遊楽部岳の奥座敷・・・太櫓岳 ふとろだけ (1053.4m)
■ 山 行 日 2014年3月26日 (水) 日帰り
■ ル ー ト 道道42号線~太櫓川右岸沿い~北西尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №8
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「遊楽部岳」 「後志日進」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名無し
■ コースタイム 登り 3時間25分 下り 1時間35分
<登り>
09:40 登山口(駐車場)
10:20 北西尾根取付き
11:40 北西尾根650
13:05 太櫓岳頂上
<下り>
13:30 下山開始
13:55 北西尾根650
14:30 尾根取付き
15:05 登山口
GPSトラックログは、HYMLの岳友山ちゃんのHP「ゆっくり歩きで低山を楽しむ」からお借りしました。
辿ったルートはほぼ同じです・・。
★ 遊楽部岳の奥座敷・・・
八谷和彦氏著書の「ガイドブックにない北海道の山々」から太櫓岳は、渡島半島中部の盟主である
遊楽部岳1277mを取り囲む5つの1000m峰(太櫓岳1053m、臼別岳1251m、白水岳1136m、
熊石岳1082m、冷水岳1175m)の一つと記されている。すべて尾根で繋がっているが太櫓岳のみ
遊楽部岳の北側に位置している。
山名は、太櫓川の源流部に位置することに由来していると思われるが、太櫓は北側の地名でふとろ
と読む。1700年の元禄郷帳にはすでに記載されていた由緒ある地名ということらしいが、昭和30年
の町村合併で太櫓村とともに消滅し、現在はせたな町北檜山地区太櫓と太櫓川と太櫓岳だけらしい。
(一部、八谷和彦氏著書から引用)
エバ夫婦にとってこの地区は「遥かなる道南」の山々であり、日帰りで行ける山とは夢にも思っていな
かった。
★ 岳友山ちゃんに触発されて・・・
HYML(北海道の山メーリングリスト)の仲間として何度か山行を共にし、札幌のオフミ(懇親会)では
深夜まで飲み歩く仲間としても親しくさせて頂いている山ちゃん。先日の3/15に登った記録をHPで
知り、つい触発されてしまった。
当然ながらこの山の計画は1泊だった。
登山口まで片道220㎞を超え、山行には6時間以上見る必要があったので下山後は八雲町周辺で
車中泊し翌、帰宅と言うのが常用手段と考えていた。
★ 快晴・・・
早朝5時前に出発予定も結局5:20の出発となる。
いつものようにわが家からは支笏湖、美笛峠の一般道を経由して八雲町を目指した。
道路は乾燥していて夏道状態、気温も時間と共に上昇し昨日に続き各地は10度越えを予想している。
春爛漫、快調に車を走らせ登山口となる道道42号線のヘアピンカーブには9:00に着いた。
山ちゃんの情報を元に駐車場所はほぼ同じと思われるカーブを過ぎた直線の道路脇とし少しだけ除雪
して駐車する。(カーブから約150mくらいの場所)
文句の無い快晴、冬用のアウターは置いてカッパに持ち変える。
車の前方がせたな方面、左手に太櫓川が流れている・・・
★ 腐れ雪に古いトレース・・・
出発 9:40
駐車地からすぐに道路脇の雪山に取付く。
ほぼ平らな太櫓川右岸の川沿いを歩き出しヘアピンカーブまでは5分程で着いた。
すると古いスキーのトレースがあり、もしや山ちゃんの?・・・とすぐに思ったが、3/15の山行から
10日以上も経っているので別のパーティーかも知れない。
雪面はすでに腐りかけていてザラメ状の手前・・・と言った感じ。かなり雪解けも進んでいてトレースを
そのまま辿ろうとすると沢に落ちそうな場所もあった。また、急な斜面では全層雪崩れの兆しも所々見
て、この先の状態が少し気になって来た。
取付く北西尾根までは約1㎞。地形図で二つ目の支流沢を越えた尾根がそれだ。
