの風景を楽
しむ時間にしたいと思っている。



新たに作成した薪棚 (横2.5m×高さ1.5m×奥行0.7m)です。薪はすべてコナラです。