エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

オコタンぺ山(968m)でそり滑り

2018年02月28日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
YAMAPとHYMLのミニコラボ山行?
オコタンぺ山(968m)
頂上からそり滑りで雪まみれ・・・
■ 山 行 日    2018年2月27日(火)   日帰り
■ ル ー ト    オコタンぺ湖林道~南東斜面ルート 
■ メ ン バ ー     トモさん、バレーヌさん、ぴーちゃん、エバ
■ 登 山 形 態     スノーシュー
■ 地 形 図    1/25000地形図  「恵庭岳」
■ 三角点・点名   三等三角点  点名「大丹別(山)オコタンベツ」
■ コースタイム    登り 約2時間   下り 約1時間 
                     (下りはそり滑りにて参考タイム)
<登り>
09:25        P帯スタート
10:00        南東斜面取付き
11:25        オコタンぺ山頂上
             (雪洞掘り約40分&ランチ)
<下り>
13:10        下山開始
13:35        林道出合
13:40~14:00  別斜面登り返しそり滑り
14:25        林道ゲート
14:30        P帯登山口



GPSを元に作成したルート図です・・・

★ ミニコラボ山行・・・
登山情報サイトとしては、日本最大級と言われている登山コミュニティーサイト
「YAMAP(やまっぷ)」とHYML(北海道の山メーリングリスト)の双方の会員である
トモさんからのお誘いを受けて「オコタンぺ山」に登って来た。
参加したバレーヌさんとぴーちゃんとは初対面での山行でYAMAPの会員と言う。
私は、まだYAMAPには入会していないので、ある意味今回の山行はミニコラボ的
オフミ山行と自分勝手に呼ぶことにした。
山行のメインは「登頂とそり滑り」だったが、時間的に余裕もありそうだったので
親睦を兼ねた頂上雪洞ランチを提案したのは私だった。(ここで酒が飲めないのが残念(笑))

トモさんとは偶然にも同い歳で昨年の1月紋別岳で初対面山行を共にしたのが始まりだった。
以降、飲み会を含めて何度か山行もご一緒する機会を得てすっかり仲良しである。

今回、初顔合わせとなったバレーヌさんとぴーちゃんは、トモさんのYAMAP仲間。
バレーヌさんはオコタンぺ山が始めてらしい。


登山口9:00集合。
勤務明けの私はギリギリセーフで到着し、同行のメンバーたちとご挨拶。
早々準備をして9:25出発だった。



登山口駐車場にて  お約束の「そり」を背にする私・・


踏み固められたオコタンぺ湖への林道・・・


林道にて (バレーヌさん提供) この先右側の斜面に取付く


取付いた南東斜面にて


たまには被写体の私・・・南東斜面にて  (バレーヌさん提供)


急斜面もしっかりとトレースがあり助けられる・・・


少し緩斜面になり登りやすい・・・

★ メジャーになったオコタンぺ山?・・・
10年ほど前から登り始めた「オコタンぺ山」。
当時はまだマイナーだったのか登っている時にトレースを見る事があまりなかった。
しかし、今では多くの人が登っただろう踏み跡がしっかりと刻まれて地形図を出す事も無く
淡々と登れるほどメジャーになっているのかも知れない。

今日は平日にも関わらず、イチャンコッペ山や恵庭岳そしてオコタンぺ湖周辺への登行者が
多く見受けられた。青空広がる登山日和。風も無く視界も良好だったので楽しいオフミ山行に
なりそうだとテンションは高い。



高度を上げると隣の恵庭岳がぐっと近くなる・・・


恵庭岳をズームする・・・


間もなく頂上となる最後の登り・・・


ハートに見えますか? オコタンぺ湖


小漁岳ズーム


頂上手前にてオコタンぺ湖を背にハートマーク


恵庭岳を背にオコタンぺ山頂上にて・・・


新しい頂上標識が付いていた・・・

★ 頂上雪洞ランチ・・・
11:20  頂上到着
今回はリーダーのトモさんがランチメニューを考えてくれた。
私は、ガスとコッフェルを用意してランチの準備はバッチリだ。

オコタンべ山は、968mで1000mに僅かに届かないが展望が良くその分風が強い場所
と言う印象が強かった。それは、頂上東側に出来る発達した雪庇が物語っている。
今回もそれを当てにして雪洞を掘り、中でランチしたら楽しそうと提案した訳である。
しかし、スコップを持っていたのはトモさんと私の二人だけ・・・

丁度良さそうな斜面を選んで早々に掘り始める・・・

ランチ用雪洞は入口を広くして中深く掘り出した。固く締まった雪は雪洞にはピッタリの雪だった。

三人で交代しながら約40分の作業で完成・・・



頂上下の発達した雪庇を掘り始めたメンバー


私もお手伝い・・・ (バレーヌさん提供)


ちょっと広角に撮りました・・・ (ぴーちゃん提供)

★ 美味しかった具沢山棒ラーメン・・・
12:00過ぎ  ランチタイム開始・・
手際の良いトモさんに驚きながらお湯を沸かし棒ラーメンを投入する。
軽くてかさばらず味はしっかり付いて美味しい・・・山に持ち込むメニューでも人気の棒ラーメンだ。
驚きは手際の良さだけでなかった・・。野菜の具も沢山用意していて「おにぎり」まである。
鍋一杯に出来上がったラーメンは、あっという間に食べ切ってしまった。

トモさん、ご馳走様でした。とても美味しかったです~。



完成した雪洞でランチを頂きま~す・・・


リーダートモさんが用意してくれた「棒ラーメン」・・・


具たくさんの棒ラーメン・・・美味しかったぁ~

★ そり滑り開始・・・
13:10  下山開始
ランチタイムを約1時間・・・
私の山行ではあり得ないのんびりゆったりの楽しい時間を過ごす事が出来た。
下りもスキーではなく「滑れる斜面はすべてそりで降りよう!」とこれがトモさんの真骨頂。
頂上直下の急斜面にも関わらず率先してそりで滑り降りるトモさん。
それに続けとぴーちゃんは手を上げながら勢い良く滑り出す・・。
私は足が上がらずスノーシューが引っ掛かってスピードが出ず今いちの滑り出し。

でも雪まみれになって童心に返る楽しい大人の遊びである。



頂上直下から率先して滑り出したリーダートモさん


ちょっと小さめのそりだが、彼女の身体にフィット。手を上げて勢い良く滑り出す・・


別な斜面に登り返し滑り降りるバレーヌさん


トモさんのそり滑り・・・「山とそりはセットです」と言う手本の滑り

★ 色々な楽しみ方・・・
頂上から林道まで30分と掛からず滑り降りてしまった。
ちょっと物足りないなぁ~と思っていたのは私だけではなく帰路の林道を歩きながら
良い斜面を見つけてしまった。急斜面だが一直線に広く木が無いベストバーンだ。

時間もまだ余裕あるしとザックをデポして空身で登り返すか?と・・・ホント物好きだわ 笑


登り返しも10分ちょっとのラッセルで終了。
まずはトモさんがトレースを刻み先頭を切ってスタート!
次にぴーちゃん、私、バレーヌさんの順でサプライズなそり滑りを楽しんだ。

山に臨むと言うのは、ピークを目指すだけではないとトモさんに教えられた。
人それぞれの楽しみ方があっていい訳で山登りの定義などは何もない。
ただ危険を伴う雪山である事は十分承知の上で対策を取った上で楽しむのは大前提である。

こういう山登りも楽しくて良いな・・・と。


14:30 駐車場にて解散