三段山オフミメンバーとの山行・・・
芦別の低山もピリリと辛い・・・尻岸馬内山 (772m)
■ 山 行 日 2015年12月27日(日) 日帰り
■ ル ー ト 北東尾根ルート
■ メ ン バ ー 山ちゃん、タッチ、マグさん、スエさん、シゲさん、エバ
■ 登 山 形 態 スノーシュー登行
■ 地 形 図 1/25000地形図 「島ノ下」
■ 三角点・点名 二等三角点 点名「シリキシオマナイヤマ」
■ コースタイム 登り 3時間55分 下り 1時間45分
<登り>
09:40 林道出合出発
13:35 尻岸馬内山頂上
<下り>
13:45 下山開始
15:30 国道出合
山ちゃんのGPSログよりお借りしました
★ 三段山オフミから・・・
HYMLの三段山オフミに参加していつものように温泉と料理と酒と山を楽しみ、集まった
仲間たちと気軽に語らう山談義の心地良さは、決して来る者を裏切らないイベントであると思う。
更にこの会には参加者に対する縛りは何もなく個々が思うがままの行動が許され、どの山に
行こうが行くまいが温泉と酒と料理のみ楽しむ湯治型参加もOKな集まりなのだ。
それはある意味インターネット上で知り合った同士ならではの「組織」に拘らない個人の集まりで
束縛しない自由な行動はすべて自己責任に於いて成す会なのだと理解している。
今回の参加は、HYML新会員のシゲさんを誘い「雪山テント泊」「スノーシュー訓練」などを中心に
三段山オフミを通じて多くの良き仲間と知り合い、増々山への思いが強くなれば・・・と期待も込めて
参加した。
例年天気に恵まれないオフミが多く、今回も三段山や前十勝のピークを踏めずお誘いしたシゲさんには
物足りないオフミで終わってしまうのか?・・・と思っていたが、偶然にもスノーシューグループだった
山ちゃんたちが最終日の27日に「尻岸馬内山」に登ると言う話を聞いて同行を申し出ると快くOKが
出て参加させてもらう事になった。
★ 尻岸馬内山・・・
オフミ会場で地形図を見せて頂くも具体的にどこにある山なのかピンとせず今回はただ付いて
登る山行にしよう・・・とピークハントとラッセル要員に徹する事にした。
標高は772mの低山で登行距離は3~4キロだろうか? 尾根上を忠実に辿るルート取りで2時間半
位だろう読んでいたのは山ちゃんのお話。それなら新人のシゲさんも付いて行けるかなとシゲさんにも
確認してお誘いした。
27日当日のみスノーシューで参加希望の上富良野在住のスエさんと白銀荘前で合流。
悪天候の中参加者はそれぞれのコースに分かれて準備をしているが、どのチームも基本は山スキー。
山ちゃんの計画をお話すると是非参加させてほしいとの事で一行6名に増えた。
スエさんはすでに登頂している山と聞き心強い助っ人が加わってピークが近くなったように勝手に
喜ぶのは私だ。
さて、尻岸馬内山・・・この山の読み方は諸説あるようだ。
「しりきしうまないさん」「しりきしうまないやま」「しりきしおまないやま」とネット上で見つけた読み方である。
登るルートも北東尾根の他、山名でもある尻岸馬内川側から登る南尾根ルートもあるようだ。
スエさんが登ったルートは南尾根らしい。
帰宅後、改めて地形図を広げ場所とルートを確認して見た。
中富良野の西側で空知川と並行するJR根室線を挟んだ西側に位置し、北東尾根ルートを辿ると
丁度中間地点の真下にJR線の島ノ下トンネルが通っていると分かる。
周辺の西側には「野花南岳905m」南西には「近藤山877m」そして西側には
「夕暎山ゆうばえやま846m」などが点在し低山ながら登行意欲の湧く山容に惹かれてしまった。