その二つ目の支流沢はすでに口が開いていて微妙なスノーブリッジを慎重に渡渉し尾根に取付いた。
尾根取付き 10:20
最初は、尾根の末端から取付こうと思ったが古いトレースは支流沢を少し登ってから取付いている様
だったので利用させて頂いた。
太櫓川右岸沿いの平坦な疎林帯を歩く・・・
二つ目の支流沢を渡渉して北西尾根に取付いたところ
取付き尾根は急斜面もトレースを利用して楽をさせてもらった・・・
尾根を100mほど登った450m付近で緩斜面となりホッとする・・・
尾根から北側の広い景色を望みながら大空を気持ち良く仰ぐ・・
★ 痩せ尾根・・・
北西尾根550m~650mは顕著な痩せ尾根でその北側はガケ状で雪庇になっていた。
南側の一部は雪が解けて笹や新緑の草が顔を出し、渡るスペースは幅数メートルに過ぎない。
幸い張り出した雪庇の多くはすでに落ちていたのと腐りかけた雪質は斜度があってもシールが利いて
順調に高度を上げる事が出来た。ただ下りではかなり緊張する尾根だろうなと心配になる。
尾根は650mから一端緩斜面となり720~730m付近で中央分水嶺となる太櫓岳北尾根と合流する。
北尾根は北西尾根に比べると少し広くなり登り易いが、東側に雪庇があって気の抜けない場所は変わ
りない。
それでもこの陽気は気持ちの良い登行だった。ブナの木とも久々の対面で道南に来てる実感が湧いて
くる。
北尾根の900m付近
大きなダケカンバに大きなコブが一瞬「カバノアナタケ」に見えた。間もなく1000m付近。
★ 本峰を望む絶景・・・
ニセピーク1000mコブ 12:52
北尾根を登り詰めるとそこが頂上か?と思えるコブに乗っかる。
しかし、すぐ先にどっしりと鎮座した本峰が聳えここはその展望台か・・・と、悟る。
そしてその向こうに望む遊楽部岳の急峻な尾根が圧巻で足が止まってしまった。
ニセピーク1000mから一端平坦になり前方に本峰と遊楽部岳の山並みを望む
太櫓岳をズーム 手前標高1000mから望む・・・
この時は、岩子岳、ペンケ岳も判らずに撮っていた・・・
★ いよいよ・・・
絶景の景色はここでは無くやはり太櫓岳の頂上にある。
はやる気持ちを抑える事もなく足取り軽く頂上を目指した。
唯一の被写体になった私・・・です。
頂上直下からチーヤンと後ろの1000mニセピークを望む
★ 初登頂、太櫓岳1053m・・・
頂上 13:05
順調過ぎるほど順調にそしてゆっくり登って来たのに着いて見れば3時間30分だった。
快晴で程良く腐った雪面はラッセルする事無く、古いトレースは気持ちに余裕をもたらし大いに今日の
山行に役立ってくれた。
考えもしなかった「太櫓岳計画」が山ちゃんに触発されて来る事が出来、感謝している。
こんな絶景は早々に見る事は出来ないかも知れない。
頂上はさすがに風は強かったが、南風で冷たくは無く東側の雪庇下に少し降りると無風だった。
360度の景色と山座同定をしながら恒例の山頂コーラで乾杯し、ゆっくりと休憩を取った。
思い掛けない初登頂は、1000m超峰「岩尾岳」「三股山」「シビナイ岳」に続く今季4座目。
目標にはほど遠いが超満足の一座だった。
★ 下山・・・
下山開始 13:30
頂上でシールを外し滑降体制に入る。
程良く腐った雪面は細かいザラメ状になり、滑り過ぎないのがエバ夫婦には好都合だった。
気持ち良く滑り出したチーヤンに続きひと月振りの滑降を楽しむ事にした。
山スキーの醍醐味、下りはアッと言うに下りれるから楽しい。
★ 痩せ尾根もそれなりに・・・
心配していた痩せ尾根の下りだったが、ザラメ状の雪面にスキーを横に滑らせながら下りると
意外に呆気なく難関をクリアーしてしまった。これが、深雪だったり固い雪面ならまったく違う山行に
なったろうと思う。山は同じでも、その時期や天候、気温、雪質などにより大きく左右されるのが雪山。
