昨年の失敗をリベンジ・・・春 別 岳(1492m)
■ 山 行 日 2015年8月24日(月) 日帰り
■ ル ー ト パンケヌーシ川二ノ沢林道~東面直登沢 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №9
■ 登 山 形 態 沢登り&藪漕ぎ
■ 地 形 図 1/25000地形図 「ペンケヌーシ岳」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「春別岳・シュンベツダケ」
■ コースタイム 登り 4時間13分 下り 3時間00分
<登り>
7:30 二ノ沢北電ゲート 出発
7:50 東面直登沢出合
8:25~30 C845二股 休憩
8:40~50 C925二股 間違えたロスタイム
9:00 C950大滝 高巻く
9:55~10:05 C1160二股 休憩
10:10 C1205 涸れ沢に・・
10:40 C1350 藪突入
11:05 C1410 東尾根上
11:43 春別岳頂上
<下り>
12:10 下山開始
12:35 C1410東尾根上
12:40 C1350沢形源頭
13:05 C1205伏流地点
13:10 C1160二股
13:45~55 C990滝上 休憩
14:10 C925二股
14:55 林道出合
15:10 ゲート前駐車地点
★ 昨年のリベンジ・・・ 2014.9 沢を間違えて失敗した春別岳はこちら←クリック
長大な日高山脈に於いてその山域は、北・中・南日高と大きく三つに分類されている。
日高山脈の1000m超峰は全106座と数えているのは私の個人的選択であるが、
今回登った春別岳で76座目の登頂となり残すところ30座となった。
とりわけ幌尻岳以北の北日高1000m峰はほぼ完登したことになり、気になっていた
昨年の失敗をリベンジ出来て良かった。
★ 三つの春別・・・
道内の山で春別と名の付く山は三座ありすべて日高山脈に位置する。
チロロ岳の西5キロにある今回の春別岳(1492m)、カムエクの北に位置する春別岳(1855m)は
通称シュンベツ岳とカタカナで表現している。そして、ピリカヌプリの南西に位置する春別山(1346m)の
三座である。いずれもアイヌ語のシュム・ペツ (西の川)と(溺死する川)の二説があるようだ。
他の二座はまだ未踏なので是非早い内に登頂したいものと狙ってはいるが・・・。
★ 1ヶ月ぶりの夫婦登山・・・
今年の夫婦登山は何かと数がこなせない。
前回の夫婦登山は、7月18日に登った「天塩富士」・・・チーヤンが「2年分の藪を漕いだので
今年はもう藪山はいいわ」とつぶやいた山である。なのにまた藪山だぁ・・・
私自身は、8月すでに1度山行をしているが1483峰を超えるこれまでに経験の無い厳しい山行だった。
天塩富士もそうだったが、今回の藪山はそれに比べると楽と言うものだろう・・・。
1ヶ月振りの山行を思案した時、この気になっていた「春別岳」が浮かぶ。
沢登りが楽しめるのは、チーヤンの希望に叶う。頂上部の藪は天塩富士の比では無いからOK。
そして、新車ハイエース4号で出掛ける日高最初の山である・・・
パンケヌーシ林道 (国道から約9.4キロ地点) 二ノ沢出合の北電ゲートが登山口となる
★ 日高が日帰り・・・
自宅 5:30 出発
国道274号線から日高町を経由しパンケヌーシ林道に右折する。
林道出合は舗装路も最終民家からダートとなり約1.4キロのところにゲートと入林ポストがある。
ゲートは開放中だったが、大雨などがあると予告なく施錠される場合があるので確認すると安心だ。
ゲートから更に約8キロほど走ると右側に二ノ沢北電管理道路が有りゲートで施錠されている。
ゲート横には2~3台の駐車スペースがありここが今回の登山口となる。
登山口 7:20 到着
自宅から登山口まで2時間も掛からないのはいつもながら嬉しい。
北日高の山々が単発ならほぼ日帰りが可能なので1日空いた時の計画にはその選択肢になっている。
登山開始 7:30
東面直登沢出合 7:50
昨年の失敗を教訓にしっかりと確認した東面直登沢の出合は、北電ゲートから二ノ沢林道に入り
二つ目の橋の正面にある。
