エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

エバ夫婦、振り返る2017年

2017年12月31日 | 日記
 エバ夫婦、振り返る2017年・・・
人生の節目と孫の誕生
【12月31日(日)】
2017年も大晦日を迎えています。早いですね。
そして、良き2018年を迎えたいと願うのは私だけではないよね!
今年一年を振り返る・・・簡単そうで意外に出来ない事でもあるが、何故か12/29~1/2まで
5連休。思ってもいなかった幸運なシフト勤務になって、優雅な年末年始に感謝してます。
娘ファミリーが26日から帰省し、わが家は一気に賑やかになったが一方25日には母親が体調を
崩し救急搬送され、そのまま入院という事態となるなど慌ただしい日もあってバタバタしていた。
幸い母親の様態は、過度の鉄分低下による貧血症と診断されたが処置をされて安定し、29日には
退院出来たので一応に安堵したところだった。
さて、改めてエバ夫婦としての一年を振り返ってみようと思うが、私自身が退職の時期を迎えた事や
第三子となる孫の誕生は大きな話題であり、人生の節目となった記念の年であったなぁと思う。
では、夫婦登山はどうだったのか時系列に思い出してみる事にしよう。


★ 社員を免ずる・・・
5月末日、会社から辞令を受ける。
いわゆる定年退職である。昔ならおじいちゃん?今もおじいちゃんかなぁ~?
しかし、直ぐに年金を受け取って悠々自適とは行かず「雇用延長」制度で仕事は継続だ。
同じ仕事をするのに給与が激減という現実を受け入れ、6月からエルダースタッフと言う呼び名で
働いている。現役のシフトより休日が増えたのは自分にとって都合は良かったが、妻の仕事は
変わっていないので夫婦で山三昧とはならず調整は難しいままだ・・・。


★ 第三子の誕生・・・
何と言う事だろう。
第三子の誕生日は、8月11日。山の日である。
「偶然のいたずら?」それともわが孫として生まれるべくしてこの日に誕生したのか?
縁起を担ぐ訳ではないが、登山愛好家としては嬉しさ倍増の誕生だった。


★ 私が登った山・沢・・・
<時系列で並べて見る・・・▲は、途中撤退の山>
01月--- 紋別岳(865m)、音江山(795m)、朝里岳(1281m)
     紋別岳(865m)、軍艦山(1181m)、来馬岳(1040m)
02月--- 笠山(1283m)、恵比寿山(723m)~大黒山(725m)、大二股山(856m)
03月--- チトカニウシ山(1445m)、音江山(795m)、▲前十勝(1790m)
      三段山(1748m)、▲樽前山(1022m)
04月--- 三角山(851m)~屏風山(1261m)
     ▲トヨニ岳南峰(1493m)~▲ピリカヌプリ(1631m)、余別岳(1298m)
05月--- ピンネシリ(958m)~吉田岳(794m)~アポイ岳(810m)
     小旭岳(1654m)~後旭岳(2216m)
06月--- 馬追丘陵・長官山(254m)、雌阿寒岳(1499m)、オロフレ山(1231m)
      樽前山(1022m)、白老川三重の沢~砥石沢
07月--- 旭岳(2291m)~間宮岳(2185m)、932峰~樽前山(1022m)
      白老川三重の沢~砥石沢再訪
08月--- クワウンナイ川~化雲岳(1954m)~天人峡
      ニオベツ川~野塚岳(1353m)
09月--- 下川山(1011m)、北漁山(1129m)、丹鳴川~▲丹鳴岳(1039m)、安平山(166m)
10月--- 白老川大星沢右股ルート、函館山(334m)、海向山(570m)~恵山(618m)
11月--- 石鎚山・天狗岳(1982m)、岩黒山(1746m)
     安平山(166m)、達布山(144m)、三笠山(観音山)(120m)
12月--- 佐主岳(619m)、紋別岳(865m)

※参照 2017年 山行リスト 

★ 振り返り・・・
目標にしている1000m超峰全山夫婦で登るは、①朝里岳 ②軍艦山 ③笠山 ④チトカニウシ山
⑤屏風山 ⑥余別岳 ⑦小旭岳 ⑧後旭岳 ⑨下川山 参考で北漁山を入れても10座で終わってしまった。
その北漁山は、標高1129mの山であるが地形図に山名が載っていない事や登山界でもメジャーとは
言えず1000m超峰のリストから外してカウントしていない。
登頂した10座の内、下川山を除く9座はすべて積雪期または残雪期で、この時期ならではのスキー登行と
ルート選択が比較的容易であることに起因していると思っている。

例年の事だが、5月からマラソンモードになり大きな山行計画が立てられないのは今年も同じだった。
8月の孫の誕生で産後に帰省する娘や孫たちの面倒で夫婦登山は一時中断されたのは止む終えず。
その後は、妻との休日調整や天気に恵まれなかったことも敗因になっている。そして気が付けば12月。


★ 2018、目標30座の1000m超峰・・・
踏破した未踏の1000m超峰は、計画から実行まで一つ一つ思い出深い山行ばかり・・・!
今年から試し始めた
携帯GPSは、1月の朝里岳に始まりその便利さと登頂への確立が格段と増して
「もうGPS無しでは登頂は無理」と言いたくなるほど頼るようになってしまった。特に吹雪に見舞われた
朝里岳ではまったく前が見えないホワイトアウト状態の中でGPSを頼りに歩け辿り着いたピーク。
今までの地図とコンパスと高度計のみなら途中撤退を余儀なくされた山行だった事は言うまでもなかったが
GPS様々で「失敗しない山行」その1となった。
昨年登り損ねた軍艦山は、サラサラのグラニュー糖の雪で急斜面の山。頂上部は平らな樹林帯でどこが
頂上なのかGPS無しでは分からない山だった。1泊2日で臨んだ夕張の屏風山では、コンビニで購入
した携帯充電器を用意しテントの中で充電したつもりだったが、容量が低くまったく充電にならず不安を
抱えて屏風山を目指した。案の定、途中でバッテリーが切れ携帯GPSは使用不能。本来の地図とコンパス
で、継続した末なんとか登頂出来た山行だった。その後、モバイルバッテリーという優れモノを知り山行中の
バッテリー切れは無くなった。
その他の山も全てGPSを作動させ現在地やルートの確認だけでなくピークの場所を特定するにも
利用していて欠かせない装備の一つとなっている。

以前なら道迷いやルートミスで撤退や出直し(リベンジ)を余儀なくされた山行も多かったが、今年は一度も
撤退は無く成功裏に終わっている。

来年は、拠点的山行を実施しベースの地点で複数日滞在し未踏峰を潰していく方法を計画している。
この計画だと、一度に複数の未踏峰を踏破出来ることと経費の節約になるメリットが大きい。

夫婦で未踏の1000m超峰は、あと150座ほどある。
日高など厳しい山も多いが大雪山系なら縦走をすればチーヤンの未踏が一山行で10座ほど踏破出来る。
道東知床も羅臼岳~硫黄山まで縦走することで数座の登頂が可能なので、こうした山行も計画出来れば・・
とやる気だけは満々だ。
来年は、30座の未踏峰を踏破出来れば大きな目標にも望みが出て来て夢が現実に近付く気がする。

そんな年でありたいと願って明日の新年を迎えようと思った・・。

皆さん、今年も多くの訪問者とコメントを頂きありがとうございました。
来年も変わらず山情報・紀行をご報告し少しでも山行のお役に立てればと思っております。


どうぞ良いお年をお迎えください!


2017年、エバ夫婦の「一名山」に選んだ夕張・屏風山(1261m)です。背景の山は夕張岳です。