★ ゲスト・・・
山ちゃんに「おんぶにだっこ」だから地形図も持たず、記録も取らずに着いて行くだけに徹した。
まったくゲスト気分のハイキングルートと軽く見ていたのは私だけでは無かったと後で知る。
登山口は、国道38号線空知川に架かる「滝里大橋」の袂にある林道出合。
駐車する場所がないため、約600m離れた滝里大橋を渡った先の大きな駐車場に停めた。
撮影 シゲさん
撮影 シゲさん
★ 深雪のラッセル・・・
車の運転手3人は少し遅れて出発。
林道出合から深そうなラッセルのトレースに続き200mほど歩き早々に北東尾根に取付いたようだ。
先行する山ちゃんたちの苦戦する様子が後ろから伺える。急斜度のフカフカの雪で踏んでも固まらず
崩れ落ちる。なんとか登り切るとあとは忠実に尾根上を辿るも徐々に雪は深くなり最大で腰くらいまで
埋まった。
スノーシューを履く足が上がらずラッセルの交代は早めだ。
更に強い風雪は北風でまともに受けると顔が痛い。(凍傷になるかと思った)
2時間位登った時、タッチから「丁度この下にトンネルがあるところだね・・・」と聞いた時愕然とする。
トンネルってまだ半分って事?・・・頂上まで2時間半じゃないの?
確かに深雪のラッセルで時間を要しているが、もしかして4時間コースと計算すると厳しい山行が脳裏を
過ぎる。天候も益々悪くなり吹雪いて視界が無い。いつ「中止」の指示が出てもおかしくないのにリーダー
山ちゃんから聞く事は無かった。普段GPSを使わない私ならすでに撤退した山行である。
★ 6名の総合力・・・
最後の最後に先頭でラッセルした私だったがいよいよ足が上がらなくなり5mも進まずに交代してもらう。
まったく情けない話と自分の不甲斐なさを恥じる。
しかし、新人シゲさんは元気だった。
唯一の女子マグちゃんも冬山は初心者と聞くがパワーある足取りである。
山ちゃんを神と崇めるタッチはさすがに力強い。その神リーダー山ちゃんは別格の強さ。
ひとり輪カンジキのスエさんは、カンジキのトラブルもあったが余裕の歩きである。
今回の山行はこの6名が居なければ登頂は愚か半分も登らずに敗退していただろう。
正に総合力で成した登頂だったと振り返る。
無事下山した30分後には日没となり暗くなったのでギリギリの山行であったと胸を撫で下ろす。
撮影 タッチ
撮影 マグ (シゲさんの携帯)・・・良く頑張ったシゲさんと私
★ シゲさん、冬山初ピーク・・・
まずはシゲさん、登頂おめでとう!
無理やりお誘いした訳ではないけれど、これほど体力があるとは思っていませんでした。
本当に良く頑張って価値ある登頂だったと思います。
一歩一歩歩を進めれば必ずその先に結果が着いてくるものです。
これを機に増々山にハマる事を期待しています・・・。
撮影 タッチ
撮影 タッチ ・・・下山時にトレースを見失い再び深いラッセルをした私
撮影 シゲさん ・・・無事下山も日没ギリギリだった
撮影 シゲさん ・・・滝里大橋を渡りながら振り返るも本峰は見えない (左側の山を登った)
★ お礼・・・
山ちゃん始め同行の皆様、お疲れ様でした。
飛び入り参加も快く同行させてくれてありがとう、楽しい山行でした。
山ちゃんでも計算が狂う事もあるんだな?なんて騙されたとも怨んでもいませんよ(笑)
今回の写真はすべてメンバーが撮ったものです。
最後の最後までゲストに甘んじてピリリと辛い山行も本当に楽しい時間でした。
このサイトを通じてお礼申し上げます。そしていい年をお迎え下さい。
山ちゃん、ありがとう・・・。
山ちゃんのHP「ゆっくり歩きで低山を楽しむ」・・尻岸馬内山はこちら