どんな状態でも慎重に行動し事故や怪我をしない山行にはいつも心掛けている。
わずか1時間で取付き尾根まで降りて来てしまった・・
★ 泊まらずに帰宅・・・
登山口 15:05
駐車していた場所に道路工事の警備員がひとり立って車の誘導をしていた。
ご挨拶をすると「ずっと車を守っていたよ・・」と真っ黒に日焼けした笑顔のおじさん。
「工事の邪魔しませんでしたか?」と尋ねると「工事はずっと先だから大丈夫だよ」と優しい。
更に「どっちに帰る?」「Uターンするなら車を止めてあげるから言ってくれ・・」とどこまで親切なんだ。
出発 15:20
誘導員のおじさんにお礼を言ってUターンし出発する。
相変わらずの快晴も山は早くも靄が掛かってきて遠望が利かなくなって来た。
道道42号線の途中から遠望した太櫓岳と遊楽部岳を写したかったが、振り返るとガスで何も見え
なくなっていて残念だった。
帰路、八雲町内の温泉に入るつもりで決めていた場所に向かおうとしたら話に夢中となって通り過
ぎてしまった。戻る事はせず長万部の温泉街に決めて車を走らせた。
始めて入った「長万部温泉ホテル」入浴料420円
温泉の方には失礼かも知れないが外観の見た目以上に中の温泉は最高でした。
まだ「番台」があって大衆浴場の名残りがそのままに地元に愛されている温泉・・・と感じました。
温泉終了 17:10
さて、今日の宿泊場所をどこにする?・・・と夫婦協議になりました。
いくつか案はあったのですが、とにかくお腹が空いたという事でラーメン屋さんを求めて走り出し、
ひっそり寂しい豊浦町のドライブインに入りました。味はまぁまぁの醤油とみそラーメンで満腹。
外に出るともう真っ暗でした。
二人とも、共通した望は冷たいビールを飲みたい!です。
まだ、距離はあるものの温泉にも浸かり夕食も終わったので多少遅くとも家に帰るか・・・で協議終了。
一路、わが家へ
自宅 20:30着
今日の山行は、自宅を出てから15時間以上におよぶ長い遊びでした。
まずは、お疲れ様・・・・ですね。
■ 山 行 日 2014年3月26日 (水) 日帰り
■ ル ー ト 道道42号線~太櫓川右岸沿い~北西尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №8
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「遊楽部岳」 「後志日進」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名無し
■ コースタイム 登り 3時間25分 下り 1時間35分
<登り>
09:40 登山口(駐車場)
10:20 北西尾根取付き
11:40 北西尾根650
13:05 太櫓岳頂上
<下り>
13:30 下山開始
13:55 北西尾根650
14:30 尾根取付き
15:05 登山口
GPSトラックログは、HYMLの岳友山ちゃんのHP「ゆっくり歩きで低山を楽しむ」からお借りしました。
辿ったルートはほぼ同じです・・。
★ 遊楽部岳の奥座敷・・・
八谷和彦氏著書の「ガイドブックにない北海道の山々」から太櫓岳は、渡島半島中部の盟主である
遊楽部岳1277mを取り囲む5つの1000m峰(太櫓岳1053m、臼別岳1251m、白水岳1136m、
熊石岳1082m、冷水岳1175m)の一つと記されている。すべて尾根で繋がっているが太櫓岳のみ
遊楽部岳の北側に位置している。
山名は、太櫓川の源流部に位置することに由来していると思われるが、太櫓は北側の地名でふとろ
と読む。1700年の元禄郷帳にはすでに記載されていた由緒ある地名ということらしいが、昭和30年
の町村合併で太櫓村とともに消滅し、現在はせたな町北檜山地区太櫓と太櫓川と太櫓岳だけらしい。
(一部、八谷和彦氏著書から引用)
エバ夫婦にとってこの地区は「遥かなる道南」の山々であり、日帰りで行ける山とは夢にも思っていな
