エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

夏山始め・・・ペラリ山 (718.7m)

2014年05月26日 | 山紀行 (日高山系)
新ひだか町町民登山大会・・・
夏山始め・・・ペラリ山 (718.7m)
【5月25日(日)】
春と秋に開催されている新ひだか町(旧静内町)の町民登山に始めて参加して来ました。
今回で53回目を数えると言う町民登山は、伝統的な行事としてもすっかり定着しているようでした。
一般参加者は20名程で主催する山岳会のスタッフも15名以上居りました。その一員としてお手伝い
出来れば・・・という新参者の思いは無用だったかも知れません。

9歳から86歳のご高齢まで正に「老若男女」の参加でした。
くもり予報だったにも関わらず「快晴」の登山日和となり登山口からTシャツ一枚での参加者も多かった
です。


<コースタイム>※ツァー登山タイムなので一般登山の参考にはなりません。ご注意下さい。
<登り>
駐車地スタート9:25---登山口10:05~15休---C504ピーク10:40---頂上11:40
<下り>
下山開始12:15---登山口13:15~20休---駐車場14:10



※GPSトラックログは「一人歩きの北海道山紀行」函館sakagさんのHPからお借りし編集しました。
[地図説明と一般的山行タイム]
駐車した場所「P」から「登山口の標識」までは一般林道で距離は約2㎞です。
登山口の標識から頂上までは約1㎞で登りの参考タイムは50分~60分です。下りは約30分です。


★ 2回目のペラリ山・・・
前回登ったのは、昨年(2013)の12月でした。 (13.12.5ペラリ山はこちら)
未踏1000m超峰ばかりを求めていると意外にも緊迫した山行が多くなり、「登る楽しさ」から欠落した
ピークハンター的要素が強くなって一座を登った後の疲れは結構なものと感じていました。
そんな時、岳友たちが低山の山行報告をHPにアップしているのを拝読して自分たちもワンクッション
置く形で・・・と出掛けたのがキッカケだったと今に記憶している。
12月上旬の北海道は天候も変わり易く1000m超峰ともなれば尚更です。
低山であればその影響も少なく降雪があったとしてもまだ長靴でも・・・という場所は多々あったようです。

町民登山が「ペラリ山」と知って、まだ記憶に新しいこの山に早々訪れる機会があるとは思いも寄りませ
んでした。前回は花の時期を終えた12月でしたが今回はどれほどの花々に出逢えるかも楽しみ必然的
な最後尾を歩かせて頂き花を観れば写真・・・でした。



ニリンソウ


クサノオウ・・・?花名に自信はありません


ミミナグサ


キジムシロ


登山口を目指して林道を歩く参加者とスタッフ一行


珍しいエゾハナシノブが林道のほんの一角に咲いていた・・・


エゾハナシノブ


ヤマツツジ



★ 老若男女・・・
参加者とスタッフを合わせれば30名以上の一行となり、静かだった山道が一気に賑やかになりました。
小学校3年生9歳の女の子から86歳になったお爺ちゃんまで実に年齢差は77歳の一行です。
80歳以上は全員で3名も居りましたが皆さんお元気に歩きびっくりしました。



本来の登山口からようやく登り始めた一行・・・

★ オオサクラソウの群生・・・
写して来た花の多くは登山口までの林道脇に咲いていた花です。
登山口から登山道を登ってからの花は少なく稜線の北斜面だけにオオサクラソウが咲いていて
場所によっては群落していて見事でした。



山道に咲き乱れるオオサクラソウ・・北斜面では群落になって咲いていた

★ ひとり写りです・・・
今回は夫婦登山では無く私だけの単独参加でしたから「ひとり写り」です。




全員下山した後の頂上、手前のコンクリートブロックは天測点跡


下山を開始したご一行・・・


頂上から望む「横山中岳724m」・・中央より左側の小さな尖がりの山

★ 楽しい会話・・・
登り下りとも終始最後尾をキープしながら歩きました。
お婆ちゃん同士と言っては失礼なのですが、二人で会話をしながら散歩ペースで林道を歩いていると
いつの間にか一行とは随分離れてしまいました・・・。お二人はその事にも気が付かず会話に夢中です。
でも息を切らす事無く楽しそうに歩いていたので私はその少し後ろから花を撮りながら着いて行きました。
もちろんリーダーや他のスタッフもそれは承知していてとても和やかな登山大会だなぁ~という印象を
持ちました。

83歳になる女性の参加者は20年ほど前までは山岳会にも入っていて良く山に出掛けていたんですよ。
とか、80歳の女性は、十数年前ペテカリ岳に登って下山の時転倒し足を骨折したんです。でも山岳会の
方々に助けられ今もなんとか歩けるようになりました。皆さんには感謝しています・・・等々。
そんな会話をしながら初参加の楽しい町民登山でした。

頂上ではスタッフが大鍋で牛乳を温めて参加者に振る舞ったり、下山後は温かいそばを登山口で準備
していて皆さんに喜ばれていました。

登山日和に恵まれた町民登山、けが人も無く全員無事に下山し楽しいひと時を町民の皆さんと触れ合
えた一日でした。これからも機会ある毎に参加出来たら・・と思います。

今日の山行が私にとってシーズン最初の夏山になりました・・・。