芦別の低山もピリリと辛い・・・尻岸馬内山 (772m)
■ 山 行 日 2015年12月27日(日) 日帰り
■ ル ー ト 北東尾根ルート
■ メ ン バ ー 山ちゃん、タッチ、マグさん、スエさん、シゲさん、エバ
■ 登 山 形 態 スノーシュー登行
■ 地 形 図 1/25000地形図 「島ノ下」
■ 三角点・点名 二等三角点 点名「シリキシオマナイヤマ」
■ コースタイム 登り 3時間55分 下り 1時間45分
<登り>
09:40 林道出合出発
13:35 尻岸馬内山頂上
<下り>
13:45 下山開始
15:30 国道出合
山ちゃんのGPSログよりお借りしました
★ 三段山オフミから・・・
HYMLの三段山オフミに参加していつものように温泉と料理と酒と山を楽しみ、集まった
仲間たちと気軽に語らう山談義の心地良さは、決して来る者を裏切らないイベントであると思う。
更にこの会には参加者に対する縛りは何もなく個々が思うがままの行動が許され、どの山に
行こうが行くまいが温泉と酒と料理のみ楽しむ湯治型参加もOKな集まりなのだ。
それはある意味インターネット上で知り合った同士ならではの「組織」に拘らない個人の集まりで
束縛しない自由な行動はすべて自己責任に於いて成す会なのだと理解している。
今回の参加は、HYML新会員のシゲさんを誘い「雪山テント泊」「スノーシュー訓練」などを中心に
三段山オフミを通じて多くの良き仲間と知り合い、増々山への思いが強くなれば・・・と期待も込めて
参加した。
例年天気に恵まれないオフミが多く、今回も三段山や前十勝のピークを踏めずお誘いしたシゲさんには
物足りないオフミで終わってしまうのか?・・・と思っていたが、偶然にもスノーシューグループだった
山ちゃんたちが最終日の27日に「尻岸馬内山」に登ると言う話を聞いて同行を申し出ると快くOKが
出て参加させてもらう事になった。
★ 尻岸馬内山・・・
オフミ会場で地形図を見せて頂くも具体的にどこにある山なのかピンとせず今回はただ付いて
登る山行にしよう・・・とピークハントとラッセル要員に徹する事にした。
標高は772mの低山で登行距離は3~4キロだろうか? 尾根上を忠実に辿るルート取りで2時間半
位だろう読んでいたのは山ちゃんのお話。それなら新人のシゲさんも付いて行けるかなとシゲさんにも
確認してお誘いした。
27日当日のみスノーシューで参加希望の上富良野在住のスエさんと白銀荘前で合流。
悪天候の中参加者はそれぞれのコースに分かれて準備をしているが、どのチームも基本は山スキー。
山ちゃんの計画をお話すると是非参加させてほしいとの事で一行6名に増えた。
スエさんはすでに登頂している山と聞き心強い助っ人が加わってピークが近くなったように勝手に
喜ぶのは私だ。
さて、尻岸馬内山・・・この山の読み方は諸説あるようだ。
「しりきしうまないさん」「しりきしうまないやま」「しりきしおまないやま」とネット上で見つけた読み方である。
登るルートも北東尾根の他、山名でもある尻岸馬内川側から登る南尾根ルートもあるようだ。
スエさんが登ったルートは南尾根らしい。
帰宅後、改めて地形図を広げ場所とルートを確認して見た。
中富良野の西側で空知川と並行するJR根室線を挟んだ西側に位置し、北東尾根ルートを辿ると
丁度中間地点の真下にJR線の島ノ下トンネルが通っていると分かる。
周辺の西側には「野花南岳905m」南西には「近藤山877m」そして西側には
「夕暎山ゆうばえやま846m」などが点在し低山ながら登行意欲の湧く山容に惹かれてしまった。