かった。
★ 岳友山ちゃんに触発されて・・・
HYML(北海道の山メーリングリスト)の仲間として何度か山行を共にし、札幌のオフミ(懇親会)では
深夜まで飲み歩く仲間としても親しくさせて頂いている山ちゃん。先日の3/15に登った記録をHPで
知り、つい触発されてしまった。
当然ながらこの山の計画は1泊だった。
登山口まで片道220㎞を超え、山行には6時間以上見る必要があったので下山後は八雲町周辺で
車中泊し翌、帰宅と言うのが常用手段と考えていた。
★ 快晴・・・
早朝5時前に出発予定も結局5:20の出発となる。
いつものようにわが家からは支笏湖、美笛峠の一般道を経由して八雲町を目指した。
道路は乾燥していて夏道状態、気温も時間と共に上昇し昨日に続き各地は10度越えを予想している。
春爛漫、快調に車を走らせ登山口となる道道42号線のヘアピンカーブには9:00に着いた。
山ちゃんの情報を元に駐車場所はほぼ同じと思われるカーブを過ぎた直線の道路脇とし少しだけ除雪
して駐車する。(カーブから約150mくらいの場所)
文句の無い快晴、冬用のアウターは置いてカッパに持ち変える。
車の前方がせたな方面、左手に太櫓川が流れている・・・
★ 腐れ雪に古いトレース・・・
出発 9:40
駐車地からすぐに道路脇の雪山に取付く。
ほぼ平らな太櫓川右岸の川沿いを歩き出しヘアピンカーブまでは5分程で着いた。
すると古いスキーのトレースがあり、もしや山ちゃんの?・・・とすぐに思ったが、3/15の山行から
10日以上も経っているので別のパーティーかも知れない。
雪面はすでに腐りかけていてザラメ状の手前・・・と言った感じ。かなり雪解けも進んでいてトレースを
そのまま辿ろうとすると沢に落ちそうな場所もあった。また、急な斜面では全層雪崩れの兆しも所々見
て、この先の状態が少し気になって来た。
取付く北西尾根までは約1㎞。地形図で二つ目の支流沢を越えた尾根がそれだ。
その二つ目の支流沢はすでに口が開いていて微妙なスノーブリッジを慎重に渡渉し尾根に取付いた。
尾根取付き 10:20
最初は、尾根の末端から取付こうと思ったが古いトレースは支流沢を少し登ってから取付いている様
だったので利用させて頂いた。
太櫓川右岸沿いの平坦な疎林帯を歩く・・・
二つ目の支流沢を渡渉して北西尾根に取付いたところ
取付き尾根は急斜面もトレースを利用して楽をさせてもらった・・・
尾根を100mほど登った450m付近で緩斜面となりホッとする・・・
尾根から北側の広い景色を望みながら大空を気持ち良く仰ぐ・・
★ 痩せ尾根・・・
北西尾根550m~650mは顕著な痩せ尾根でその北側はガケ状で雪庇になっていた。
南側の一部は雪が解けて笹や新緑の草が顔を出し、渡るスペースは幅数メートルに過ぎない。
幸い張り出した雪庇の多くはすでに落ちていたのと腐りかけた雪質は斜度があってもシールが利いて
順調に高度を上げる事が出来た。ただ下りではかなり緊張する尾根だろうなと心配になる。
尾根は650mから一端緩斜面となり720~730m付近で中央分水嶺となる太櫓岳北尾根と合流する。
北尾根は北西尾根に比べると少し広くなり登り易いが、東側に雪庇があって気の抜けない場所は変わ
りない。
それでもこの陽気は気持ちの良い登行だった。ブナの木とも久々の対面で道南に来てる実感が湧いて
くる。
北尾根の900m付近
大きなダケカンバに大きなコブが一瞬「カバノアナタケ」に見えた。間もなく1000m付近。
★ 本峰を望む絶景・・・
ニセピーク1000mコブ 12:52
北尾根を登り詰めるとそこが頂上か?と思えるコブに乗っかる。
しかし、すぐ先にどっしりと鎮座した本峰が聳えここはその展望台か・・・と、悟る。
そしてその向こうに望む遊楽部岳の急峻な尾根が圧巻で足が止まってしまった。
ニセピーク1000mから一端平坦になり前方に本峰と遊楽部岳の山並みを望む