一見するとそこに沢の出合が感じられないが軽く草薮を掻き分けるとすぐに分かるだろう。
昨年出合に付けたピンクのテープがそのまま残っていて渓相もあまり変わっていなかった。
ただ心もち水量が多いのと水の冷たさを気にしながらリベンジ開始となる・・・。
出合の標高は約680m
東面直登沢に入ってすぐの渓相
★ 核心部は925二股~・・・
C800付近までは平凡なガレ沢で右岸左岸を選びながら登る。
しかし、そこからは急に斜度が増しC845二股は地形図でも分かり難いがここは素直に左へ
斜度がある分その高低差が見方によってはすべて小滝とも言えるがどれも問題なく直登する。
C925二股は本来右へ進むも高度計が合わず左へ行ってしまった。間違いにすぐに気が付き右へ
その間10分程のロスタイムとなる。
C950付近で10m滝が現れ直登は無理と判断する。
左側の樹林にしがみ付きながら高巻き、一旦滝上に下りようとしたがその上にも越えられそうにない
滝が見えたので更に藪を漕いで高巻いた。結局40mほど高巻きして滝上に下りた。
高巻きの所要は15分位だろうかC990付近の滝上で休憩する。 (9:10~20)
その後の小滝はどれも直登可能で、実際には滝と意識せずに登ってしまったかも知れない。
結局、核心部は1060mの8m滝を最後に終了し、1160二股は右に進む事にした。
1060mの8m滝は直登する・・滑りそうに見えるがスタンス・ホールドはしっかりあって登り易い
3~4mの小滝が連続するもどれも直登可能
★ 第二の核心部?・・・
C1205で涸れ沢となり1350まで沢形が続く。
その間、斜度は相変わらずキツクどんどん高度を稼ぐもシダ類や笹のトンネルがうっとうしかった。
1350で突然沢形が消え、正面には急斜面の笹原が行く手を阻んでいた。
読図が間違っていなければ1400m過ぎで尾根上に出られるので高度差は僅かに50~60mだ。
意を決して急斜度の笹に両手でしがみ付き一歩一歩登って行く。
(・・・下りで分かった事だが、ここは左手の灌木帯に登ると踏み跡があり登り易かった。)
約20分、細腕に全体重を掛けてヒーコラと直登し、ようやく尾根上に出る・・・
高度計は1410mを示していたが、どうも頂上の位置がおかしい?
予定では頂上の左手(南側)の尾根に出るはずだったから北側に頂上がなければなない。
なのに西側にその高みがある・・・
つまり東尾根上に居ることになるのだ・・・
もしかしたら1160二股を左に進めば頂上南側のコルに繋がっていたかも知れないが、
それは行って見なければ分からない。
幸いにも尾根上西側にピンクのテープが付いていてホッとした。
そして高みを目指し灌木の藪を漕ぐこと約40分。テープは頻繁に付けて行く。
この藪との戦いが第二の核心部と言えよう。
春別岳の三等三角点・・・すっかり傾いていました。
★ リベンジ成功・・・
春別岳頂上 11:43 初登頂!
贅沢なコメントをすると「登って見ればなんとなく呆気なく、こんなに簡単に登っていいの?」
と誰かに問いたくなる登頂だった。心配していた沢の核心部も一箇所だけ大きく高巻きした他は
ほぼ直登気味に楽しんで登った来れたし、藪漕ぎも1時間と掛からずに登頂出来たのは意外だった。
でも二人とも頑張って登った事に違いは無く、天候にも恵まれた初登頂は
いつもの山頂コーラで祝杯する。
多少の雲はあれど充分な眺望に満足し、もう来ることは無いだろうと惜しみながらも下山する事にした。
天候にも恵まれたリベンジ「春別岳」でした・・・
春別岳の西に位置する岩峰 1383峰は強烈な印象だった・・・
春別岳の南側に聳える端正な山は「二岐山1590m」と山座同定する
南東側チロロ西峰を背にもう一枚・・・
南東遠方に見えた山並みは、頂上では山座同定出来なかったが主峰「幌尻岳」と後で分かる・・・
北東に位置する「ペンケヌーシ岳」の雲は中々取れず残念だった・・・
★ 下山も藪で迷う・・・
下山開始 12:10
頻繁に付けたきたつもりのテープを回収しながら再び灌木の藪に突入
ところが二つのテープが判らず尾根からズレそうになった。
東尾根は痩せ尾根だが鬱蒼とした灌木で視界は悪く、通って来たはずのルートに戻れなかった。
安易に降りてしまうと急斜面なだけに間違うと大変だ!!
