エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

足すくむ痩せ尾根 サメ山 (佐妻山)(296ⅿ)

2024年11月16日 | 山紀行 (日高山系)
足すくむ痩せ尾根 サメ山 (佐妻山)(296m)

■ 山 行 日     2024年11月14日 (木)  日帰り
■ ル ー ト     東尾根ルート 往復
■ メ ン バ ー      夫婦登山 №10
■ 登 山 形 態      藪&林道 (登山靴)
■ 地 形 図     1/25000地形図  「御園」
■ 三角点・点名     四等三角点  点名「佐妻山 サメヤマ」
■ コースタイム     登り  55分   下り  40分
<登り>
11:55       登山口P出発
12:30       東尾根取付き
12:50       佐妻山 (296m) 頂上

<下り>
13:05       下山開始
13:20       東尾根末端 
13:35       林道出合
13:45       登山口 P



駐車した登山口から望む「サメ山」の全容だが、頂上は見えていない・・

★ 一日二座目の未知なる低山・・・
同じ新ひだか町内にある低山で、茅縫山の登山口から僅か30分ほどでこの山の登山口に着いた。
ここもみなみんみんさんたちが登ったのと茅縫山の下山がお昼前だったので、二座目に挑戦する気
になった。低山とは言え一日二座の山行は超久しぶりの事である。



歩き始めてすぐ振り返ると快晴・無風の日高を見渡す気持ちの良さ・・・


目指すは前方の山なのだが、その前のカラマツの植樹林が気になる・・・

★ ガマンの10分間・・・
植樹林の間を通る作業道に引き寄せられ、楽な道を進んでしまったが、行き止まりとなる。
写真を撮る暇が無かったので、密集したカラマツ林をお見せ出来ないが、黄葉したカラマツの葉を
身体全体に浴びながら約10分間のガマンだった。抜け出した後葉は払うと落ちるが、開いていた
ポケットやザックの隙間に入り込み、叩いて落とした。

難を逃れて次は、笹原の樹林帯に入り東尾根の末端を目指す。笹はせいぜい腰くらいで、笹藪はす
でに茅縫山で慣れっこだった。尾根の末端に着くと顕著な尾根で僅か250ⅿ足らずの高さも両サ
イドが切り落ちて高度感は半端ない。進むと更に狭くなり靴幅リッジと言う場面も所々にあった。
同時に尾根上には登山道のような鹿道もあるが、場所によっては足がすくむ程慎重に渡る所も・・

こういうところ嫌いではないので、過ぎて見れば楽しかったになるが、落ちたらケガでは済まない
斜度である。



最後の登りも鹿道だらけだった・・・

★ 二つの私製標識・・・
頂上手前にはピンテが幾つか付いていたが、その間に自分でもピンテを付けた。
顕著な尾根であるから迷う事は無いと思いがちだが、途中に小さな尾根の分岐もあった。下りでは
方向を見失い間違う事多々ありなので、付けて置くと安心である。もちろん帰りは回収する。

登り切った所に標識を見付け、初登頂を喜ぶ。
小さな標識とサメの標識の二つ。近くに並んであった・・。



手のひらサイズの標識・・・


四等三角点「佐妻山 サメヤマ」も近くにある。


初登頂 「佐妻山 (296ⅿ) 」ともう一つの標識

★ 小さな展望台・・・
木々が邪魔をして開けた展望は出来ないが、日高の低山とその奥にある山脈の山並みを望める小さ
な展望台。山座同定は出来なかったが、奥に見えた高い山はすでに雪化粧して神々しく輝いて見え
た。つかの間のピーク、山頂コーラで乾杯しエバ夫婦の短い滞在で早々下山となる。

来た道を下りて、最後はカラマツ林を避けるように植樹林の端まで歩き作業道と合流した。

下りは、僅か40分で着いた。



手の込んだ私製標識だが、あるとその前で撮ってしまうわ・・・


東側に見えた小高いピーク 恐らく「ペラリ山 (718ⅿ) 」かも?


来た道を下りて・・・

茅縫山と佐妻山の二座に挑戦。低山ながら来て良かったと二人の感想。
一日二座を登る事はほとんどない私。一座登るとその達成感で二座目に登る意欲を失ってしまう癖
がありそう。だから今回は超珍しい行動だった・・。久しぶりの夫婦登山である事、素晴らしい天
気に恵まれた事。山行タイムにも余裕があった事などが二座に挑戦出来た理由かと・・。

帰路で入った新しい「静内温泉」も久々で温まった。静内の街でケンタッキーを買って帰宅。