太櫓岳をズーム 手前標高1000mから望む・・・
この時は、岩子岳、ペンケ岳も判らずに撮っていた・・・
★ いよいよ・・・
絶景の景色はここでは無くやはり太櫓岳の頂上にある。
はやる気持ちを抑える事もなく足取り軽く頂上を目指した。
唯一の被写体になった私・・・です。
頂上直下からチーヤンと後ろの1000mニセピークを望む
★ 初登頂、太櫓岳1053m・・・
頂上 13:05
順調過ぎるほど順調にそしてゆっくり登って来たのに着いて見れば3時間30分だった。
快晴で程良く腐った雪面はラッセルする事無く、古いトレースは気持ちに余裕をもたらし大いに今日の
山行に役立ってくれた。
考えもしなかった「太櫓岳計画」が山ちゃんに触発されて来る事が出来、感謝している。
こんな絶景は早々に見る事は出来ないかも知れない。
頂上はさすがに風は強かったが、南風で冷たくは無く東側の雪庇下に少し降りると無風だった。
360度の景色と山座同定をしながら恒例の山頂コーラで乾杯し、ゆっくりと休憩を取った。
思い掛けない初登頂は、1000m超峰「岩尾岳」「三股山」「シビナイ岳」に続く今季4座目。
目標にはほど遠いが超満足の一座だった。
★ 下山・・・
下山開始 13:30
頂上でシールを外し滑降体制に入る。
程良く腐った雪面は細かいザラメ状になり、滑り過ぎないのがエバ夫婦には好都合だった。
気持ち良く滑り出したチーヤンに続きひと月振りの滑降を楽しむ事にした。
山スキーの醍醐味、下りはアッと言うに下りれるから楽しい。
★ 痩せ尾根もそれなりに・・・
心配していた痩せ尾根の下りだったが、ザラメ状の雪面にスキーを横に滑らせながら下りると
意外に呆気なく難関をクリアーしてしまった。これが、深雪だったり固い雪面ならまったく違う山行に
なったろうと思う。山は同じでも、その時期や天候、気温、雪質などにより大きく左右されるのが雪山。
どんな状態でも慎重に行動し事故や怪我をしない山行にはいつも心掛けている。
わずか1時間で取付き尾根まで降りて来てしまった・・
★ 泊まらずに帰宅・・・
登山口 15:05
駐車していた場所に道路工事の警備員がひとり立って車の誘導をしていた。
ご挨拶をすると「ずっと車を守っていたよ・・」と真っ黒に日焼けした笑顔のおじさん。
「工事の邪魔しませんでしたか?」と尋ねると「工事はずっと先だから大丈夫だよ」と優しい。
更に「どっちに帰る?」「Uターンするなら車を止めてあげるから言ってくれ・・」とどこまで親切なんだ。
出発 15:20
誘導員のおじさんにお礼を言ってUターンし出発する。
相変わらずの快晴も山は早くも靄が掛かってきて遠望が利かなくなって来た。
道道42号線の途中から遠望した太櫓岳と遊楽部岳を写したかったが、振り返るとガスで何も見え
なくなっていて残念だった。
帰路、八雲町内の温泉に入るつもりで決めていた場所に向かおうとしたら話に夢中となって通り過
ぎてしまった。戻る事はせず長万部の温泉街に決めて車を走らせた。
始めて入った「長万部温泉ホテル」入浴料420円
温泉の方には失礼かも知れないが外観の見た目以上に中の温泉は最高でした。
まだ「番台」があって大衆浴場の名残りがそのままに地元に愛されている温泉・・・と感じました。
温泉終了 17:10
さて、今日の宿泊場所をどこにする?・・・と夫婦協議になりました。
いくつか案はあったのですが、とにかくお腹が空いたという事でラーメン屋さんを求めて走り出し、
ひっそり寂しい豊浦町のドライブインに入りました。味はまぁまぁの醤油とみそラーメンで満腹。
外に出るともう真っ暗でした。
二人とも、共通した望は冷たいビールを飲みたい!です。
まだ、距離はあるものの温泉にも浸かり夕食も終わったので多少遅くとも家に帰るか・・・で協議終了。
一路、わが家へ
自宅 20:30着
今日の山行は、自宅を出てから15時間以上におよぶ長い遊びでした。
まずは、お疲れ様・・・・ですね。