慎重にルートを見極め何とか次のテープを発見して難を逃れた。
登りで40分掛かった1410mの東尾根まで25分、ここから1350沢形まで5分で降りてしまった。
もうルート的に迷う事は無い。
後は慎重にでも淡々と来た沢を下って行く。
高巻いた場所も同じルートで藪を降り、直登して来た微妙な滝はすべてクライムダウン。
ロープを用意して行ったが一度も使う事無く925二股に着いた時は一様に安堵する。
直登した3~4m滝も慎重にクライムダウン・・・
登りで高巻いたこの沢の核心部は950mの10m滝
最後の滝(870mの4m滝)でツーショット
★ 満足の下山・・・
二ノ沢林道出合 14:55
北電ゲート 15:10
タイム的にはあまり余裕も無いが、明るい内に下山出来たことで自然と笑顔になる。
何より昨年読図を間違えて登れなかった山に早々チャレンジ出来、登頂出来た事が嬉しかった。
帰路はいつものように日高町の沙流川温泉「ひだか高原荘」の温泉で汗を流し
18:00自宅 に無事到着する。
約1ヶ月振りの夫婦登山も確実に一つずつ1000m超峰の未踏に挑みピークを踏んでいる。
どこまで出来るのか、どこまで付いて来てくれるのか、そしてどこまで登れるかは未知の世界。
今は、二人で登れる事の幸せを感じながら、登れる事自体に感謝しながら続けて行きたい夫婦登山
そして、帰宅して飲むキンキンに冷えたビールの咽喉越しに至福の思いが何よりである・・。
■ 山 行 日 2015年8月24日(月) 日帰り
■ ル ー ト パンケヌーシ川二ノ沢林道~東面直登沢 往復
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №9
■ 登 山 形 態 沢登り&藪漕ぎ
■ 地 形 図 1/25000地形図 「ペンケヌーシ岳」
■ 三角点・点名 三等三角点 点名「春別岳・シュンベツダケ」
■ コースタイム 登り 4時間13分 下り 3時間00分
<登り>
7:30 二ノ沢北電ゲート 出発
7:50 東面直登沢出合
8:25~30 C845二股 休憩
8:40~50 C925二股 間違えたロスタイム
9:00 C950大滝 高巻く
9:55~10:05 C1160二股 休憩
10:10 C1205 涸れ沢に・・
10:40 C1350 藪突入
11:05 C1410 東尾根上
11:43 春別岳頂上
<下り>
12:10 下山開始
12:35 C1410東尾根上
12:40 C1350沢形源頭
13:05 C1205伏流地点
13:10 C1160二股
13:45~55 C990滝上 休憩
14:10 C925二股
14:55 林道出合
15:10 ゲート前駐車地点
★ 昨年のリベンジ・・・ 2014.9 沢を間違えて失敗した春別岳はこちら←クリック
長大な日高山脈に於いてその山域は、北・中・南日高と大きく三つに分類されている。
日高山脈の1000m超峰は全106座と数えているのは私の個人的選択であるが、
今回登った春別岳で76座目の登頂となり残すところ30座となった。
とりわけ幌尻岳以北の北日高1000m峰はほぼ完登したことになり、気になっていた
昨年の失敗をリベンジ出来て良かった。
★ 三つの春別・・・
道内の山で春別と名の付く山は三座ありすべて日高山脈に位置する。
チロロ岳の西5キロにある今回の春別岳(1492m)、カムエクの北に位置する春別岳(1855m)は
通称シュンベツ岳とカタカナで表現している。そして、ピリカヌプリの南西に位置する春別山(1346m)の
三座である。いずれもアイヌ語のシュム・ペツ (西の川)と(溺死する川)の二説があるようだ。
他の二座はまだ未踏なので是非早い内に登頂したいものと狙ってはいるが・・・。
★ 1ヶ月ぶりの夫婦登山・・・
今年の夫婦登山は何かと数がこなせない。
