エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

夕張・冷水山 (702m)

2010年12月22日 | 山紀行 (増毛・夕張・芦別)
デジカメ寿命・・・夕張・冷水山 (702m)
(近場に見つけた穴場の足慣らし・・・)

■ 山 行 日  2010年12月22日(水) 日帰り
■ ル ー ト   マウントレースイスキー場南側林道「冷水線」
                         ~冷水山南斜面ルート

■ メ ン バ ー  夫婦登山 No.33
■ 登山形態   山スキー
■ 地 形 図  1/25000地形図  「夕 張」
■ コースタイム   (登り 2時間35分  下り 30分)

★ 50日振りの夫婦登山・・・
 前回の夫婦登山 No.32は、11月 2日の樽前山でした。実に50日振りとは・・・
以降、計画はあるものの休日と天候が合わなかったり急用があったりで延び延びになってしまった。
ただカウントはしないが地元の「安平山(あんぺいざん)」には、愛犬の散歩を兼ねて2度程登ったの
が唯一の気休めになっている。わが家から登れる唯一の玄関登山でもあるが、これしきでは、ストレ
ス解消とはならず悶々としていた今日この頃でした。


★ 感謝のデジカメもついに寿命・・・
2003年に購入したデジカメ「オリンパス ミュー10」。当時としては出始めのデジカメ、320万画素
も高画質と言われた時期だった。生活防水も画期的な機能だったし、液晶モニターも見やすかった。
この7年間本当にお世話になったし、思い出多い写真は数え切れない。故障しては修理にも出し、
予備バッテリーも3個買って長期の山行にも対応して来た。しかし、販売店から「ミュー10はすでに
製造中止になっていてバッテリーも販売していません」「次に故障したりバッテリーが使えなくなった
ら・・それで終りです」と残酷な宣告を受けていた。

それが、今日登山口でカメラを取り出し写そうと前面のフタをスライドしてONにしようとしたが何も反
応が無く、レンズが飛び出してこなかった。何度か繰り返したり、外気に触れずに少し暖めるとレン
ズは出たが、モニターが真っ暗のままだったりシャッターも切れなかった。
山行中も同操作を繰り返すが結果は同じ。
写真無しの山行となりました。

冬季を迎え、今後は機能に不安を持った「ミュー10」を連れては行けない。
だから本当に長い間お世話になりました(涙)。そして、沢山の記録と思い出をありがとう。
あなたにはほんとうに感謝の気持ちで一杯です。
これからは、自宅用として使える限り使わさせて頂きますのでよろしくです。


★ 林道「冷水線」からマウントレースイへ・・・
  以前、夕張に住んでいた友人から聞いていた「冷水山」林道ルートを思い出し行って見ることにし
た。ヒントは、「夕張市常盤から登るんだよ・・・」だけ。
早々地図を出して見るとそれらしき林道が冷水山の南側をかすめるように付いていた。
スキー場は12月18日からオープンしているので無闇にコース上に立ち入ることは出来ないだろう。
ルートとしては、冷水山山頂南側直下まで林道を歩き、緩斜面の南斜面を利用してスキー場コース
に立ち入りピークを踏む。・・・これだな!と出発した。


<コースタイム>
 7:55    自宅出発
 8:38    登山口到着駐車
 9:02    出発 (C280)
 9:50    C468ポコの西側で未使用のスキー場コースと出合う
10:20    スキー場スリリングライン、ワインディングコース始点
10:25    林道に戻る
11:36    冷水山 頂上 ( 登り 2時間35分 )
11:45    下山開始
12:15    登山口(林道起点)
( 下り 30分 )

★ 林道は僅かな積雪とカリカリ雪面・・・も
  林道起点の積雪は僅かに2~3cm、マイハイエースでも走行可能な積雪ですでに工事車両と
思われるタイヤ痕が付いていた。一度は車で立入るも20mほど入って引き返す。
林道入口の道路脇に駐車して歩く事にした。


★ チーヤンのスキー新調デビュー・・・
 今日は、先日購入したばかりチーヤンのスキーデビューの日でもある。デビュー戦としては残念な
積雪とカリカリ面なのだが、シーズン最初の足慣らしとしては悪路こそ新スキーの威力を発揮出来る
もの・・と割切ってもらうしかない。

スキーは 「volkl」 フォルクル149cm  金具は今まで使用しているジルブレッタ550を付ける。
ちょっと幅広のカービングスキーで非常に軽く、専用シール一体式で脱着も簡単だ。


★ 林道にアップダウン無し、登り一辺倒で下りが楽しみ・・・
林道幅は3~4m程で広くはないが、登り一辺倒だからフカフカの新雪が積っていれば下りのスキー
を充分楽しめそうな斜度が続いている。今日は、先日の雨でカリカリになった雪面の上積雪も少なく
更に車の走ったタイヤ痕で歩き難いが我慢する。

林道上の中間地点に468m標高点のポコ山があり、その手前の北側にスキー場コースと思われる
雪原に出合う。モービルで走った跡が残っていてレースイまで続いているように見えた。一応ポコを
グルッと回り込む林道を歩いて来ると再びコースと出合い、まだ使用していないコースに立入って見
た。少し登ると地形図には載っていないがリフト乗り場に出合い遠くでスキー場から流れる音楽が聞
こえる。自分たちが登って来たコースは「ワインディングコース」という表示があったが積雪は10cm
ほど・・一部のコースしかオープンしていなようだった。コースを逆走して登れば頂上も近いが、無断
立ち入りで注意される事を考えて林道に戻る。
更に40分ほど歩いたところで冷水山頂上の南側に辿り着き、ここから林道から離れて頂上に近い
コース上を目指すことにした。まだ笹が見える僅かな積雪もなんとかスキーで進むことが出来た。
10分程でコース直下に着き慎重に登ってコースの網を潜りコース内に立入る。ちょっとドキドキした。
頂上直下のコース上だったが、ここもまだ未使用のままですぐ下のリフトが稼動してスキーヤーが利
用していた。早々にコースを逆走し10分程で三角点に辿り着く。スキー場頂上のゴンドラもまだ営業
していないようで誰も居なかったのは幸いだった。


★ チーヤンは初登頂・・・
スキー場には、何度か来ていて頂上ゴンドラも利用しているが、頂上三角点はゴンドラ終点駅より
低い小さなポコにあり通常スキーヤーは立寄らない場所だ。私は、夏道も含めて登山として登頂し
ていたがチーヤンはまだ未踏だった。
林道偵察のつもりで来ただけに登頂出来たのはうれしい誤算だ。


★ 別世界の夕張岳・・・
山頂からは、低い雲が垂れ込めるも夕張岳が頂上部だけ雲に隠れて姿を見せてくれた。異様なまで
に白く人を寄せ付けない厳しい山魂と神々しい神秘な場所にも見えた。
来月予定しているヒュッテの屋根の雪下ろしがあるが、どれだけ厳しいのか想像がつく。


★ アッという間の下山・・・
下山は、スキー場コースを使わせて頂き468m標高点まで降りる。稼動しているリフトを過ぎるところ
から未使用のコースに立ち入りそそくさと滑り降りた。すると下から雪上車が登って来てかち合う。
注意されるかな?とドキドキだったがそのまま立ち去って胸を撫で下ろす。
林道に戻ってからは、固い雪面に注意しながらも降りてしまえば頂上から僅かに30分で着いてしま
った。


足慣らしとしては、充分な一日となって下山後に細かい雪が降り出した・・・・。
久しぶりの報告が出来てまずはホッとする。