★ ゲスト・・・
山ちゃんに「おんぶにだっこ」だから地形図も持たず、記録も取らずに着いて行くだけに徹した。
まったくゲスト気分のハイキングルートと軽く見ていたのは私だけでは無かったと後で知る。
登山口は、国道38号線空知川に架かる「滝里大橋」の袂にある林道出合。
駐車する場所がないため、約600m離れた滝里大橋を渡った先の大きな駐車場に停めた。
撮影 シゲさん
撮影 シゲさん
★ 深雪のラッセル・・・
車の運転手3人は少し遅れて出発。
林道出合から深そうなラッセルのトレースに続き200mほど歩き早々に北東尾根に取付いたようだ。
先行する山ちゃんたちの苦戦する様子が後ろから伺える。急斜度のフカフカの雪で踏んでも固まらず
崩れ落ちる。なんとか登り切るとあとは忠実に尾根上を辿るも徐々に雪は深くなり最大で腰くらいまで
埋まった。
スノーシューを履く足が上がらずラッセルの交代は早めだ。
更に強い風雪は北風でまともに受けると顔が痛い。(凍傷になるかと思った)
2時間位登った時、タッチから「丁度この下にトンネルがあるところだね・・・」と聞いた時愕然とする。
トンネルってまだ半分って事?・・・頂上まで2時間半じゃないの?
確かに深雪のラッセルで時間を要しているが、もしかして4時間コースと計算すると厳しい山行が脳裏を
過ぎる。天候も益々悪くなり吹雪いて視界が無い。いつ「中止」の指示が出てもおかしくないのにリーダー
山ちゃんから聞く事は無かった。普段GPSを使わない私ならすでに撤退した山行である。
★ 6名の総合力・・・
最後の最後に先頭でラッセルした私だったがいよいよ足が上がらなくなり5mも進まずに交代してもらう。
まったく情けない話と自分の不甲斐なさを恥じる。
しかし、新人シゲさんは元気だった。
唯一の女子マグちゃんも冬山は初心者と聞くがパワーある足取りである。
山ちゃんを神と崇めるタッチはさすがに力強い。その神リーダー山ちゃんは別格の強さ。
ひとり輪カンジキのスエさんは、カンジキのトラブルもあったが余裕の歩きである。
今回の山行はこの6名が居なければ登頂は愚か半分も登らずに敗退していただろう。
正に総合力で成した登頂だったと振り返る。
無事下山した30分後には日没となり暗くなったのでギリギリの山行であったと胸を撫で下ろす。
撮影 タッチ
撮影 マグ (シゲさんの携帯)・・・良く頑張ったシゲさんと私
★ シゲさん、冬山初ピーク・・・
まずはシゲさん、登頂おめでとう!
無理やりお誘いした訳ではないけれど、これほど体力があるとは思っていませんでした。
本当に良く頑張って価値ある登頂だったと思います。
一歩一歩歩を進めれば必ずその先に結果が着いてくるものです。
これを機に増々山にハマる事を期待しています・・・。
撮影 タッチ
撮影 タッチ ・・・下山時にトレースを見失い再び深いラッセルをした私
撮影 シゲさん ・・・無事下山も日没ギリギリだった
撮影 シゲさん ・・・滝里大橋を渡りながら振り返るも本峰は見えない (左側の山を登った)
★ お礼・・・
山ちゃん始め同行の皆様、お疲れ様でした。
飛び入り参加も快く同行させてくれてありがとう、楽しい山行でした。
山ちゃんでも計算が狂う事もあるんだな?なんて騙されたとも怨んでもいませんよ(笑)
今回の写真はすべてメンバーが撮ったものです。
最後の最後までゲストに甘んじてピリリと辛い山行も本当に楽しい時間でした。
このサイトを通じてお礼申し上げます。そしていい年をお迎え下さい。
山ちゃん、ありがとう・・・。
山ちゃんのHP「ゆっくり歩きで低山を楽しむ」・・尻岸馬内山はこちら