前回の夫婦登山は、7月18日に登った「天塩富士」・・・チーヤンが「2年分の藪を漕いだので
今年はもう藪山はいいわ」とつぶやいた山である。なのにまた藪山だぁ・・・
私自身は、8月すでに1度山行をしているが1483峰を超えるこれまでに経験の無い厳しい山行だった。
天塩富士もそうだったが、今回の藪山はそれに比べると楽と言うものだろう・・・。
1ヶ月振りの山行を思案した時、この気になっていた「春別岳」が浮かぶ。
沢登りが楽しめるのは、チーヤンの希望に叶う。頂上部の藪は天塩富士の比では無いからOK。
そして、新車ハイエース4号で出掛ける日高最初の山である・・・
パンケヌーシ林道 (国道から約9.4キロ地点) 二ノ沢出合の北電ゲートが登山口となる
★ 日高が日帰り・・・
自宅 5:30 出発
国道274号線から日高町を経由しパンケヌーシ林道に右折する。
林道出合は舗装路も最終民家からダートとなり約1.4キロのところにゲートと入林ポストがある。
ゲートは開放中だったが、大雨などがあると予告なく施錠される場合があるので確認すると安心だ。
ゲートから更に約8キロほど走ると右側に二ノ沢北電管理道路が有りゲートで施錠されている。
ゲート横には2~3台の駐車スペースがありここが今回の登山口となる。
登山口 7:20 到着
自宅から登山口まで2時間も掛からないのはいつもながら嬉しい。
北日高の山々が単発ならほぼ日帰りが可能なので1日空いた時の計画にはその選択肢になっている。
登山開始 7:30
東面直登沢出合 7:50
昨年の失敗を教訓にしっかりと確認した東面直登沢の出合は、北電ゲートから二ノ沢林道に入り
二つ目の橋の正面にある。
一見するとそこに沢の出合が感じられないが軽く草薮を掻き分けるとすぐに分かるだろう。
昨年出合に付けたピンクのテープがそのまま残っていて渓相もあまり変わっていなかった。
ただ心もち水量が多いのと水の冷たさを気にしながらリベンジ開始となる・・・。
出合の標高は約680m
東面直登沢に入ってすぐの渓相
★ 核心部は925二股~・・・
C800付近までは平凡なガレ沢で右岸左岸を選びながら登る。
しかし、そこからは急に斜度が増しC845二股は地形図でも分かり難いがここは素直に左へ
斜度がある分その高低差が見方によってはすべて小滝とも言えるがどれも問題なく直登する。
C925二股は本来右へ進むも高度計が合わず左へ行ってしまった。間違いにすぐに気が付き右へ
その間10分程のロスタイムとなる。
C950付近で10m滝が現れ直登は無理と判断する。
左側の樹林にしがみ付きながら高巻き、一旦滝上に下りようとしたがその上にも越えられそうにない
滝が見えたので更に藪を漕いで高巻いた。結局40mほど高巻きして滝上に下りた。
高巻きの所要は15分位だろうかC990付近の滝上で休憩する。 (9:10~20)
その後の小滝はどれも直登可能で、実際には滝と意識せずに登ってしまったかも知れない。
結局、核心部は1060mの8m滝を最後に終了し、1160二股は右に進む事にした。
1060mの8m滝は直登する・・滑りそうに見えるがスタンス・ホールドはしっかりあって登り易い
3~4mの小滝が連続するもどれも直登可能
★ 第二の核心部?・・・
C1205で涸れ沢となり1350まで沢形が続く。
その間、斜度は相変わらずキツクどんどん高度を稼ぐもシダ類や笹のトンネルがうっとうしかった。
1350で突然沢形が消え、正面には急斜面の笹原が行く手を阻んでいた。
読図が間違っていなければ1400m過ぎで尾根上に出られるので高度差は僅かに50~60mだ。
意を決して急斜度の笹に両手でしがみ付き一歩一歩登って行く。
(・・・下りで分かった事だが、ここは左手の灌木帯に登ると踏み跡があり登り易かった。)
約20分、細腕に全体重を掛けてヒーコラと直登し、ようやく尾根上に出る・・・
高度計は1410mを示していたが、どうも頂上の位置がおかしい?
予定では頂上の左手(南側)の尾根に出るはずだったから北側に頂上がなければなない。
なのに西側にその高みがある・・・
つまり東尾根上に居ることになるのだ・・・
もしかしたら1160二股を左に進めば頂上南側のコルに繋がっていたかも知れないが、
それは行って見なければ分からない。
幸いにも尾根上西側にピンクのテープが付いていてホッとした。
そして高みを目指し灌木の藪を漕ぐこと約40分。テープは頻繁に付けて行く。
この藪との戦いが第二の核心部と言えよう。
春別岳の三等三角点・・・すっかり傾いていました。
★ リベンジ成功・・・
春別岳頂上 11:43 初登頂!
贅沢なコメントをすると「登って見ればなんとなく呆気なく、こんなに簡単に登っていいの?」
と誰かに問いたくなる登頂だった。心配していた沢の核心部も一箇所だけ大きく高巻きした他は
ほぼ直登気味に楽しんで登った来れたし、藪漕ぎも1時間と掛からずに登頂出来たのは意外だった。
でも二人とも頑張って登った事に違いは無く、天候にも恵まれた初登頂は
いつもの山頂コーラで祝杯する。
多少の雲はあれど充分な眺望に満足し、もう来ることは無いだろうと惜しみながらも下山する事にした。
天候にも恵まれたリベンジ「春別岳」でした・・・
春別岳の西に位置する岩峰 1383峰は強烈な印象だった・・・
春別岳の南側に聳える端正な山は「二岐山1590m」と山座同定する
南東側チロロ西峰を背にもう一枚・・・
南東遠方に見えた山並みは、頂上では山座同定出来なかったが主峰「幌尻岳」と後で分かる・・・
北東に位置する「ペンケヌーシ岳」の雲は中々取れず残念だった・・・
★ 下山も藪で迷う・・・
下山開始 12:10
頻繁に付けたきたつもりのテープを回収しながら再び灌木の藪に突入
ところが二つのテープが判らず尾根からズレそうになった。
東尾根は痩せ尾根だが鬱蒼とした灌木で視界は悪く、通って来たはずのルートに戻れなかった。
安易に降りてしまうと急斜面なだけに間違うと大変だ!!
慎重にルートを見極め何とか次のテープを発見して難を逃れた。
登りで40分掛かった1410mの東尾根まで25分、ここから1350沢形まで5分で降りてしまった。
もうルート的に迷う事は無い。
後は慎重にでも淡々と来た沢を下って行く。
高巻いた場所も同じルートで藪を降り、直登して来た微妙な滝はすべてクライムダウン。
ロープを用意して行ったが一度も使う事無く925二股に着いた時は一様に安堵する。
直登した3~4m滝も慎重にクライムダウン・・・
登りで高巻いたこの沢の核心部は950mの10m滝
最後の滝(870mの4m滝)でツーショット
★ 満足の下山・・・
二ノ沢林道出合 14:55
北電ゲート 15:10
タイム的にはあまり余裕も無いが、明るい内に下山出来たことで自然と笑顔になる。
何より昨年読図を間違えて登れなかった山に早々チャレンジ出来、登頂出来た事が嬉しかった。
帰路はいつものように日高町の沙流川温泉「ひだか高原荘」の温泉で汗を流し
18:00自宅 に無事到着する。
約1ヶ月振りの夫婦登山も確実に一つずつ1000m超峰の未踏に挑みピークを踏んでいる。
どこまで出来るのか、どこまで付いて来てくれるのか、そしてどこまで登れるかは未知の世界。
今は、二人で登れる事の幸せを感じながら、登れる事自体に感謝しながら続けて行きたい夫婦登山
そして、帰宅して飲むキンキンに冷えたビールの咽喉越しに至福の思いが何よりである・・。